2014/07/26

某都知事の件は・・・

 隣国の大統領と会談した某都知事の件は、色々と憶測を呼ばざるを得ないのは確か。報道内容からは、根拠無く嘘まがいのことがさらっと言える人間であることが良く伝わって来る。隣国大統領と直接会談できるなんて、中共指導者並みだわね、すごいな~(棒)

 さて、憶測飛び交う中、当ブログ主も食料買い出しの車中で色々考えてみた。別に根拠がある訳じゃないから当たるも八卦、当たらぬも八卦。
  1. 隣国のガス抜き及び観測気球
     一国の大統領が一介の地方自治体(ただし、隣国の経済規模は地方自治体と同等か地方自治体の方がむしろ上)の知事と会談するかどうか、会談した場合にどういう会談内容となるか、隣国世論がどう動くか、などを測るための観測気球の可能性。更に畳みかけると、国内マスコミの報道内容及び姿勢、都民世論及び反応、国民世論の反応、都議会議員の反応、公安マター組織の反応が確認できることになる。水面下を含む北朝鮮、中共の反応の有無、内容も重要だ。
     報道から分かる範囲では、隣国大統領の発言内容には何らの新規性も変化もない。これには二側面あって、①反日姿勢の維持と歩み寄る意思の欠如は明らか、という側面と、②新しい対日カードが無い公算大、という側面だ。会談内容、特に大統領側の発言内容は分析が必要だ。ただし、我々一般人が分析するには、日本のマスコミが大統領側の発言内容を歪めていないことが前提となる。
     このような観測気球であった場合、都知事自身が内閣に協力しているか、単に煽られて駒として使われたかで、意味合いに大きな差が出てくる。後者の場合には都知事自身も観測対象ということになり、2に繋がる。前者の場合は大した役者ということになるのだが、TV画面越しに見た限りはそういう器ではなさそうだ。
  2. 都知事と都民や国民に多段階の踏み絵をせまったヤツらがいる
     都知事が「隣国へ行くな」と誰にも言われなかったからといって、「行ってもいいよ」とか「行くべきだ」と言われているのと同じ訳ではない。「行くんだったら総理のメッセージを口伝えして頂戴」と言われたからっていっても同様だ。
     下手をすると、如何にも日本人的な「阿吽の呼吸」が試された可能性すらある。通じなければ日本人的感性に欠けるということだ。もちろん、それは善悪や良否とは無関係な話だ。だが、相手のそれらの有無を知ることができれば、接する態度も相手に合わせて変えるのが良識ある大人というものだ。個人的な心証を書けば、梯子外しどころかそもそも梯子を掛けてくれた人間もいない感じ、当人が勝手に登ったという文脈でしか捉えられないだろう。
     つまり、「行くか、行かないか」「行かせるか、止めるか」が第一の踏み絵。次いで「隣国の知事や大統領との会談で何を約束し、どういう発言をするか」「それらを許すか」が第二の踏み絵。おそらく「やっていいことや言っていいこと及びそれらの逆」の指示を政府や内閣から受けている公算は低いから、それらは都知事自身の意思であり、ひいては有権者の投票行動結果となる。故に、第三の踏み絵は都民有権者の目の前に今まさに置かれている・・・「今隣国に行って嘘ついたり変な約束したらどうなるか」。
  3. 都知事及び都知事支持勢力潰しを望むヤツらがいる
     2とも被るが、自らが表に出ることなく、あわよくば有権者による都知事及び都知事支持勢力潰しを、と考えているヤツらがいる。「いやぁ~民意には逆らえませんなぁ」は何時だってちゃぶ台返しも可能とする錦の御旗だ。我々有権者は特定勢力に利用される可能性も念頭に行動を選択しなければならない、が、大人の都合ってやつに利用されちゃうって手もある。
  4. 1~3のうちならどう転がって良いや、結果を見てから色々具体的に動こう、と考えているヤツらがいる
     まぁ、隣国マスコミはメッセージを誤読し、米国も渋々ながらも日本の外交努力(のフリ?)を認めざるを得ないだろうから、どう転がろうが政府、内閣への影響はほぼ皆無だ。が、1かどうかは別にしても観測気球としての役割は十分に果たしたようなので、内閣改造や今後の自治体の首長選には影響が出るかもしれない。切られるのは、良い人間ではあるのだがポスト都知事訪○時代に適応できなかった鈍感な者、○○や××であろう。

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