2022/12/29

2022 - 2023

 プロジェクトは未だ終わってもいないし、辞めてもいない。2160pのオリジナルのイメージはこちら(グーグルドライブ)からどうぞ。

 今年の最期はアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」に持ってかれた感じ。音楽モノは基本ハズレが少ないというのが認識だが、本作については楽曲の質の高さ、他の要素との親和性・整合性のレベルの高さがまず桁違い。作り手の熱?にもあてられてか、第一話の虹夏がひとりの手を引いて公園から連れ出すシーン辺りでもうメロメロって言うね。
 
 最終回にも新曲ぶち込んでくるとはなぁ・・・と言うか、途中からきっとそうくるだろうなぁと期待させられたのも事実。が、ラストにもう一発あるとかね。それも予想と言うか、まさに「それ」を早くから期待していた人も多かったのは、送り手-受け手感のシンクロニシティっぽくて個人的には興味深かった。まぁ、分かる人は一話の段階で最終話のサブタイトルぐらいは予測できた筈、私はアジカンはほとんど聞いていないのでいきなりは予測できませんでしたねぇ。

 片や、Future Funkの文脈でこんなのばっかり聞いていた時期も・・・

2022/12/25

2022年は我が家のミニPC元年

 今回の話は「散財」と言われても仕方ない。この冬、我が家には2台のミニPCが導入された。1台は用途が無くなり処分済のノートPCの後継品、もう1台は使用中だが処分予定の古いデスクトップPCの後継品だ。ただし購入したPCは3台だ、あれ?

 さて、先行するエントリでIntel i5-1235U搭載のBeelink SEi12ミニPC(メモリ32GB)の購入について触れた。が、コレ、入手したその日にはHDMI画面出力が出なくなって実質的にお亡くなりになってしまった。CMOSクリア実行から始めて色々と回復に務めたものの、割と早い段階で心折れてしまった。保証期間内なので返却・交換も考えたが、分解したい欲求には勝てず、購入から3日で起動ドライブもメモリも外されたベアボーン機状態となった。来年早々には、地方自治体の電子機器リサイクルボックスに放り込まれるだろう。まぁ箱出し時にケース内に謎のネジ1本が入っていた時点で、この顛末の可能性を考えておくべきだったのだろう。

 分解して分かったのは、まずマザーボード基盤への端子コネクタ取り付けの雑さだ。コネクタに横方向の力が加わると半田が割れたりはがれたりしそうな付け方となっている。HDMI出力の不具合も端子の抜き差しのタイミングで発生したので、マザーボードへの端子の取り付け周りがその原因の可能性が捨てきれない。

 次いで、本製品の魅力の一つは間違いなくミニPCの名に恥じないコンパクトさだが、その熱設計(冷却設計)はIntel i5-1235Uの発熱量に対してはほぼ限界設計と呼んで良いものではないかと思う。ここで「限界」とは、CPUの冷却に関わる機器のうち一つでも不具合を起こすと爆熱(冷却不足)か爆音(過剰な冷却)となりそうだ、という意味だ。温度センサの取り付け方も上記の端子の取り付けと同様に雑なので、温度センサが所定の位置から外れることで冷却系の制御がおかしくなっても驚かない。あと、高出力時の冷却ファンの音はゲーミングノートPCでありがちな「吐息のような音を全力運転前後に伴うひゅーん」といった音で、個人的にものすごく苦手なタイプだ。

 続いて登場のPCはIntel i5-8279U搭載のBeelink SEi8(最終的にメモリ32GB)だ。使用目的に照らすとSEi12がややオーバースペック(cinebench R23マルチで約6800ポイント)だったこと、SEi12から外したメモリなどが再利用できることから、最小構成で購入した。先に書いて置くと、こちらは極めて安定して動作していて、メモリ交換のために分解した範囲から判断する限り、ケースがほぼ同寸のSEi12に比べれば熱設計には余裕がありそうだ。高出力時のみ発生するファン音は「さー」といった感じで気に障るようなところは無い。「さー」以外の音は実質しないので、「”ほぼ”無音」といった製品の謳い文句はまぁ許せる範囲だ。が、「無音」は嘘だ。

 ところで本PCの問題は、使用目的に対する能力不足、厳密には能力の余裕がゼロな点だ。Intel i5-8279UはCPU単体では使用目的に対して30%以上の余裕がある筈なのだが、出力上限が28Wに制限(最大クロックがベースクロック相当?cinebench R23マルチで3180ポイント)されていること、ネットワーク周りの機器のオーバーヘッドが事前予測より高かったことから微妙な性能となってしまったようだ。CPU使用率がほぼ0%の時間と100%の時間との間を行き来するような稼働状況となるため、色々と寿命が早く来そうで嫌な感じなのだ。つまり耐久性に不安が付きまとってしまう。そこで3台目のPCの登場となる。

 最後のPCはAMD Ryzen 9 5900HX搭載のMINISFORUM EliteMini HX90だ。実はBeelink SEi12が私の初Intelヘテロジニアスコア搭載機で、本PCは私の初AMD製CPU搭載機だ。なお、本機の後継品は本日発売開始だったかと思う。

 「手のひらに乗る」といった感じのBeelink社製品と比べると本製品はかなり大きく感じる。容積的には5倍は固い。Ryzen 9 5900HXの能力(cinebench R23マルチで約6800ポイント、バーストモード時は時間制限はあるが約13000ポイント)は使用目的に対しては十分だ。実際、使用目的に沿った運用時の最大負荷は約30%であることが確認できている。高負荷時(厳密にはバーストモード時)のファン音は静音寄りのタワーケースPCと大差ない。実際の寸法までは確認していないが、そもそものファン径が大きいこともその原因だろう。対してSEi8の冷却ファンはノートPCに多いシロッコファン、SEi12ではCPU用のシロッコファンに加えてケース内冷却用に直径2cmぐらいの小さなファンが使われている。

