2014/05/21

アジアワッチ、十四度:1ドル1022.5ウォンが何かの基準?

 本日も、1ドル1022.5ウォンを切った直後に一気に3ウォンほどのウォン安へ、このような動きは判で押したようにこれで3回連続だ。資金力がある誰かが1ドル1022.5ウォンのラインを死守したがっているようにしか見えない。

 韓国は「不透明な為替介入」を米国に指摘されて久しいが、これだけ分かり易い為替相場挙動を見せられると米国の指摘の説得力はいや増すばかり。「もっと上手く、介入がばれにくいやり方だってあるだろう」にと思わずにはいられないが、「その種の狡猾さが韓国には全くない」んじゃないかってのが正直な個人的認識だ。申し訳ないって言うか遺憾ながら。

 なんかの利率が2.25%で、それがこのラインの根拠だったら笑っちゃうなぁ。それなら分かり易い、主体も目的も実に分かり易い。

 或いは、「韓国を為替介入する悪者」に仕立て上げたい何者かの策謀か?とは言っても今さら得する人間なんて思い浮かばないんだけどね。

 ウォン安に向かいたければ隠していることを公にすれば良いだけかも、粉飾決算などの嘘をつかないで良いだけかも、と意地悪な事も言いたくなる。が、現在のウォン高は「そういうもの」なんて納得ずくの相場だから、為替介入によるウォン安誘導は誰かの利益源になっていると考えていいと思う。

 まぁ、何れにしても「為替介入によるウォン安誘導」は国家経済の弾力性向上にはなんら本質的な効果を持たない。本質を踏み外した手法でしかないよね。

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