2015/07/29

いくぜ!Windows10!

 仕事上は「石橋を叩いて落とす人」などと一部で言われているが、PCに関しては腰が軽い。余りに性急に新しいものに次から次へと飛びつき、自ら実験体となる様は友人から「特攻(ぶっこみ)の○」と呼ばれていたほどだった。とは言えWindows8はスルー、「論理的だが合理的ではないユーザーインターフェース」を蛇蝎の如く嫌ったためだが、要は使いたいと思わないもののために時間や手間をかけるほど暇ではないということだ。

 ぶっこみの醍醐味はただひとつ、「バラ色の世界が開ける(かもしれない)」というワクワク感だ。結果は実は重要視していないのだ。対して仕事は結果がほぼ全てと言える。

 さて、

会社から帰宅してPCを立ち上げると、やおらWindows10グレードアップ用ファイルのダウンロードが始まった。っつーか、このエントリを書いているうちにダウンロードが終わってしまった。早くても数日、場合によっては数週間かかるのではないかとも言われた無償アップグレードだが、提供開始から24時間もかからなかったことになる。

 あ、「それではアップグレードを開始します」なんてウィンドウが出た。風呂も沸いた。

 と言うわけで、今夜はいきなりWindows10アップグレード行っちゃいましょう。アプリやドライバの互換性なんかチェックしてません、前のめりに突っ込みますよ。アプリの動作確認結果など、アップグレード後の状況については追って書くつもりです。Lightwave2015、Cubase8、FL Studio12、Adobe CS5スイートなどが動作確認対象となります。

 なお、「アップグレード後のアップデートで提供される」Nvidiaグラフィックカード用ドライバでかなり致命的な問題が発生しているようです、うふふ。

 では、いってきます。

2015/07/27

かってにセレクト、ライムスター宇多丸さんの宇宙戦かんああと評

 いつも的確と思います、っつーかしゃべってる内容が他人のものとは思えないんですが。ネタは古いですが、再評価には耐えられないだろう作品に対する評は人類が滅びても変わらないでしょう。

 「宇宙戦艦ヤマト2199」評・・・タイトルが違うとかは小さいこと。駄目なものが何故駄目なのかはそもそも駄目だからということが駄目な作品の共通因子。要は「力の無い人間の覚悟」なんて「覚悟ですらない」が故に意味が無いということ。「Sport man ヤマダ」にも共通しますが、作り手の「志の低さ」は作品に明確に宿ります。
 「Sport man ヤマダ」評

2015/07/26

しなやか?某国のイージスさん

 文脈を知らない人には何の事やら?某国のイージスさん、パワーアップ復帰宣言です。

 「人を呪わば穴二つ」「過ぎたるは及ばざるが如し」とは日本人は上手く言ったもの。「おぼれる犬も打たない」「やりすぎない」のが日本の文化というものです。なんたって「流れを読む」という「察し」がありますから、「ブーメラン」は当然怖い訳です。

 が、世の中「察し」の無い連中は居るもので、いわゆる「ブーメラン炸裂!」という流れを自ら作ってしまったようです。調子に乗った報いを自ら招き寄せた(自分の投げたブーメランが自分に命中)という訳ですね。どーしよーも無く価値観が違うのです。「頭が悪く見える」「脊髄反射にしか見えない」のは仕方ない、きっとそうなのですから(確信)。

 一連の流れの波及効果は大きいです。Youtubeに対する見方を少し変えないといけないのも確か。しかし、ここはまず「静かにしなやか」に行きましょう。

 空気を読んで、声を挙げるのはちょっと待ちましょう、今はまだそのときじゃあない。もしあなたの中に静かな怒りがあったとしてもそれはあなただけのものじゃない。分かる人は分かってる、多くの人に共有されていますよ。

 閑話休題。

 東洋経済ONLINEの「『空気を読む』は『考えない』につながる愚行だ」に目を通してがっくり。日本においては、「空気を読む」は教養以前のたしなみだったはず。「空気を読んで」からが本番だから、「『空気を読む』こともできなければ『考える』なんて(できるはずもないので)意味なし」が自らの経験に照らしても正しい。