 なお、今朝からMINISFORUM EliteMini HX90が処分予定PCの後継機のトライアルに入った。

 かつてはデスクトップPCとノートPCとをそれぞれ1台ずつ、というのが私のPC運用スタイルだった。が、従来ノートPCに担わせていた機能の大部分をAndroidタブレットに移行したことで状況が変わった。ノートPCは持ち出されることが無くなって据え置き機化し、さらに在宅勤務を機会に導入したモバイルディスプレイ(基本的に会社からの貸与PCを接続するだけなので、仕事時以外は余り)が使える状況では、ディスプレイ一体型(=別途ディスプレイを用意する必要が無い)というノートPCのメリットは実質無くなってしまう。特にディスプレイ解像度やサイズが小さいノートPCが据え置き機化すれば、より大画面、高解像度の外部ディスプレイとの常時接続は避けられない。我が家ではつい最近ノートPCが消えたばかりだ。結果から言えば、「サブPC=ノートPC」から「サブPC=モバイル用途はタブレット、据え置き用途はミニPC」への転換が起きたとも見做せようか。

 最後に個人の見解、ただし「3Dゲームはやらない」が前提です。

  • Beelink社製品かMINISFORUM社製品かの二択を迫られた場合、メインPCにするつもりならMINISFORUM社製品一択だ。価格的には若干上だが、少なくともこの1年間のモデルについてはその分性能も上だ。
    分解して中身を見ると、初期不良や使用開始から早い段階での故障の可能性はMINISFORUM社製品よりもBeelink社製品の方が高いように思える。また、私が購入したSEi8、SEi12ともにBeelink社製品の電源にはPSEマーク(電気用品安全法に適格)が表示されていないため、電気機器の安全性に多少のクエスチョンマークが付く。一方、MINISFORUM EliteMini HX90の電源にはPSEマークが付いている。加えてSEi12の電源のコンセントはアース含む三口で、かつ二口への変換コネクタは附属していなかった。
  • ラズパイやワンチップコンピュータは敷居が高いが、WindowsやLinux環境下でWifi、Bluetooth、usbなどで接続できるガジェットで遊んでみたい、いつPC本体が壊れてもあきらめがつく、みたいな向きには低価格のBeelink社製品の複数導入はアリかもしれない。凄く短いHDMIケーブルが付属しているなど、そもそもデジタルサイネージ利用も睨んだ消耗品的な使い方が想定されている製品に見えなくもない。
  • ネット上で触れている人が少なくないのだが、両者製品共にプレインストールされているWindows11 Proの仕様は「日本語対応版」であって「日本語版」とはちょっと違う。メッセージの日本語がおかしかったり、単一のメッセージ内で英語と日本語とが混在したりする。表示言語を日本語にしてもキーボードマッピングが英語キーボードのままだったりもする(ログイン後には手動で設定変更できるが、マイクロソフトアカウント入力のためにも英語マッピングでは「@」が「SHIFT+2」なのは覚えておいた方が良い)。ただ、アップデートの度に状況は良くなっている感じはする。
    プレインストール版のライセンスはMicrosoft社にちゃんと認証されているので、Microsoft社サイトで入手できるセットアップメディアツールを使えば日本語Windowsの再インストールは可能のようだ。再インストール方法などはググってくだされ。

2022/12/11

カラカラ

 本エントリのタイトルはあの楽曲とは全く関係無いので為念。

 今回のボーナスでBeelink社のミニPCを購入した。目的はセカンダリPCであるDell XPS 8700の後継品で、用途はアパート内のネットワーク通信監視みたいなものだ。

  XPS 8700のCPUは'14年発売のIntel i7 4970で、現状の用途ならまだ十分なパワーを持っている。しかしPC全体にはガタが来る兆候が目立ち始めていた。例えば電源周りの不安定や複数あるファンの騒音の増大などだ。これらは掃除を含む通り一遍のメンテナンス作業ではカバーしきれない。また、経験的に冬場はPCの突然死(主に電源)が起きやすい。つまり、今回の後継品の購入は一種のリスクヘッジとも言える。いや、まぁ、何となく嫌な予感がしている・・・と言った方が正確だろう。

 用途が明確なので後継品への要求も明確だった。CPUの能力はi7 4970以上でありながら消費電力は低いこと、メモリは16GB以上あること、起動ドライブ容量は500GB以上あること、グラフィックスチップはCPU内蔵で良いこと、OS(MS Windows11)込みで価格が¥10万を下回ること、だ。

 そして、どうせだったら今まで使ったことないミニPCとやらにしてみよう、と言う訳でIntel i5-1235U搭載のBeelink SEi12ミニPCの購入に至った。Cinebench R23のスコアは約+50%となり、CPUパワーには問題無い。価格はモデルチェンジ前の割引+クーポンで¥10万を余裕で下回った。起動ドライブの容量は500GB、メモリは32GBで、ともに文句の付けようが無い。ちなみに最大CPUパッケージ出力は既に制限値を15Wに下げ、CPUパワーのアドバンテージ分と引き換えに24時間運転を睨んで冷却ファン騒音と最大CPUパッケージ温度を低減している。今後1~2週間テスト運用し、問題が無ければセカンダリPCは置き換えるつもりだ。

 さて、本日午後一に開封したSEi12ミニPCだが、筐体を傾けると中からカラカラと音がした。怪訝に思って底板を外してみたところ、小さなネジが1本転がり出て来た。余分なネジよ、中華人民共和国からはるばる来たのか。

2022/12/03

にじジャーニーベータテストへようこそ

 内容はエントリタイトルの通り。ベータテストへの招待が届いたので、早速使ってみた。

 ちょっとした初心者ムーブ(別にやらなくても良い操作をしてしまう)の後、最初に生成された4つの画の一つを見ていきなり「ああ、これですよ。私が描きたかったのは!」となってしまった。左右反転してトレパク良いっすか?

