ボーカルを後から入れることを前提としたオケでは、ボーカルが入れるように左右方向の中央には音を余り配置しない。そのため、単一の音を中央から少し左右にずらしてそれぞれ配置するニーズがある。これまではセンドなどを使って左右に分離して音を配置することをやってきたのだが、どうせならREAKTOR5で専用ツール(エフェクタ)を作っちゃいましょうよ、というそれだけの話。ぶっちゃけ、面倒くさいということ。
原理は単純で、
- 入力音をモノラルにする。
- モノラル出力を同じ音量で2つに分ける。
- 分けた音のうち、一方のみにディレイ(時間遅れエファクタ)をかける。
- ディレイをかけた音の音量をちょっとだけ大きくする。
- 分けた音をそれぞれ左右のチャンネルに割り振る。
で、早速使ってみたのがコレ。出来上がりに明確なイメージ、或いは「こういう風にしたい」というイメージを持っていないとこんな酷いミックスになりますよ、という好例かも。音数減らしても煩い感じは全くもって上手くない。が、作成したダブリングツールが大活躍なのだ。
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