 真に空気を読むとは、その場において自らを縛る事項の意識化であり、自らをその縛りから解き放つための第一歩に過ぎないからだ。つまり、「『考えない』につながるレベルの『空気の読み』」は「空気を読んだとは言えない」からである。読んだ上でどうするか、そこが問われる部分なのである。「そんな日本人同士だけでしか通じないことを・・・」と言うこと無かれ。経験上、米・仏のできる人間はちゃんと「空気が読める」し、「読んだ上での議論」にしないと意味ある議論はできない。 「空気が読む」を重要視しない人間は、そもそも「空気が読めない」場合が多いものです。

 ん、 「『プロフェッショナル シンキング――未来を見通す思考力』、監修 大前…」 あ、(察し)

2015/07/25

報道ってなんだろう?

 某ネット掲示板のまとめ記事の写真でクスってなった。

 個人的に「マスコミ報道内容ってのは結構嘘」という経験には卑近なレベルで事欠かないから、まあねぇ、「報道された内容は事実に基づく何か」というあたりは常に肝に銘じておきましょう。
 ま、「安保法制議論自体が実効性を伴う外交行為そのもの」って誰も言わない報道機関があるのが凄い、信じがたい低レベルさだわな。「言えない」場合も言わずもがな。ゴミだって分別するご時世、報道機関もね。

東京オリンピック、パラリンピックのロゴ

 コンセプトの説明もネット上にあるようだが、なんとなく分かるのでスルー。漆/墨(わずかにくすんだ黒)、銀箔、金箔、(半紙、屛風、掛け軸などの)余白(の白)なのではないかいな、そしてアルファベットのTなんだろう。黒、白、赤の組み合わせはよっぽど変なことをしない限り締まったデザインになるんだけど、うっかりするとすぐナチスになっちゃうからねぇ・・・黒を若干くすませてある?ならその辺りへの心配りはあるってことかな。

 個人的に思うところは「フォントの選択ミス(致命的)」「Tの部分が丸にできずに正方形なのはデザイン上の敗北。下半分で安定感、上半分は不安定にして躍動感ってのがセオリーっぽいのだが、それをはずしてくるだけのパワーは無い」ってあたり。

 ん、これはWindows10?最新iOS?
 ボールド・ゴシック体の「TOKYO 1964」が一番下に置かれてるのがミソなんだろうなぁ。
 う~ん、かつて使っていたinfobar(初代)はやっぱり傑作。 この配色ではあかんですか?

2015/07/19

ふぁっ!The Man from U.N.C.L.E.?

 リメイク(Remake)、リ・イマジンド/リ・イメージド(re-imagined/re-imaged)、リブート(reboot)、どのニュアンスが近いのかは不明だが、米国の往年のTVシリーズ"The Man from U.N.C.L.E."と同タイトルの新作映画が公開間近らしい。

 コミック・コン用予告編を見る限り、旧作との別物感はハンパ無い。だが、その印象とは裏腹に、劇中の時代は1960年代あたり、つまり旧作が製作された時代だ。

 "The Man from U.N.C.L.E."は日本では「0011/ナポレオン・ソロ」のタイトルでTV放映され、劇場映画(再編集版)も公開されている。主人公である「ナポレオン・ソロ」の命名者にして人物造形の原案者は、007シリーズの原作者であるイアン・フレミングだそうだ。イアン・フレミングの命名センスはちょっと独特で(007シリーズに登場する女性の名前は変なのが多い)、さらっと「ナポレオン」なんて使ってしまうあたりはフレミング節とも言える。

 上の予告編の別物感のひとつの原因は、音楽に旧作テーマ曲との接点がまったく無いところが大きいように思う。旧作のテーマ曲は5拍子が基本で、これはスパイ大作戦("Mission Impossible")のテーマ曲も同様だ。

