2014/05/17
アジアワッチ、十二度:コリア駄目だ、終っチャイナ、補足
一昨日の韓国の為替介入(疑惑)で1ドル約1022ウォンから約1028ウォンまでウォン安がいったん進行しましたが、これを書いている時点で1024.2ウォン、1日半で為替介入(疑惑)の効果の半分以上が失われたことになります。半年くらい前には「1ドル1060ウォンまでならウォン高を許容できるだけの体力が韓国にはある」と言われていましたが、それが本当ならば現在の相場は完全に危険水域ですねぇ。
建設中のビルが20度も傾いたとか、KTX(韓国高速鉄道)が線路上で故障して停止したとか、人命が関わらない限りはそんなこと小さい小さい。
国民総資産の半分以上が不動産だなんて、不動産バブルが弾けない限りは無問題。
IMF(国際通貨基金)の銀行ストレステスト結果の公開を拒絶してるとか米国に言われたようですが、どうせ公開されたって何も変わりませんよ、公開されない時点で結果はおのずと明らかですから。隠せば隠すほど姑息さのみが目立ってむしろマイナスですよ、これはマジで。
ちなみに「ビッグマック価格をベースにすると、1ドル900ウォンぐらいが妥当」と友人が教えてくれましたが、実際のところどうなんでしょ。
一方、中共はというと、フィリピン、台湾、マレーシアに続いてヴェトナムでもエラいことに。ヴェトナムでは死者も出ており迂闊なことは書けませんが、打つ手打つ手が裏目に出ているのか、それともそういう感性がないのか、このような展開の予測もできなかったのか、以前にも書いた通り現在の中国の言行には狡猾さの欠片も感じられません。指導部の指導が駄目なのか、指導部が指導力を失っているのか、いずれにしても次の動きが予測できません。
中共に関しては、実はシンガポールの動きを現在ワッチ中。経済への華僑の影響力が大きいせいか、シンガポールは時折中共寄りの驚くような振る舞いをすることがあるんでね。
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