 プロンプトからの入力(画像生成のためのキーワード)は

anime, girl in russian spacesuit on earth orbit, sunrise, flat color
(アニメ、地球衛星軌道上のロシアの宇宙服を着た女の子、日の出、べた塗り)
だ。このあたりのキーワードは、自分のYoutubeチャンネルなどで昔から使っているキービジュアルのネタ(厳密には、ロシアではなく「今も崩壊せず存在している実在しないソ連」だが)を反映している。キーワード指定はしていないのにも関わらず、緑色系のショートカットヘアとなっており完璧だ。

 さて、本キーワードで生成された画像を見ていて気になったのは、長髪は平気でヘルメット外まで拡がることと、AI自動生成画像にありがちな「手のような何かが手の位置に付いている」状態が少なくなかったことだ。まぁ後者については、ゴツい手袋の所為でそう見えてしまったかも知れないけどね。

クロージング:どこそこダイレクトの商売

 昨日、発注品が届いた。NECの8インチタブレットだ。Lenovoが聯想がなどとどーのこーの言うでない、かつて日本IBMにThinkPadを発注した際には、IBMロゴ付きのPC本体がLenovoのロゴの段ボール箱に入って届いたものだ。購入確定から到着まで30日、ダイレクトショップのページに書かれていた「(予約品なので)最短4週間で発送」は伊達ではなかったようだ。

 触ってみて直ぐに分かるのは「(CPU)パワーないなぁ」と言うことだ。とは言えそれは納得済での購入だ。用途は携帯音楽プレイヤーだから、SoundID(ちょっと特殊なヘッドフォン向けイコライザー、必須)とMusicolet(ローカル音楽ファイル再生に特化した音楽プレイヤーアプリ、超お気に入り)の同時起動に耐えれば良い。iPod Touchが商品ラインナップから消えたことに対する対応だが、Musicolet在りきの選択肢とも言える。

 「ローカルにファイルを置いてある聞きたい曲を、まさに聞きたい時に聞く」という配信全盛時代に逆行する私のスタイルは、実のところプレイリスト在りきのiPod Touchとも相性は悪かった。そういう私のiPod Touchへの不満に見事にリーチしたのがMusicoletだった訳だ。音はSoundIDでいじるのが前提だし、やはりプレイリスト使用が前提とならざるを得ないWalkmanシリーズは最初っから対象外だった(あ、今はAndroid DAPになっちゃってるのか?と後で気づいたので追記・・・5年近い社会との隔絶は如何ともし難し)。

 256GBのmicroSDカードも取り付け(音楽ライブラリは現在90GB)、PC上の音楽ライブラリとのシンクロも自宅wifi経由で設定し、さぁ準備は整った!

 なおナビゲーション方法には、Android11のデフォルトであるジェスチャーではなく昔ながらの3ボタン(◁〇□)を選んだ。「設定>ユーザー補助>システム ナビゲーション」でナビゲーション方法は切り替えられるのだが、ネット上のいろんなところのレビューを見る限りそれを知らないまま不満を抱えたつつジェスチャーを使っている人も少なくないようだ。用途が限られた私の使い方だと、通知の設定を追い込むことで3ボタンの方が操作の手間数が少なくできるのだが、通知設定を追い込まず、さらに画面がより小さい場合は、ジェスチャーに分がある気がしなくもない(←iPhoneユーザーなのでスマホ級の画面サイズでのAndroidの操作感が分からない)。ジェスチャー ナビゲーションが未だなじまない人は是非お試しあれ。

2022/11/06

昨夜は水炊き

 昨日は、いつものようにいつものスーパーマーケットでお買い物。「今夜は一人鍋やるで」とばかりに材料を購入したら、買い物バッグ(サブのサブ通勤バッグと兼用、ビニール袋内蔵)の見た目に軽くうふふってなった。ガンダム・センチュリー世代が持ちがちな、特殊装備のザクⅡか何か感がある(異論は認める)。ネギウマー。


どこそこダイレクトの商売

  ほぼ何も考えずに、情報機器メーカーの製品をその直販ショップに発注した。先週は祝日もあったし、100%在宅勤務の週だったので、受け取りにも困らないだろうとの計算があった。実際、アパレルを含む他の通販発注品や調剤薬局からの医薬品は全て水曜日までに受け取れている。「お金持ち」とは言ってくれるな。これらはボーナス後出費の先出しだ。まさに明日からでも使いそうな冬物アパレルは購入をボーナスまで待つ理由が無い。また、11月1日に値上げされた製品の価格がボーナスセール如きで値上げ前以下まで下がることは、アウトレット品扱いにでもならない限り有り得ない。

 さて件の情報機器の発注だが、取引成立から6日(一般国内企業の休日含む)で「商品手配中です」との連絡メールがあった。

 まだ発送もされてもいない…だと?

 このアリバイ作りメールかな?なメールの文章を読むと、発注品が「予約品」と呼ばれていた。いやいや「在庫あり、最短1~3日でお届け」との表示だったから発注した訳(発注後も同じ表示だったのを確認している)で、別に予約した訳じゃない。こりゃ、二度とここは使わないなぁ。

 Amazon Primeサービスの価値を送料負担者の扱いや発注から商品受け取りまでの早さに置く主張には同意するが、個人的には在庫の有無から受け取りまでの状況把握が簡単で、かつ経験的に信頼できるものである点も強く押す。

 要は、「いつ届くのか分からん」では受け取りを自分自身のスケジュールに組み込めないので色々面倒なのだが、Amazon Primeサービスならば、まぁ、面倒を避けるか、面倒を許容するかの選択が発注時に可能だ(その判断を適切に下せるだろうと信じられるレベルで情報が提示される)。少し視野を広げれば、流通業者の現場負荷にも係わる話だ。置き配にはまだ盗難リスクからの心理的抵抗はあるものの、私の想像する流通業者の現場の論理からは、再配達を不要とできるとの一点を持ってでも十分に合理性がある。ここは個人の好みの分れるところではあろうが、私の居住地域をカバーする流通プロバイダーの中には、置き配であっても呼び鈴を1度鳴らす人がいる。着予定時間が絞り込めて、到着を待っている状態なら、個人的には有難い流儀だと言える。呼び鈴とほぼ同時に配達完了通知がスマホに届くことすらあった。