2015/07/07

嗚呼、iTunes12(の右端)

 iTunes12.2リリース、Windows7での右端表示の不具合は未だ健在。ま、たまにしか起きないので困りはしないのですが。

悪手っぽい

 世界遺産がらみの外務省のやり方は悪手っぽいが、実際のところどうなのかはまだ分からない。ただ、「解決好き」の日本人気質に合わないやり方であったのは確実で、レベルの低い新しいゴタゴタが国内外で発生する可能性は高い。相手方の一時情報に近い情報が直接入手可能、かつ一方的、意図的な情報リークも可能な現行のネット社会においては、もはや「国内向けの『玉虫色』は演出できない」点は甘く見てはいけない。特に今回は相手が相手である。

 「なんとかセンター建てます」という点については、外務省の責任で実現してもらわなければ困る。建てるにあたって趣旨に関する嘘や詭弁は勘弁、「国際的な約束」を錦の御旗にするとかも勘弁。さらに個人的には建設・維持管理への税金投入も勘弁であるから、必要予算は外務省予算のどこかを削って捻出して頂きたい。ものがものだけに、建設や維持管理に関わる予算執行具合の透明化には一層の努力をお願いしたい。加えて建設予定地住民などからの建設反対があった場合、説明や(必要ならば)補償といったものも外務省でお願いしたい。それが責任ってもんだ。

 私案だが、なんとかセンターは外務省内組織として直接運用とし、地域ともめるのが面倒ならば外務省が入居する建物内に設ければ良い。少なくとも、「目的外使用」できない仕組みは導入して頂きたい。

 いやマジで。

2015/07/05

"The Bombay Royale"ねぇ

 PCゲーム"FarCry4"二周目中。

 難易度は一周目と同様に「ハード」だが、"FarCry2"で散々な目に会わされた後となっては難易度という点ではなんのことない、300m以上の遠距離からいきなり頭を狙撃されてゲームオーバーとかないんだから。

 二周目の理由は単純に一周目と異なるシナリオラインを追う(プレーヤーの選択で僅かながら展開に差異がある)ためだが、もうひとつ、ゲーム中に使われている既存楽曲をチェックする目的もある。ゲームの舞台は実在しない国だが、ヒマラヤの一部がを国土に含まれれ、かつ仏教遺跡やマニ車がある。そのため、ゲーム中に挿入されている多くのポップスは歌詞が何語かすら分からない。でも、何はともあれググってみるものだ。

 エントリタイトルにある"The Bombay Royale"はオーストラリアのバンド、ただしジャンルの分類は"Wikipedia"では「ボリウッド」となっている。ゲームの製作メーカー"Ubi Soft"によれば、彼らのアルバムから4曲がゲーム中で使われているそうだ。

 「ボンベイツイスト」は'60年代のインド・ボンベイ(現ムンバイ)がモチーフの楽曲。リズムはいかにもの王道なのだが、単なるオマージュと言うよりパロディーっぽいと言うか、やや毒気のある仕上がり。

 で、大のお気に入り"You Me Bullets Love"。
  
 カバー版が使われている"Jaan Pehchan Ho"。この動画は映画中のオリジナル版使用シーンのようだ。「大ヒットスリラー映画」からの1シーンらしい。ツイストの背景にスウィング(ジャズ)の存在が無視できないことが画や曲から良く分かるね。更にこのシーンが"The Bombay Royale"のマスクの元ネタである可能性もあるよね。

 蛇足ながら、上の動画を観ていたら映画「メトロポリス」を思い出してしまいした、しかも公開当時に劇場でちゃんと観たジョルジオ・モロダー版。「肩をすくめてフリフリ」な感じが原因かなぁ・・・
 おまけは"Panjabi MC"の"Jogi"。阿片精製工場を襲撃した主人公が、火災で発生した阿片の煙にあてられたつつも戦い続けるシーンに使われている。フランジャーっぽいエフェクトを加えられた楽曲は、原色ギラギラでサイケチックな画面(主人公の視界)と妙にマッチしている。

