2021/12/30

続々・第三次安倍政権と高市政権、どっちが先か?

 本年はここまで、なんて既エントリで書いて置きながらではあるが、これは現時点で触れておかないといけない。

 岸田とか林とかいう奴らの「中国共産党の狗ならやるかもしれない感じが拭えない言行」の所為で、日本の政権はとっくの昔に米議会を怒らせた。この一週間のうちに米政権も怒らせた。米軍の一部、特に現場に近い側、も怒らせた。同盟を捨てない限り味方か裏切者かの何れにしかなれない、という一般社会でも起こり得る状況すら理解していないのか、日本の現政権は。

 岸田とか林とかいう奴らは、まともな日本語もしゃべれないレベルの無能だ。まともな日本語さえしゃべってくれれば、周囲の状況も加味しつつ適当な時期には私でも「彼らが何を言っているのか」を理解できるだろう。要は知性が感じられない、教養が感じられない、結果として国内外の誰からも信用されない。日本と言う国家のconstitution(成文憲法を含む憲法全体・国体・有り様・歴史 etc.)を理解していないし、同盟と言うものの価値や意味も理解していない、ほぼ間違いなく。

 仮にも国と呼べる存在ならば、その統治システムはトップに決断力が無くても作動するようにデザインされている。それが作動していないということは、日本における統治システムのコアたる内閣が相互の信頼の欠如などにより作動していないか、サボタージュしているかのどちらかだ。個人の経験上、無能な国家官僚はタイミングと言う意味での時間の大事さを理解していないことが多い。タイムリーさの価値に思い至れない。誰かの言行にはそんな無能寄りの国家官僚のそれを強く感じる。

 その代償として、日本はまず企業からダメージを受ける公算が益々高まっている。一部はしゃーないが、一部は現行政権の愚かさのとばっちりだ。いざ事が動き出せば、経済団体は手のひらを反した方が損失が小さくできる可能性がある。一方、欧州、特にドイツはこの機を逃さず日本企業潰しに動くのは目に見えている。まぁドイツは信じるに値しない国だからむしろ名指しで敵対して構わない。「敵の敵は味方」とばかり、ドイツを梃にどことは言わないがドイツを良く思わない勢力との関係維持に利用するぐらいの狡猾さが求められつつある。そうしないと日本の経済、産業構造が死ぬ。現在の韓国のように焦土化の道を辿る。

 その先にはモラルの崩壊がある、「さらば民度」だ。数少ない働き口は海外からの労働者と奪い合い、もはや国は社会保障の財源すら確保できなくなる。「日本と言う国家のconstitution」を理解した者達によってデザインされて「日本と言う国家のconstitution」下で上手く機能する様々なシステムが健全に動作してきたことで維持、強化されてきたのが「民度」だ。

 やや乱暴だが、「国家のconstitution」は「国家の現在の有り様を理解できる文脈(コンテクスト)」とも言える。コンテクストを軽んずると、つまり現在に至る経緯を無視すると、それまで動作してきた仕組みが突然停止することがある。コンテクストを完全に無視する極左勢力の登場以降、左翼本流は落ちぶれてサヨクとカタカナで呼ばれるようになった。第一世代に置いてはコンテクストの無視はちゃんと理論武装されたもの(論理的に導かれたもの)だったが、そんなものは第2世代以降には失われた。これは第2世代に教養が無かったことが大きい。結局最後まで左翼たり得たのは、極左の劣化とともにサヨク化する左翼本流に属することを潔しとしない武闘派寄りの複数の分派だけだった(むろん、極論)。