 で、いつ届くのさ、っつーか、いつ発送されるんですかね。

 ちなみに値上げ日以降は、ヨ〇バシ.comの方が価格含めて購入時の条件が色々と良くなってしまった。よりにもよって、少なくとも3個程度の在庫品に関しては、発注済品よりも1クラス上の製品が同予算で購入できるのではないかというギリギリにまで価格が迫ってきていた。加えて、在庫はあるのでエクスト〇ーム便なら発注確定の翌日には届くと言う。いや、ねぇ、え、うん。

2022/10/31

NECのタブレット、ダイレクトショップで「品切れ」増える

 諸般の理由から、NECのAndroidタブレットをダイレクトショップで本日購入した。成約は17時過ぎ。そのほぼ直後から、ダイレクトショップでタブレット製品の「品切れ」の表示が見られ始めた。私が購入した製品も夜にはそうなった。

 その原因らしきことは直ぐに分かった。タブレット製品の11月1日(つまり明日)からの値上げがプレスリリースされていたのだ。一種の駆け込み需要ということになろうか。私の購入は品切れ直前のタイミングだったことになる。

 Android(系)タブレットでは。これまでAmazonのKindle Fireが個人的には有力な選択肢だった。「安かろう、悪くなかろう」を地で行くコスパが高さがその理由だった。しかしFire OS8でGoogle Playの導入が不可能となった時点で、もはや選択肢とはならなくなった。私の愛用アプリのうちの外せないものに限ってアマゾンアプリストアから導入できないのが原因だ。とは言え、「使い物にならないのではないかと言うAndroidタブレットに対する私の偏見(≒食わず嫌い)を捨てさせ、私なりのその使い方の発見へと導いた」のは散々弄り回したKindle Fireに他ならない。

 まぁ、冒頭に書いた「諸般の理由」の一つはここにある。KindleなどのAmazonエコシステム内の用途にはOSがアップデートされても問題無い筈だ。なので、Amazonエコシステムに依存しない用途はとっとと別のタブレットに、しかもそれら用途により適した仕様の(コンパクトな)ものに移してしまっておこうと言うことだ。例えば、移動「先」とか座席を確保した長距離列車移動中などでしか使わない音楽プレーヤーは、決して小さい必要は無い。聞きっぱなしではなく、積極的に聞く楽曲を選び続けるタイプの私の場合、使い勝手の良いアプリにさえ出会えればむしろ7~8インチディスプレイのタブレットの方が操作にストレスが無い。

 何故NEC製品なのかの理由は、取り合えず量販店で色々触ってみて一番使用感がフィットしたことぐらいかな。

2022/10/14

水星の魔女、初見

 Amazonプライムビデオで2話まで観る。何故"The Witch from Mercury"ではなく"the Witch from Mercury"だったりするのかはかなり謎だが、特に意味が有るとは考えていない。

 まとめサイトをチラ見していたら、本作について「これはガンダムなのか?」とか「ポリコレがどーのこーの」みたいな話もあったようなのだが、私個人は「最初のエウレカセブン+トップ2やん」としかならなかった。まぁ、エンドテロップのスタッフ名を眺めていれば、さもありなんとなる要素には事欠かない。要は、そういう描写や演出をやるのはやっぱりお前(ら)かよ、ってこと。変わらないねぇ。

 少なくとも現時点ではliliumな要素はあくまで要素に過ぎず、ほのめかしの類も感じない。エンディングで使われているイメージ群も特に何らかの機能を果たしているようには見えない(まぁ、本当にliliってもらってもかまわんけど、ファッションでやると作品を毀損する可能性はある。"witch"自体にはlilium絡みのシンボルはないから、タイトルに偽りがなければ作品の出来不出来への影響は無い筈だけどね。なお、私は「声(声優や声の持つ特徴そのもののキャラへの割り当て)」から何かを読むことはできない)。特に何か新しいとか、一線を越えたとか、そういう感じも全くない。要は、私みたいなアニメに肯定的でも否定的でもなく、面白ければ観る、という人間の快感則にそうやって沿わせて来られるのはやっぱりお前(ら)かよ、ってこと。でも15年前と同じやり方、な。

 つまらなくないレベルより更にちょっと上のレベルで堅実にまとまっている感じはあるが、第2話にして2、3か所作画に不安を感じさせられたところが有ったことには触れておきたい。演出も合わせてがたついた。ここで言いたいことは作画崩壊がどうのこうのといったものではない。作画の問題は目立つ(質の良し悪しが誰にでも分かる)故に、作画の問題への対策に作り手のエネルギーが注がれがちな面は否定し難いと思う。作画のクオリティへのエネルギー投入が原因で、作品としてのクオリティが下がることが無いことを本気で祈る。「うる星やつら」の第1話なんて作画的には全く見るべきところがなかったけど、第2話以降も同じ感じでやっていくんでしょ?(ラムの髪の色の処理は、作画マターではなく演出マターというのが私の認識だ)とは言え、最終話までラムが髪をかき上げる動作を入れられ続けられるかには多少の興味はある。ちなみに音楽は終始つまらなかったな。

 話戻って水星の魔女、第3話がめっちゃ楽しみです、と二心なくここに書けるくらいには面白い。セクシュアリティを押し出してこないこの種のキャラデザ(主人公はタヌキだよなぁ)も大好きですよ。思わせぶり要素はタイトル中の「魔女」だけでもうお腹いっぱいだが、同時にこの部分の処理を誤ると駄作に落ちるよ、きっと。

2022/09/24

向いてることで生きていく

  さて、勤務先の定年も見え始め、会社員としても一種の終活なんかも始めてみている。具体的にどんな活動をしているかはさておいて、改めて意を強くしたことがある。

 現在までの工学畑の職歴において、幸いにして社内外でそれなりの評価を得ることができている。もちろん、多くの方々との共同作業やお力添えあってのものだが、コアには「やはりこの分野、この業務に私は向いている」という強い思いがある。これは自らの選択の結果だが、大学三年生時の企業夏季実習(今時なら、夏季インターシップとでも呼ばれるのだろう)のテーマとその実習での経験が起点にある。