2015/07/02

やっぱりえげつない

 このブログに目を通している奇特な方ならお察しの通り、私はドイツってのが信用できない。

 昨今のギリシャ問題の原因の一端であってもドイツに求めることは理性的でも合理的でもないが、「ユーロをどうしたいか」というドイツの意思とそれを反映した行動はギリシャ問題とは無関係とは言いがたい。金融、経済は不勉強もいいところなので事実かどうかはわからないが、現行のユーロによる通貨システムの設計は主にドイツによるものと聞いたことがある。まぁ、通貨発行権の所在などを見るに、あながち嘘ってことでも無い様に思える。

 当然ながら、ユーロをコアとする経済、金融システムは誰にとっても益があるなどという理想的なものではない。イギリスが自国通貨ポンドを維持し、ユーロベースのEU共通の金融システムからの自国銀行の独立にこだわる点にはきっと意味がある。

 さて、ロイターの記事「アングル:『ユーロ圏から出ていけ』、ギリシャ見放す独産業界」はタイトルだけでお腹いっぱい、やっぱりドイツはここぞというところでえげつない。この種のえげつなさはドイツ企業の振る舞いや国の政策にちらちらと垣間見え続けるものである。ギリシャ問題も原因とするユーロ安傾向はドイツを潤しているのは事実だろう。ま、良し悪しはともかくとして、友人ができにくい振る舞いとは言えよう。二つの大戦で…無関係かな?

 とは言えそれも国や企業としての在り方だ。一時期、某国は「日本はドイツを見習え」を連呼した。ここはひとつ、日本も相手限定でえげつなくなってみても良いんじゃないかと思う。

2015/06/28

思考停止とはこういうことだ!

「戦後70年に考える―忘れてはならない歴史と中国」をテーマにした講演会が20日、石垣市健康福祉センターで開かれ、元静岡大平和学講師の森正孝氏が「中国軍事費の伸びは、経済発展に応じて抑制的だ」と「中国脅威論」を否定。「抑止力論を捨てなくてはならない。人間の英知は(戦争放棄を定めた)憲法9条に凝縮されている」と訴えた。
 講演会は「いしがき女性9条の会」や「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」などで組織する実行委員会が主催した。
どうも9条を文言のみで捉え、周辺情報を踏まえた上で理解しているとは思えない。で、こう続く。
中国が軍事的な脅威だとする考えが日本に広がっていることについて「日本社会は、この問題では思考停止状態だ」と批判。中国軍事費の伸びを「ウェルカムではない」としながら「人口1人当たりにすると非常に少ない」と述べた。
まさに思考停止の見本、偏向というよりももはや馬○丸出しである。非現実的、非論理的、非理性的、非生産的、非学術的・・・挙げればキリがない。もしまともなら、誰かから幾らかもらっているか、どこかのイデオロギー(厳密にはイデオロギーもどきの屁理屈もどき、つまり論理性が無いので屁理屈にすらなりえない)に囚われているか、のどちらかだろう。理想を論ずるのはかまわないが、ぞの基礎となる歴史的、地政学的な事実関係はちゃんと踏まえておいてくれなければ困る。

 抑止論の否定は、ローマの平和(パクス・ローマ)などの大国の権威に基づく戦争の無い状態や永世中立政策をも(なんらかの基準に基づいて)否定することになるのだろうか。ポイントはまず第一に「平和の定義」にあるので、これが明確でない状態では先に踏み込めないが、ポーランドやスイスに向かっても同じことが言えるのかとは問いたい。

 ウィキペディアによれば、「平和学」とは「諸国家間の紛争の原因、それが起こりうる背景や経済、地政学的な理由から、紛争回避の手立て、方法、平和の維持とその条件などを科学的に研究する学問である。」とのこと、記事から察するに公演内容は「平和学の遥か手前の内容に過ぎない」ようである。なんといっても学術的ではないし、「紛争回避の手立て、方法、平和の維持とその条件」に全く踏み込んでいないからである。