 さて、現政権における問題の解決策は簡単。現行の自民党政権は先の衆議院選挙で掲げた選挙公約に従えば良い。直近の自民党の選挙公約は「何をする」がかなり明確であり、政権の独自性を出しにくいとさえ思えるものだ。だから「決められない首相、政権」は選挙公約を守る意思が彼らに無いことの証左に等しい。外交にしても国政にしても、本当に「首相や政権が決めること」が要求されるのは、最初の決断が引き起こす状況の変化を受けてからだ。最初の決断もしない、遅く中途半端な決断故に発生した(本来は発生自体が回避可能な)問題すら放置して対応しないのが現政権だ。件の選挙公約を守らない現政権は、それだけで十分に一部有権者を、一部国民を裏切っていると言える。そして更に国民全体を苦しめることになるだろう振る舞いを積み上げ続けている。 

 年末年始ぐらいは何かしろ。まずは土下座してでも米国に出禁を解いて貰え。自分で起こした問題ぐらい自分でなんとかしろ。「国家のconstitution」と「同盟」の意味を理解するぐらいの教養は育てよ。

2021/12/29

2021 - 2022

 本年最後のエントリ。身体はぐったりでも、PCは唸り続けてくれる。

2160pサイズのオリジナル画像はグーグルドライブからダウンロードできます

 かつては年末最終エントリの定番ネタ、久々の「現在ヘビロテ中の今年の曲紹介」のコーナーです。今回の楽曲は中毒性がヤバい。では、また来年。

2021/12/21

病気休暇からの復職

  結構長めの病気休職を経て今月上旬から復職。暫くは実効的な勤務時間を短めにしつつ、とにかく体力回復に努めることで職場合意を取れている。会社や職場の同僚、上司にはなんやかんやとお世話になるばかりで、有難いとの一言に尽きる。

 本日は所謂「在宅勤務」に割り当てた日で、このエントリを自宅で日中に書いているということは仕事をさぼっているということだ。まぁ、ちょっと早めで長めの午後の中休み(午後3時ごろの一息タイム)ということで。身体はまだまだキツく、こっちの調子が良くなればあっちの調子が悪くなるといった感じで、体調には波と言うかむっちゃくちゃ大きなムラがある。打ち合わせ等は午前中にまとめ、「午後はどうなっても知らん」ぐらいの日々だ。

 当然、趣味の作業は進まない。っつーか、現時点では翌日に響くのでやる気が有ってもやれない。

 「在宅勤務」に代表されるように、休んでいるうちに会社内の情報システムの枠組みどころか個々人の働き方が変わっていた。とにかくオフィスに人が来ない。ただ、少なくとも体力回復過程では私は極力オフィスに通うつもりだ。1年近いほぼ寝たきりの期間に身体が失ったものを取り返さなければならない以上、休む前と同等の負荷を身体に加えるべきと考えるからだ。ふくらはぎ、腰、二の腕の筋肉痛が続いているが、ふくらはぎと二の腕は寝たきり中にみるみる肉が削げ落ちた部位なのでさもありなん、腰はオフィスでの机・椅子での作業姿勢が原因だろう。

 一方、この3年程の記憶が混濁中で、「あれ、この人最近住所変わったんだっけ?」的な作業上での引っかかりが頻発して年賀状書きもいまいち捗らない。

 救いと言えば、会社の情報システムの現状の使われ方に色々とツッコミどころが見えることだろうか。大抵のツールの機能の30%も使ってない感じを受けている。比較的ゆっくりとシステムの変化を経験した人間と久しぶりに出勤してみたらシステムが一変していた人間との視点の違いもあろうが、まずは私の新しモノ好き、ツールの名前に拘らず機能に拘る癖が未だ健在ということだろう・・・だと良いなぁ。まぁ、尖がった機能は後で廃止されることも少なくないから諸刃の剣ではあるけどね。

2021/12/01

続・第三次安倍政権と高市政権、どっちが先か?

