2014/06/17

ドイツのチャレンジ:続

 ブログ主たる私はこれまでもドイツのエネルギー政策を「チャレンジ」と呼んできた。ドイツのアプローチをを否定するのではなく、文字通り挑戦だなと考えているということだ。毎日新聞ウェブ版の記事、「ドイツ:脱原発…前世紀の燃料採掘で光発電施設立ち退きも」の内容は、挑戦が挑戦たる状況を露呈したものと言えると思う。

 特に新たに付け加えるべきコメントはない。私の中にあっては、理想と現実が明確に分離されているだけだ。ドイツの理想には共感するが、その理想にリアリティがないと私の中の現実が今も昔も囁き続けている。脱原発には共感するが、愚劣な二分法レッテル貼りに従えば私は原発推進であることに間違いはない。が、そこに論理的矛盾は一切ないのだ。矛盾を隠ぺいしようとしたり見ないようにするのは良し悪しを別にしても偽善は偽善、自分の考えへの同意を他者に求める行為はNGだ。「仁」、「義」、「礼」、「智」、「誠」諸々を伴わないが故である。

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