 私の見るところ中国脅威論の本質は軍事費ではない。膨張主義的な対外行動を取らざるを得ない状況を引き起こしている多数の国内問題、乃至は中国共産党の内部問題(無知、無能、誤ったイデオロギー、教育の失敗など)である。国家の上に置かれる共産党(党が国家の上に置かれる国家体制をファシズム国家と呼ぶ)と、共産党の一機関たる人民解放軍はともに国家には属していないが故にまず「中共脅威論」であるべきだ。 「人口1人当たりにすると非常に少ない」という「おそらく事実だろうが論展開上は意味の無い」オマヌケ発言が真にオマヌケである一つ目の理由はまさにそこにある。

 「人口1人当たりにすると非常に少ない。だが、共産党指導部1人当たりにすると非常に多い。書記長1人当たりにするともっと多い」

もちろん、これを以って「日本国民一人一人の生命、財産に対して中国が脅威」などとは言わないし、言える筈もないよ。

2015/06/16

私はあなたではない

 これはとっても重要なことであり、うっかりこれを読んでしまっている未来ある方々は肝に銘じておいて頂きたい。と言うか、これぐらいのことを理解していないと、実は古き良き日本社会では生きていけない。「読み書きそろばん」ができなくとも日本人ならこれは体得しておかないといけない思考方法であり、常識以前の話なのだ。

 東洋経済の記事「中国の書店が『親日』であるのにはワケがある」は突っ込みどころ満載の「馬○の主張」以外の何物でもないのだが、いかんせん、おそらく無意識の「○鹿自慢」は読み手を不愉快にする。
私が最初に同書店で「日本本」の多さに気づいたのは、2013年のこと。それまでも年に2~3回ほど北京や上海に取材に出かけていたが、ゆっくり書店を巡る時間がなかった。だが、その日は地方都市の詳細な地図を買い求めたくて、わざわざ大型書店に足を運んでみた。そして、思わず小さな声で叫んでしまった。

 「上海の書店には、日本本があふれているじゃないか!!」と――。

  1階の正面玄関を入ってすぐの「話題の本・ベストセラー本」というコーナーに、冒頭の本がズラリと並べられていたからだ。まさか、と思いつつ手に取ると、装丁などは多少異なっているが、正真正銘、日本の同名本の翻訳だった。ビニールでパックされていて開けられないものもあるが、開けられるものは中国人が熱心に立ち読みしているではないか。うれしくて、思わず「あの、私、日本人。それ、日本の本なんですけど……」と隣で日本本を読みふけっている中国人に声をかけてみたい衝動にかられた。 待ち合わせしていた中国人の友人がやって来たので、彼女に私のびっくり具合を説明すると、あきれた表情で「中島さんったら、今頃、何を言っているの。そんなのずっと以前からですよ。中国人は以前から日本の本が大好きですよ」と教えてくれた。

  しかし、多くの日本人にとって、この事実はちょっとした衝撃ではないか。 
おそらく「多くの日本人」は驚かない。記事の執筆者に比べれば、主観で事実を歪める傾向は遥かに弱いだろうし、より論理的でもあるし、事象の時系列関係もより踏まえているだろうからだ。

 「 しかし、多くの日本人にとって、この事実はちょっとした衝撃ではないか。」とさらっと書ける感性は信じられない。それはあなたの主観であって、世間一般はそうじゃない。自分の認識が普通かどうか、一般的かどうかに自覚的ではない人間はジャーナリストはやっちゃいけない(はっきり言えば迷惑だ)。

 「知らないこと」は条件付ではあるけれど恥ずかしいことではない(専門家が専門家たるための努力を軽んずなかれ!)。だが、「自分が知らなかった事に対して、自分の『必ずしも一般的とは言えない主観』のみに照らして反応する」様は(ジャーナリストでなくとも)とっても恥ずかしい。まだ知ったかぶりする方が可愛げもあると言うものだ・・・それは一種「空気を読んだ上での恥の認識に基づく反応」だからだ。

 恥も無く、恥を認識できる感性も無く、空気も読めず、無知。これは辛い。うっかりガス抜き記事だったとしても、さして効果はないだろう。

はらた○らに3000ジンバブエドル!