 実習で人生初めての技術分野に向かい合ったとき、奇妙なことに気が付いた。レポートや論文の内容が「すいすいと分かった、内容が頭に入ってきた」のだ。「私はこの分野に向いている」との確信は続く在学中にも強化され続け、就職先も業務も「私自身が向いていると信じるところ」に従って選択し続けた。

 と言う訳でエントリタイトルの回収はおしまいだ。まさに「向いてることで生きていく、食っていく」を地で行く形の生活を長く続けて来た訳だ。

 就職先の先輩にして同技術分野の師匠筋、上司でもあったとある方には「お前は(技術分野)オタクだ」とまで面と向かって言われた私だが、それでもなおその技術分野やそれに関わることが好きな訳ではない。つまり「好きなことで生きてきた、食ってきた」訳ではないということだ。向いていることなら面白い、事がスムースに進みやすい、人からも認められやすい・・・要は低ストレス高アウトカム(成果)が期待できる。「好きなこと」は別腹だ。

 自ら生活の糧を得るようになってからの人生は長い。もしあなたが就職前で、かつ「やりたいこと」を探している最中なら、複眼視的に「向いていること」にもアンテナを立てておいてはいかがだろうか。

 ちなみに現在にも増して出不精で面倒臭がりで他者の行動に影響されることを潔しとしない当時の私が、好きなことに漬かり続ける時間を捨ててまで何故「企業夏季実習」なんかに申し込んだのかは、我ながら未だに謎だ。ご先祖様のお導きでもあったのか、少なくとも論理的だったり合理的だったりする説明は不可能だ。一種の巡り合わせとしか言いようがない。

 あくまで主観だが、「好きなことで生きていく、食っていく」は生活のすべてをそれに注ぎ込む覚悟が無いと飛び込めない修羅の道だ。日々の糧を得る活動と人生全てが不可分となった状態で、あなたはそれでも「好きなこと」を好きでいられるだろうか?私にはムリだ。

 「向いていること」で生活の糧と(やりたいことを探すまでもなく)「やりがい」を得、休日や平日の仕事明けには「好きなこと」に取り組む・・・案外悪くない人生じゃないかな。

「努力は夢中に勝てない?」
「うん、どんなに一生懸命努力しても、努力してるかぎり、夢中になってる人
には絶対かなわない」
「それってどういうこと?」
「ハッキリ言うと、努力している時点で向いてないってことなんだ」

仰木日向,まつだひかり(マンガ・イラスト): 作曲少女 平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話,株式会社ヤマハミュージックメディア, 初版、pp.64 (2016).

  これら文章を引用して私が言いたいことは簡単だ。向いている人がその方面で努力し続けたらどうなるかな?

2022/09/17

UI.Vision >>>> Katalon = Selenium IDE

 ウェブページのテストツールと言うか、実態としてはブラウザの定型操作の自動化ツールの話。

 とあるウェブページをロードして簡単な操作を一定時間毎に自動的に繰り返すニーズがあったので色々調べたところ、Selenium IDEというブラウザの機能拡張が使えそうだと分かり早速導入した。因みに環境は、OSがLinux MINT 20.2(MATE 1.24.0)、ブラウザはFirefox 104.02(64-bit)、PC本体は先代のメインPCでCPUが第4世代Intel Corei7、メモリ容量は32GBだ。

 さてSelenium IDEなのだが、ループ操作(while~end)を繰り返すと、メモリリークでもあるのか100回の反復も待たずに32GBのメモリを使いきってしまう。所謂システムモニターのメモリ使用量のグラフが右肩上がりの線を描き続ける様はなかなかに絶望的な光景だ。当然の様に自動化処理はメモリを使い切った時点でエラーを吐いて落ちてしまい、話にならない。

 続いて試した機能拡張がKatalonだ。メモリリークを疑わせる挙動は無かったのだが、やはりループ回数が100回に達する前に自動化処理がエラーで落ちてしまう。全く根拠は無いのだが、エラーメッセージを読むにFirefoxのバグか相性の悪い変数設計を拾ってしまっているように見える。

 で、いよいよこのアプローチを諦めようと考え始めたタイミングで見つけたのが、UI.Visionだ。結論から書こう。エラーも吐かずメモリの異常な使用も見られず、落ちる気配は微塵もない。現在はテストコードのテスト用スケルトンを動かしているだけなので、自動でやらせていることと言えば、特定のウェブページをロードした後にウェブページ内の特定の要素の存在を120秒毎にチェックしているだけだ。while~whileendのループは既に600回以上廻っている。今後何か問題が起きるにしても、原因はFirefox側にあることになるんじゃないかと思い始めている。

 Google Chromeなら大丈夫だって?かもねぇ・・・知らんけど。

2022/08/15

YAMAHA HPH-MT8の購入をお考えの方は、是非試着(視聴ではない)を

 約1年ほど前から機会があれば絶対視聴したいと思っていたヘッドホン、YAMAHA HPH-MT8を先週購入した。Amazonの「おすすめ商品」に唐突に出て来たのを見ていったん天を仰いだが、1分と経たずにポチってしまった。結局視聴はしないままだった。

 さて、YAMAHA HPH-MT8はスタジオモニターヘッドホンと銘打つだけあって、なんとかベースとかいった類の特定の周波数域の再生音量をブーストするような味付けはされていない。そのうち別エントリで触れることもあるかもしれないが、私の耳の特性には昔からちょっと癖があって、低域(400Hzぐらい以下)の感度が周囲の人より高い。以前は感覚的にそうだとしか言えない状態だったが、最近はヘッドホンの再生特性をイコライザ経由で自分好みに調節できるアプリ、ツールが有り、自分の耳の特性が定量的に測定できるようになった。なので、今は一種の測定結果に基づいて自信をもってそうだと言えるようになった。

