2022/02/11

ここはどこだ?

 Change.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」の件、である。

 ここはゴールではなく、スタートでもない。ここは・・・どこだ?

 一人のイキり者、今やここに立つ・・・なんてだけのことなら本当に寂しいねぇ・・・

と、賛同者15万人到達を見届けて書く予定だった・・・20万人に届いたら・・・また上限を増やすのかね・・・さすがにもう気づく人の方が多いでしょう・・・

弁護士達は大忙し!

  先行するエントリで触れたChange.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」の件、動きがあった。

 請願への賛同数が12万人を超えた段階で、発起人より新しいコメントが出た。なお、発起人の使用する仮名については突っ込まない。先のエントリでやんわりと触れた通り、この発起人の文章の内容は具体性を欠くふわふわしたもので、論理性が極めて弱く、その内容の信頼性も乏しい。全く、この仮名の価値も落ちたものだ。

 さて、 

新しいコメント内で発起人は「EA社のEULA(エンドユーザーライセンス)契約が、彼ら(EA社)を集団訴訟から守るかも知れないと、私は気づいた」と記している。主語は「I(私)」なので、発起人自身が弁護士などでない限り良くも悪くも素人判断の可能性がある。と言うより、この種のEULAの内容はこの20年で急激に変化、洗練されてきており、大手のゲームディストリビュータ(ゲーム販売会社)のそれがユーザによる自らへの集団訴訟を許容するような余地を残しているとはそもそも思えない。EULAの作成に弁護士達は一時的に大忙しだった筈だ。

 加えて、新しいコメント内で集団訴訟の有無については全く言及されない。集団訴訟がない可能性を匂わすだけだ。真ん中付近の御託は読んでも意味が無い。この部分は一種倫理的な一般的事項に言及しているだけであり、具体性は無く、当然ながら法的に意味ある記述も無い。もし文章を読みながらつまらないところで眠っていられる人がいらっしゃるなら、その稀有の才能を発揮すべき格好の文章だ。読みながら眠っていても良い部分の内容を受け入れた上で「ではこうして欲しい」というのが請願としては建設的だが、受け入れるべき内容についてギャーギャー言うだけのこの文章はそれとは程遠い。「EAガー!」と世界中で15万人が散発的に声を挙げてもねぇ・・・という話だ。

 んで、伝家の宝刀「上院議員」という単語の登場だ。そこ、ちゃんと具体的に頼む。

 なお、新しいコメント中には「EAの経営執行委員会へ」で始まる段落がある。先のエントリでも触れたが、請願の宛先にEAは入っていないんですが。

2022/02/09

来たかな?第一波

 ゲームの販売がダウンロード主流となることでいずれは起きると言われてきたのが、「返金(Refund)」に関わる訴訟沙汰だ。ダウンロード版を他の人間に売るためのチャンネルが個人間取引に実質的に限られていることが、その理由の筆頭に挙げられてきた。パッケージ版ならば中古ゲームショップに売っぱらうことで購入費の一部なりともを取り返すこともできようが、ダウンロード版はそうはいかない。

 これまでは色々なゲームに対するさざ波レベルの動きのみだったが、ついに一波目が来たかもしれない。下記の請願自体が全体として予測された事態のミニチュアの如き展開、小さな多数のさざ波から一つのうねりへと変わりつつある・・・請願への賛同者は最初の3週間でたった500人だったが、今や500人なんぞの賛同者の増加には1時間も要らない。

 それが、Change.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」だ。本件がこれまでのケースと一味違うところは、請願内に

Suppose this petition receives 50K signatures or more. In that case, one of the best class-action lawsuit lawyers in the country is willing to take our case against EA.

との記述があることだ。本当のことを書いているのか疑わしくも思える曖昧な書きぶりだが、「5万人以上の署名が集まれば、全米屈指の集団訴訟弁護士のうちの一人がEAに対する我々の訴訟を引き受ける(かもね)」ぐらいな意味には取れてしまう。訴訟に至ることをさも確定事項のように扱うネット上の声やごく一部の報道は既に要らぬ混乱の種を撒いている可能性があるように見えるのは本当に上手くない感じだけどね。

 それはさておき、請願者数は既に5万人を超え、直近でも500人以上/時間のペースを維持している。となると状況のフェーズは一つ上がる。

 訴訟を引き受ける辣腕弁護士は・・・本当に現れるのかい?あと、宛先にEAが入ってないんだけど、それで良いの?なーんか変な、或いは何も考えてない感が結構あるんだよね、この請願。

2022/02/06

PC周り、ケーブルは減ったか?

 業務復帰直後、リモートワーク対応のノートPCが速やかに会社より支給された。ただノートPCというのはキーボードも画面も顔に近く、老眼の敵と言っても良い。150%表示不可避などとなれば、高解像度液晶画面も宝の持ち腐れだ。作った老眼対応の近々用眼鏡(下側がキーボード向け30cm、上側がスクリーン向け60cm)の効果は抜群なのだが、矯正の度合いが強いようで直ぐに頭痛を起こしてしまう。

 で、自宅で取った対応は、キーボード、マウス、大き目のディスプレイに接続してしまうことだ。自宅には私物のミドルタワーPCで使っているキーボード、マウス、ディスプレイが既にある。しかもケーブルレス化の間最中だった。

 マウスに始まって入力デバイスの無線化は早い方だったとの認識なのだが、ゲーム熱が高まった時期に操作遅延を嫌って有線の高価格帯品(要はゲーミングデバイスだ。頑丈さやスイッチ類の信頼性はゲーム以外でも価値がある)にいったんシフトしていた。しかしゲーム熱も冷め、さらにBluetoothを用いれば特定の入力機器を複数のPCとペアリングできるようになってきている昨今、その便利さを享受しない手はない。早速、自宅のキーボードやマウスは、私物のPC、会社支給のPCともにBluetoothでペアリングしてしまった。1枚しかないディスプレイはさすがにHDMIケーブルのルーティングをセレクター経由で切り替える必要があるが、入出力に関して私物のPCの慣れたポジショニングがリモートワーク用PCでもそのまま使えるのは大きい。しかも入力機器の接続PCの変更は、それぞれのデバイスでスイッチひとつを押せば済む。

 ちなみにオフィスではPC2台持ち状態になる。リモートワーク用のノートPCと、技術計算用のデスクトップPCだ。自宅と似たPC構成だし、机上にキーボードとマウスを2組と言うのも芸が無いので、自宅と同等の入出力環境を整えた。

 さて本題に戻ろう。自宅のPC周りのケーブルの「本数」は減ったのか?答えは変わらなかった、だ。キーボードとマウスから延びるUSBケーブルは2本減ったが、入力機器の充電用ケーブルがミドルタワーPCからハブを介して新たに2本延びる(ぶら下がる)状態となってしまった。手元はすっきりしたものの、私物のPCの周囲は更にケーブルだらけとなってしまった訳だ。なんともはや・・・過渡期感が半端ないねぇ。

Lightningは私物のiPod達やiPhone用のバックアップ、同期用に昔から使ってるものだけどねぇ・・・