 外交センスも無く、国際状況自体も見えていない外相を未だ更迭すらできない総理大臣とその政権は今すぐにでも滅んで良い。自民党の首班である一点を持って総理大臣の任に付けただけの人間なのだから、自民党の選挙公約を守らない時点でもはや有権者に対する裏切り者に過ぎない。蓋を開けてみれば総理大臣就任に伴う慣例である派閥からの離脱すらできないビビりな小者、党をまとめる力も自信も無い、総理大臣なんかになって良いような器ではなかったことを今になって全力アピール中だ。

 韓国大統領の訪米の要望を断った同じ理由で訪米をやはり米国から断られた総理大臣とか、情けないにも程がある。米国から見て、日本の政権は韓国のそれとどっこいどっこいの価値しかないとのことだ。挙句の果てには二階元自民党幹事長からのあの言われよう(報道がどこまで本当かに疑問はあるが)である。あそこまで言われたなら、多少なりともプライドのある人間なら花瓶の一つぐらいは割ったり、議員会館の自室の壁に穴の一つでも作るだろう。

 一部で「ついにキレた」と評された高市早苗氏のツイートや「台湾有事これすなわち日本有事」とでも言うべき安倍晋三氏の発言は、この情けない総理大臣とその政権のすでに数々あると言って良い外交的失策の火消しにしか見えない。明確なメッセージは、陰に陽に示してきた現政権の外交的な立ち位置が、「自民党のそれとは全く異なる」ということだ。

 現在の政権にまず要求されている常識的な「外交的」振る舞いをことごとく外してきている以上、それが政権の意思であると見られてもしようがない。振る舞いから見える現政権の姿勢は、離米・媚中、国際非協調主義を明らかに標榜している。韓国の現政権のそれと瓜二つの思考停止、外交的脳死状態だ。さらに現政権に対する自称リベラル(本来の中道左派が自らを「リベラル」と呼べずに困っているんだが)やパヨクの現政権に対する反応の薄さには色々と想像させてくれるものがある。

 少なくとも米国議会には、自民党に対する明確な支持と現政権とその首班・・・岸田だっけ?への不快感の表明を今の数倍まで強めて欲しい。そこまでして響くところがなければ、えっと・・・岸田だっけ?は文在寅だっけ?と同レベルの魯鈍な人に過ぎないと結論付けても良いだろう。

 そう、岸田政権は自民党の敵であり、自民党の選挙公約を支持して自民党に投票した有権者の敵なのだ。

 オミクロン変異株の発見とそれに対応した入国制限がどうのこうので動きが早かろうが、それは官僚仕事のレベルの話に過ぎない。時系列的にも欧州各国の後追いに過ぎない。「責任は私が取る」と言うのは結構だが、「何が起きた時に、どのような形で責任を取るのか」まで言わずに男前ぶられても困る。今後最大規模の流行が発生しても、「それには私に責任は無い」と言って知らんぷりが可能な範囲で発言を抑えている辺りは、ある意味極めて官僚なそれである。が、官僚的なままで事を右から左にただ流すために本来必要な「匿名性」が無い状態でそれをやってしまう辺り、「残念な人」感が物凄い。対韓「報復チーム」もただのパフォーマンスを越えるものでは無く笑止だ。第三国との外交的調整が事実上必要の無い事案なのだから、優秀な人間を一人当てておけば十分だ。むしろ第三国との外交的調整が必要なのは対中事案であって、中国以外と積極的な外交をやるべき今のフェーズにその種の報道も発表も無い現政権は、現状認識の無さとその原因とも言える無能のそしりからは逃れられない。

 繰り返す、岸田政権は自民党の敵であり、自民党の選挙公約を支持して投票した有権者の敵なのだ。どういう経緯かは不明ながらこのエントリを読んでいる人には、岸田とやらとその政権の失策を、即自民党の失策と見做す愚を犯さないようにお願いしたい。自民党内の反政権勢力、或いは政権の政策に与しない勢力の言行を「ただのガス抜き」と見做す向きやそのように見えるよう印象操作する者もあろうが、「ただのガス抜き」で済ますと自民党もヤバく、更に日本と日本国民もヤバくなるのが現状と認識を新たにして頂きたい。「米国議会は日本の敵」となってはもう遅いのだ。