 そんなアプリの代表がSoundIDで、PC(これだけは有料)、スマホ、タブレット、携帯音楽プレーヤーと、ヘッドホンで音楽を聴く可能性のあるデバイスには漏れなくインストールしてある。SoundIDを使うことで、ヘッドホンが違っても「自分好みに聞こえる」状態を実現できる。要は、なんとかベースの類を全てキャンセルできると言うことだ。ただし、そのような処理のためにCPUパワー(≒電力)を余分に食うし、デバイスによっては目に見えて分かる再生遅延がある。

 YAMAHA HPH-MT8への期待は「SoundIDを介さずとも使えるもの、SoundIDが不要なもの」だった。この観点からはほぼ満点だ。PCでDAWを使う場合など、モニタリング用途ではもうこれ一択になるだろうし、ワイヤードで問題無い自宅での普段使いにも重宝しそうだ。

 が、問題が二つある。

 一点目はどうしようもない、残念なもので、ケーブル、ハウジングやカップが衣類などに触れて擦れたり、それらに指で触れたりした際にカップ内に響くゴソゴソといった音が所有するヘッドホンの中ではひときわ大きい。頭が埋もれるようなクッションと併用していると、頭や体をちょっと動かすだけでゴソゴソ聞こえて煩わしい。

 二点目は全く想定外だったもので、アームを全く伸ばさない最短状態でもカップの押し付け圧が足らず、ヘッドフォンが直ぐにずり落ちてしまう。挙句には耳たぶ上部にぶら下がっている感じになってしまい、耳たぶ周りが直ぐに痛くなる有様だった。なので、現在はミニタオルの「リボン」を付けている。脳天に接する部分に7~8mmのクッションを入れて、この脳天でもヘッドフォンを支えようという苦肉の策だ(写真では少し片側に寄せてあるけど)。

 自らを小顔とは言わないが、なりが小さい(衣類のサイズはSのほぼ上限)ことは純然たる事実だ。それでも二点目の問題はちょっとマズい気がする。例えばあくまで個人的な経験則だが、私よりも頭の小さな女性は成人でも少なくない。小柄との自覚がある方でYAMAHA HPH-MT8の購入をお考えの向きには、是非試着(当然ながら視聴も)をお勧めする。

2022/07/24

裏切りのサーカス?

 最近ね、とみに記憶がダメになっているわ、と言うお話。

 某見放題サービスで英・仏・独製作の映画「裏切りのサーカス」を見る。ビジュアルのフロントは明らかに仏俳優のゲイリー・オールドマンだし、製作に入っているSTUDIOCANALだか(既に記憶が怪しい)は仏資本だしで、フランス映画かぁなどと暫くほっぽり出していた作品だった。とは言え、ビジュアル中の俳優の顔触れや衣装を観れば、舞台が冷戦期の英国だろうことは明らかだった。スパイ小説は一時期読みまくったから「サーカス」が何を指すかも知っている。

 作品を観た感想については置いておくが、映画好きなら時間の無駄だとは思わないだろう。

 で、本題はここから。

 アバンに続くオープニングタイトルで原題”Tinker Tailor Soldier Spy”を見てまず「アレか!」と合点。ストーリーは思い出せたし、画面も地味なまま(アバンが一番派手かもしれない)ことを覚悟した位だったが、原作小説の作者名が思い出せなかったのだ。

 答え合わせをすれば「ジョン・ル・カレ」なのだが、この作家名が思い出せなかった人間が「スパイ小説は一時期読みまくった」とは我ながら片腹痛くもなる。とは言え単純に忘れていたのかと言えばさに非ず、他の作家、小説作品との多少の混乱があった。混乱の先は「レン・デイトン」、"Twinkle, Twinkle, Little Spy"で、同時期に読んだスパイ小説、という辺りにしか共通点は無さそうなんだけどね。

 因みにレン・デイトン作品は第二次世界大戦のノンフィクション「爆撃機」、「戦闘機」、「電撃戦」も出版されているが、個人的には「爆撃機」が一押しだ。

2022/07/18

かつて自分が公開した3Dメッシュデータをコンバートしてくれている人が未だ存在することの喜び/The joy of still having someone who has converted the 3D mesh data that I published

 エントリタイトルが全てを語る。「bingでエゴサする」という「3年に一回×2年に一回」レベルの稀な振る舞いをしてみたところ、https://www.scifi3d.net/というブログを見つけた。

 このエントリを書いている時点で、最新エントリは”Download The Ouroboros/Galactica Battlestar for DAZ Studio”(DAZ Studio用のウロボロス/ギャラクティカバトルスター(のメッシュファイル)のダウンロード)、日付は今年の5月だ。

 私が公開しているウロボロス/ギャラクティカバトルスターメッシュデータは旧型のLihghtwave3D形式のみで、当然ながら他の3Dソフトウェアでは読み込むことすらできない。かたやLightwave3Dを使っても、仕様変更が原因で新しいバージョンでは当時私が意図した通りの画は再現できない。メッシュデータの他のソフトウェア形式への変換(コンバート)は、理由は割愛するけれどもそれ自体難易度が高く、面倒臭い。正直、情熱とかモチベーションを喚起する何かが無いと完遂自体が無理だと信じている。

 先のサイトで目にしたレンダリングされた画像は、「当時の私の頭の中にあった完成像」そのものだった。素晴らしい出来だとまずはシンプルに感動した。変換した方の費やした時間、努力や労力、そして見事な変換を成し遂げてくれた胆力・情熱に感謝したい。そして、公開されてから10年以上経っても他者に触ってもらえるデータを作り得た当時の自分の中の情熱も誇りたい。

2022/07/02

au応答せず

 まぁ、うん、本数ゼロのアンテナ表示になったり、「圏外」と表示されたり。

 反応が全く無い訳ではないけど、実用性も存在意義も無い。スマホっつっても、本当に電話としてしか使ってないからね。なので定額通話プランの元を取るに十分な実家との長電話以外ではまだ困ってない・・・今のところは。

 あ、多段階認証が要求されるサービスはヤバい、かな?