 某ネット掲示板まとめ記事では、暴落した通貨の代表格としてジンバブエドルが良く使われる。「~に1000ジンバブエドル(賭ける)!」といったような使い方だ。

 「まぁ、そんなことも"あった"のだろう」と特に実態を調べることはしてこなかったのだが、ロイターのコラム「コラム:ジンバブエ通貨廃止、『3.5京ドル』の教訓」を読んで真っ青。状況は今も進行中であり、ついに通貨発行権の放棄にまで至ったようだ。通貨価値の低下はハイパーインフレによるものだが、ハイパーインフレの主因が政治的、経済的な失策どころか無策ですらないという点はやるせない。

2015/06/14

サーブ・グリペンの最新プロモーション動画

 今月公開になったサーブ社によるグリペンのプロモーション動画、至極まっとうな作りで驚きとかはない。だが、グリペンの方向性と言うか、有様、ひいては商売上のメッセージは明確だ。

 ドラケンから引き継がれる稼働率の高さや良好な整備性は当然ながら、 ネットワーク機能(情報共有機能)の導入具合は群を抜く。「個ではなく群れで狩る」ことを大前提に開発された最初の近代多用途戦闘機ではないかと思う。敵を狙う機体とその敵を撃つ機体が「同じ群れに属する」別々の機体で良い、と言うのが典型的な「群れで狩る」例だ。

2015/06/13

一部日本マスコミによると...

「終息した」らしい韓国内のMERSアウトブレイクだが、4次感染者まで確認されてパンデミックに更に近づいている模様。

 ちなみにNHKが「終息した」と報道したって本当?

2015/06/08

メールス?

 中東呼吸器症候群こと"MERS"、カタカナ表記は「マーズ」が主流だ。ちなみに私は最初「ミールス」と発音していた。これは「E」が英語では「イー」の発音になることが経験上多いためで、「エ」となることは十中八九無く、「エー」となることは皆無と言ってよい(と言うか、少なくとも米語ではそのような発音はない)。

 が、報道によっては「メールス」なる表記もある。

 動画サイトでMERSに関する英語での報道をチェックすると、発音は「マーズ」相当が大部分で、早い段階のジャーナリスト個人の動画で「ミールス」という発音が聞かれるぐらいだ。

 では、「メールス」はどこから来たのだろうか?米語的には"MAL(E)S"を想像させる発音だ。

 ひとつの可能性は韓国の報道の中にあった。ハングルでの"MERS"のつづりは「메르스」、つまり「メルス」相当なのだ。「メールス」はハングル記事の翻訳過程で出てきた表記なのではないかということだ。ま、それでもなぜ「エ」ではなく「エー」なのかは謎なのだが。

2015/06/06

いよいよ詰んできたかなぁ

 知り合いによると、昨晩は池上彰氏の出演するTV番組で「(東日本大震災の時)真っ先に駆けつけたのは韓国の救助隊」とやったらしい。事実関係として入国が早かったのは事実だが、日本側からの「待機要請が無ければ」台湾の救助隊の入国が早かったのではないかというのは震災直後から言われていたことだ。当時の日本の政権は、その後も台湾に対して幾つかの非礼を働いている。

 なお、件の知り合いはこのTV番組の内容のバランス感の無さにうんざりしていた。有体に言えば、「印象操作臭い」と拒否反応を示していたということだ。

 韓国救助隊の入国時期について触れるなら、当然台湾救助隊の件にも触れていないといけない。「韓国救助隊一番乗り」は「作られた事実」である可能性が否めず、故に、その事実のみを強調することはプロパガンダと捉えられても仕方がない。「作られた事実」は、「作られてたものかも、と捉えられても仕方ない事実」と一体で語られなければ後に禍根を残す。特に韓国絡みは要注意だ。

 某ネット掲示板まとめでよく目にするのが、「韓国の募金規模は総額42億円」という類の書き込みだ。だが、実感が無いと言うか「そんな事実があったのか」という感じがぬぐえない。ソースは不明だが、「総額42億円」は韓国内で使途不明金となっているという話も聞く。そもそもそんな額の義援金が日本に送金されていれば、プロパガンダの意図の有無と全く無関係に、日本国内でその事実を周知するような動きがあって良い気がする。

