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2015/10/28

NHKって本当に駄目になったんだねぇ

 先の日曜日に放映された「新・映像の世紀」は酷かった。何が酷いって「語り」に客観性が全く欠けている。戦争の現実に対して「悲惨な」などと修飾子を付けられるのは「当事者の証言」までが限界、第三者にして案内人であるべき「語り」がそれを使ってはいけない。

 機会があって最近昔の「NHK特集」を何本か観たのだが、「語り」の冷徹なまでの客観ぶりはうっかり驚いてしまうレベルだ。対して「当人の口から語られる証言」は実に生々しい。視聴者はその生々しさゆえに証言者に感情移入しがちだが、「語り」が「自らが第三者たる視聴者」に過ぎないことを思い出させる。調査報道の類は、主観と客観との間を視聴者に行き来させてナンボだと思う。そういう意味で、昔の「NHK特集」のスタイルは機能的であり、かつ作り手の知性も感じさせられる。きっと、デキる人間が制作していたのだろう。

 一方、最近の「NHKスペシャル」は本当になってない。これは、作り手側にその種の知性が無いからだろう、 「新・映像の世紀」を観てそう確信した。京都大学出身の某大学教授(10年前に退官)なら、酒も入っていないのに「ナンセンス!」を連発しかねない、酷い台本ですわ。

そう、意味が無いのですよ。

感傷的で非論理的で知性も感じられない独り言もどきを公共の電波で垂れ流す、そしてそれを恥ずかしいとも思わない感性の持ち主が作り手である・・・受信料ってなんだろうって本当に心から思うようになりましたよ。

 あと、執拗なまでの英国下げにはげんなり。事実を事実として客観的に伝える限りは「下げ」とはならないのだが、客観性を放棄した「語り」に語られてもねぇ・・・これは底の浅いプロパガンダに極めて近い肌合いのものだ。音声の無い記録映像への明らかな後付け音声にもげんなり。それは明らかな演出で、客観性の放棄ですよ。

2015/03/16

片翼帰還伝説、再び!

 TV報道の民主党議員の国会での質問にうんざり。アベノミクス、と言うか現行の日銀の金融政策のミソは「基本に忠実、現実経済に則って馬鹿なことはしない」に尽きる。統計は嘘、経済学も嘘、故に経済状況に対する統計は大嘘、それを自分に都合良く引用するのはクソ、それだけだよ。日本経済や国民生活が重要なら、そんな質問しない方が良い事ぐらい分かりそうなもの。分からないんだろうね。

 さて、それはさておき、片翼帰還伝説がまた生まれたようです。 F-15&F-16はもはや名機と言って問題ないでしょう。近代における有名な「片翼帰還伝説」と言えば、イスラエル空軍(イスラエル航空宇宙軍)のF-15。パイロットは着陸してから片翼が全くないことに気付いたそうです。

 このエピソードにはオマケがあって、着陸後にF-16パイロットの一人に「機体を交換してくれ」と懇願されたとか。

 が、F-16だって実は凄かった。
 この写真は訓練飛行中の空中衝突後、自力で飛行して見事に帰還したF-16だそうです。ちなみに、空中衝突した相手の機体はパイロットが脱出(ベイルアウト)したため墜落しています。

2015/02/24

映画「コマンド戦略」のモデル、第一特殊部隊のドキュメンタリー

 映画「コマンド戦略」は、米国-カナダ連合部隊である第一特殊部隊の編成からイタリア戦線での活躍までがモデルとなっている。映画の原題の"The Devil's Brigade"は直訳すれば「悪魔の旅団」だが、これは実際にドイツ軍が第一特殊部隊を「黒い悪魔」と呼んだことにちなむと言う。

 これはその第一特殊部隊のドキュメンタリーだ。訓練キャンプの実際の光景など、映画中のそれらのイメージとほとんど違和感が無いのには少し驚かされましたよ。