2022/05/01

ワクチン接種3回目

 年寄りの副反応自慢のつもりは毛頭ないけどさ。

 副反応にについては周囲の人でも軽重様々なようだったが、私はと言えば、①副反応を疑われる症状が出るのが早かった、②発熱はこれまでで一番きつかった、③そもそも副反応を疑われる症状が従来と違う、といった有様だった。

 最初に出た副反応を疑われる症状は、接種した方の腕~指先までのしびれで、接種後12分ほどで症状自体の有無は疑いようがないレベルになった。接種会場での接種後の経過観察は15分なので看護師さんともこの点については会話したが、まぁ「副反応なら早いねぇ」といった話にしかならなかった。なお、軽いしびれは接種後6時間ほどでいったん全身に広がり、(主観的には)倦怠感や関節痛に化けて一週間を越えて残っている感じだ。

 発熱は、今回38℃を始めて越えた。従来は37.7℃辺りを上限に一晩、酷目の鼻水が止まらない症状との合わせ技だったが、今回は38.4℃級の発熱が二晩にわたり丸1日以上続いた。ただ発熱は治まればそれまでなのは従来と同じだった。

 症状の違いは、今回は蕁麻疹系のそれが無かった点が代表的だ。2回目では全身の身体の柔らかい部分で蕁麻疹が発生し、1週間以上続いた。 余りの痒さに2日ほど寝られなかったぐらいだった。それに蕁麻疹が広範囲で出ていると、じわじわと体力が削られているのか結構疲れるものだ。今回はこの症状が無い。ただし、全身の倦怠感は大きく、しびれ起源っぽい肩や首周りの関節がやたらと痛い。

 さて、GWに入ってもぐったり過ごしているのだが、この原因はワクチンの副反応ではなく、この数日の気候の変化に身体がついていけていない所為ではないかと疑っている・・・頭痛以外はね。

2022/02/11

ここはどこだ?

 Change.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」の件、である。

 ここはゴールではなく、スタートでもない。ここは・・・どこだ?

 一人のイキり者、今やここに立つ・・・なんてだけのことなら本当に寂しいねぇ・・・

と、賛同者15万人到達を見届けて書く予定だった・・・20万人に届いたら・・・また上限を増やすのかね・・・さすがにもう気づく人の方が多いでしょう・・・

弁護士達は大忙し!

  先行するエントリで触れたChange.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」の件、動きがあった。

 請願への賛同数が12万人を超えた段階で、発起人より新しいコメントが出た。なお、発起人の使用する仮名については突っ込まない。先のエントリでやんわりと触れた通り、この発起人の文章の内容は具体性を欠くふわふわしたもので、論理性が極めて弱く、その内容の信頼性も乏しい。全く、この仮名の価値も落ちたものだ。

 さて、 

新しいコメント内で発起人は「EA社のEULA(エンドユーザーライセンス)契約が、彼ら(EA社)を集団訴訟から守るかも知れないと、私は気づいた」と記している。主語は「I(私)」なので、発起人自身が弁護士などでない限り良くも悪くも素人判断の可能性がある。と言うより、この種のEULAの内容はこの20年で急激に変化、洗練されてきており、大手のゲームディストリビュータ(ゲーム販売会社)のそれがユーザによる自らへの集団訴訟を許容するような余地を残しているとはそもそも思えない。EULAの作成に弁護士達は一時的に大忙しだった筈だ。

 加えて、新しいコメント内で集団訴訟の有無については全く言及されない。集団訴訟がない可能性を匂わすだけだ。真ん中付近の御託は読んでも意味が無い。この部分は一種倫理的な一般的事項に言及しているだけであり、具体性は無く、当然ながら法的に意味ある記述も無い。もし文章を読みながらつまらないところで眠っていられる人がいらっしゃるなら、その稀有の才能を発揮すべき格好の文章だ。読みながら眠っていても良い部分の内容を受け入れた上で「ではこうして欲しい」というのが請願としては建設的だが、受け入れるべき内容についてギャーギャー言うだけのこの文章はそれとは程遠い。「EAガー!」と世界中で15万人が散発的に声を挙げてもねぇ・・・という話だ。

 んで、伝家の宝刀「上院議員」という単語の登場だ。そこ、ちゃんと具体的に頼む。

 なお、新しいコメント中には「EAの経営執行委員会へ」で始まる段落がある。先のエントリでも触れたが、請願の宛先にEAは入っていないんですが。

2022/02/09

来たかな?第一波

 ゲームの販売がダウンロード主流となることでいずれは起きると言われてきたのが、「返金(Refund)」に関わる訴訟沙汰だ。ダウンロード版を他の人間に売るためのチャンネルが個人間取引に実質的に限られていることが、その理由の筆頭に挙げられてきた。パッケージ版ならば中古ゲームショップに売っぱらうことで購入費の一部なりともを取り返すこともできようが、ダウンロード版はそうはいかない。

 これまでは色々なゲームに対するさざ波レベルの動きのみだったが、ついに一波目が来たかもしれない。下記の請願自体が全体として予測された事態のミニチュアの如き展開、小さな多数のさざ波から一つのうねりへと変わりつつある・・・請願への賛同者は最初の3週間でたった500人だったが、今や500人なんぞの賛同者の増加には1時間も要らない。

 それが、Change.orgでの請願「Allow Refund for Battlefield 2042 on All Platforms(バトルフィールド2042の全プラットフォームでの返金要求)」だ。本件がこれまでのケースと一味違うところは、請願内に

Suppose this petition receives 50K signatures or more. In that case, one of the best class-action lawsuit lawyers in the country is willing to take our case against EA.