 「語れば印象操作、語られないのは不都合な事実」を地でいくような展開は、お約束とは言え不愉快極まりないものである。韓国、いよいよ詰んできたのかなぁ。 「堪忍袋の緒が切れる」、「ここらが年貢の納め時」といった状況は多少なりとも日本的ではあるものの、米国のような良くも悪くもナイーブな国民性との親和性は高い価値観とは言える。

 日本の報道機関の不甲斐なさ、或いは偏向具合?が知れる事案が進行中の様だ、とも言えそうな状況だ。

 ちなみに日本赤十字社によると韓国赤十字社からの義援金は2億円を超えるということだが、それでも1桁違う。なお、ソウル市のとある区の集めた義援金の半分以上は「独島防衛目的」に転用されたのは事実の様である。事実がどの辺にあるかはもう一度ソースをきっちり押さえる必要があるが、義援金の件に関してはほぼ同一の記述がウィキペディアにあることは事実として付記しておこう。

p.s.
テレ朝もやっちまったようですね。大人の事情を斟酌しない子供から「あ、TV局の都合の悪いことは言わない人だ!」なんて言われた時、あの人はどういう反応をするのかなぁ。それとも、そういう状況の発生を意図してるのかな?

2015/06/04

ありがとう、朝日新聞

 ありがとう、朝日新聞。弛まぬ離韓工作が実を結んでいる。昨日のエントリで書いたように、私も目が覚めた、はっきり言って一線を越えた。自身の倫理観に逆らって「信用できない人間(集団)というものが存在する」と一度は認めてしまっては、もう元には戻れない。こういうものも平気で貼れるようになった。
 
  社説も立派だ。さあ、自らが開けたドアの向こう側の風景をしっかり見るべきだ。十中八九「希望」なんて見えないよ、保証する。
日韓国交50年―首脳が打開に乗り出せ
2015年6月4日(木)付

 日韓の首相経験者や財界関係者らでつくる「賢人会議」がソウルに集い、1日、朴槿恵(パククネ)大統領に安倍晋三首相との首脳会談を促した。
 朴氏はその席で「早期に関係改善できるよう努力したい」と語ったという。  日本と韓国にとって今年は、特別な年だ。植民地支配した国と、支配された国が国交を結んだのは50年前。記念すべき条約の調印日は6月22日である。  だが、政治や外交の現場では目を覆いたくなるようなお寒い関係が続く。その荒波をかぶるかのように両国の国民感情にも暗い影がさし、日本の側でも嫌韓の空気の広がりは深刻だ。
 とはいえ、少しずつではあるが、政府同士の関係が復元力を機能させつつある。先月は日韓の財務担当相が会談したのに続き、約4年も開かれていなかった防衛相会談も実現した。  あとは首脳会談だけだが、まだ開催のめどは立っていない。もつれあった糸をときほぐすこともリーダーの重要な仕事のはずだが、こと日韓関係にあっては両首脳の存在感は薄い。  首脳会談が実現しない最大の理由は慰安婦問題をめぐる意見の違いである。政府間協議で意見は近づいてきたが、双方が取る具体的な措置をめぐって、まだ完全には折り合えない。
 慰安婦問題を含む歴史問題については、米国の日本研究者らが「偏見のない清算」を呼びかける声明を出した。元慰安婦の被害者数が何人であろうと、女性たちが尊厳を奪われた事実が重要だ、との国際社会の標準的な視点を抑制的に指摘した。
 声明は、韓国や中国の「民族主義的な暴言」を批判しつつ、安倍氏の「大胆な行動」を求めている。発表時に187人だった署名者は世界的に増え続け、いまや400人を超えた。
 政財界の先達も、海外の知日派も、不安まじりではあるが、期待の視線を注いでいる。両国民の間にも、遠ざけ合うより打ち解け合いたいと願う気持ちがあることは間違いない。
 両国の政治のこだわりのほかに関係改善を阻むものは、そんなに多くないのだ。半世紀の交流を温めてきた隣国の関係をもとに戻す痛切な責任感を、当事者がもつしかない。
 22日の節目の日を、無為に過ぎ去らせてはならない。東京とソウルでは、それぞれ祝賀行事が予定されている。
 両首脳はせめて、互いに足を運び合い、そこで隣国への思いを語るべきだ。今日と未来に責任をもつ政治指導者として、自らが動くときである。