との記述があることだ。本当のことを書いているのか疑わしくも思える曖昧な書きぶりだが、「5万人以上の署名が集まれば、全米屈指の集団訴訟弁護士のうちの一人がEAに対する我々の訴訟を引き受ける(かもね)」ぐらいな意味には取れてしまう。訴訟に至ることをさも確定事項のように扱うネット上の声やごく一部の報道は既に要らぬ混乱の種を撒いている可能性があるように見えるのは本当に上手くない感じだけどね。

 それはさておき、請願者数は既に5万人を超え、直近でも500人以上/時間のペースを維持している。となると状況のフェーズは一つ上がる。

 訴訟を引き受ける辣腕弁護士は・・・本当に現れるのかい?あと、宛先にEAが入ってないんだけど、それで良いの?なーんか変な、或いは何も考えてない感が結構あるんだよね、この請願。

2022/02/06

PC周り、ケーブルは減ったか?

 業務復帰直後、リモートワーク対応のノートPCが速やかに会社より支給された。ただノートPCというのはキーボードも画面も顔に近く、老眼の敵と言っても良い。150%表示不可避などとなれば、高解像度液晶画面も宝の持ち腐れだ。作った老眼対応の近々用眼鏡(下側がキーボード向け30cm、上側がスクリーン向け60cm)の効果は抜群なのだが、矯正の度合いが強いようで直ぐに頭痛を起こしてしまう。

 で、自宅で取った対応は、キーボード、マウス、大き目のディスプレイに接続してしまうことだ。自宅には私物のミドルタワーPCで使っているキーボード、マウス、ディスプレイが既にある。しかもケーブルレス化の間最中だった。

 マウスに始まって入力デバイスの無線化は早い方だったとの認識なのだが、ゲーム熱が高まった時期に操作遅延を嫌って有線の高価格帯品(要はゲーミングデバイスだ。頑丈さやスイッチ類の信頼性はゲーム以外でも価値がある)にいったんシフトしていた。しかしゲーム熱も冷め、さらにBluetoothを用いれば特定の入力機器を複数のPCとペアリングできるようになってきている昨今、その便利さを享受しない手はない。早速、自宅のキーボードやマウスは、私物のPC、会社支給のPCともにBluetoothでペアリングしてしまった。1枚しかないディスプレイはさすがにHDMIケーブルのルーティングをセレクター経由で切り替える必要があるが、入出力に関して私物のPCの慣れたポジショニングがリモートワーク用PCでもそのまま使えるのは大きい。しかも入力機器の接続PCの変更は、それぞれのデバイスでスイッチひとつを押せば済む。

 ちなみにオフィスではPC2台持ち状態になる。リモートワーク用のノートPCと、技術計算用のデスクトップPCだ。自宅と似たPC構成だし、机上にキーボードとマウスを2組と言うのも芸が無いので、自宅と同等の入出力環境を整えた。

 さて本題に戻ろう。自宅のPC周りのケーブルの「本数」は減ったのか?答えは変わらなかった、だ。キーボードとマウスから延びるUSBケーブルは2本減ったが、入力機器の充電用ケーブルがミドルタワーPCからハブを介して新たに2本延びる(ぶら下がる)状態となってしまった。手元はすっきりしたものの、私物のPCの周囲は更にケーブルだらけとなってしまった訳だ。なんともはや・・・過渡期感が半端ないねぇ。

Lightningは私物のiPod達やiPhone用のバックアップ、同期用に昔から使ってるものだけどねぇ・・・

2022/01/02

欧州エネルギー政策のバカバカしい大騒ぎ

 やっと欧州の一部がエネルギー政策で目を覚まし始めた・・・厳密には左派的な理想の限界に直面したので現実路線を取り始めただけのだが、そこは武士の情け、大っぴらには指摘せずにおこう。

 太陽光発電も風力発電も電力源としてはいろいろと問題が多い。それらの問題は90年代までに明らかになっており、太陽電池ならば数倍でも足りない効率向上などの「半端ないレベルの技術革新待ち」の状態のままに現在に至っている。

 日本の電力会社はいずれも世界的に見ると大企業で、経営陣も含んで人材層は厚く、投資力も高い。しかも90年代までは再生可能エネルギーやその周辺システムの研究・開発にかなりの額を投入している。それらの結果が現在の日本の電源構成に影響しているのは当然の帰結と言える。有り体に言えば、研究・開発の結果として現行の太陽光発電や風力発電に手を出すことが営利企業として適切ではないと多くの電力会社は判断した、ということだ。これら発電手法は経済原理に照らせば選択肢としての魅力を著しく欠くものだ、と言い換えても良い。

 昨今の欧州のエネルギー政策見直しに関わるニュースは事が事だけに笑えないが、個人的にはとても可笑しい。なぜならば、議論の内容や前提条件が90年代や10年代と変わっていないのに、結論だけがクルクル変わっているからだ。天然ガス供給のロシア依存は昔のまま変わらないし、ドイツ(旧西ドイツ)の芸術的なまでの手のひらクルーぶりはこの分野でも健在だ。

 80年代に西ドイツが開発を勧めていたペブルベッド型高温ガスがSMR(小型モジュール(原子)炉)の先駆けであったのは間違いない・・・といった辺りは正直お笑いポイントだ。実験炉まで運用していたのにね。左巻きのポピュリストに国を投げ渡すとああも酷いことになるものなのかと本当に陰鬱な気分になるし、それこそがメルケルの意図したドイツと見る某氏の主張の多くに実際共感する。対して、フィンランドや北欧諸国のエネルギー政策のブレの無さと堅実さ、いやむしろ理性的な取り組み姿勢と呼ぶべきだろうか、には多くの学ぶべき点を見ることができる。オルキルオトの某発電プラントもいよいよ初臨界を迎えそうだし、火事などのトラブルを経験しつつも核のゴミの最終処分場は既に可動している。

 関連しそうな過去エントリをざっとさらうと3つほど見つかった。2013〜2014年のエントリばかりだ。他にも、ドイツでのシェールオイル開発の挫折(埋蔵量は少なくないが、油田が都市部に近いことなどを原因として環境破壊問題がクリアできなかった)など海外報道でしか目にしなかったネタに触れたエントリもあった筈だ。ウクライナの原子力発電導入への傾倒はかれこれ15年来は続いているし、その背景にロシアやドイツの政治的駆け引きやロシアからの天然ガスパイプラインの経路などが関わっていているのはもっと古くから変わらない。