2015/06/03

ちゃんとしろよ

 韓国政府、韓国人ともにいい加減すぎる。中東呼吸器症候群(MERS)の話だ。

  MERSはワクチンも無く、致死率が高いとされる。が、報道における致死率は27~50%の範囲でまちまちで、こちらもなかなかいい加減なものだった。ウォールストリートジャーナル日本語版の記事「MERS流行に備え知っておくべき5つのこと」によれば、「1154人がMERSに感染し、少なくとも434人が死亡」とのことなので、ざっくり37%以上となる。決して低い数値ではない。

 んもぉ、迷惑だな。

 p.s.

 消毒に殺虫剤とか、ラクダ隔離とか…認識が甘かった、いや完全に私が間違っていました。どうやらマジで魔法の世界に生きている人間が多いらしい。つまり、一見文化的な生活を送っているように見えつつ、自分たちが享受している社会システムや所謂文明の利器からの恩恵の原理・原則は全く理解しておらず、背景となる文化的コンテクスト、換言すれば道理、も全く分かっていないということだ。もしそうならMERSよりも恐ろしい存在と言えよう。目が覚めました、マジで。

2015/05/30

ふぁっ、政経分離は可能だ!

 地震、おそらく震度3くらい。マグニチュード8.5(推定)は明らかに大きい地震だが、津波の心配が無いということは震源が深いということなのだろう。ちなみに先の東日本大震災はマグニチュード9だった。

 で、地震で微妙に揺れ続けるPC本体を見ていたら、ぴこ~ん!と来るものがあった。
  • PCのグラフィックカードはASUS製である。
  • ASUSは台湾(中華民国)のメーカーである。
  • 台湾と日本とは国交が無い!
  • つまり、政治と経済の分離(政経分離)は可能である!
  • では、政経分離を望むどっかの国の(非常識な)要求を例外として日本は受け入れよう!
  • こちらについては国交は残すけど、経済的には断交しよう。つまり台湾とは逆にする!
どうよ、これ。

唖然、呆然、どうする沖縄

 朝日新聞デジタルの記事「翁長氏『沖縄、平和の緩衝地帯に』 ハワイで講演」に唖然、呆然。

 一般論として「緩衝地帯」を自ら請け負おうなんて発想は、まともな知的能力を持つ人間なら受け入れられない。歴史も政治も知らないか、巷で良く言われているように(いざという段階で自分は蚊帳の外に居ることが分かった上で)誰かの利益誘導に走っているかのどちらかであろう。所謂「頭がお花畑」の人間は、事が成就された暁には良くて放置、普通は粛清の対象となろう。なぜなら「頭がお花畑」の人間は煩く、かつ役に立たないからである。

 「緩衝地帯」と私の信じるところのある意味お花畑的な「平和」とは全くなじまない。まず、「平和の緩衝地帯」という表現の意味するところが論理的に不明だ。では、「平和の緩衝地帯」という表現になじむ多少なりとも現実的な「平和」とはどういうものだろうか。

 ひとつの解釈は「戦争が起こりえる状況下で戦争がない」状態の可能性だ。個人的な経験上、 「頭がお花畑」で自分では何も考えていない人間の多くはこの状態を平気で「平和」と呼ぶ。だが、私に言わせればこれは平和でも何でもない、本質的ではないからである。戦争の概念の有無や実際の有無とは関係なく、平和は戦争とは独立して存在し得る。

 別の解釈は「覇権による平和(と呼ぶもの)」の可能性.、つまり強国、大国の力を背景とした「戦争のない状態」だ。歴史的に「パクス・ロマーナ(ローマによる平和)」、「パクス・アメリカーナ(アメリカによる平和)」が存在したのは否定し難いだろう。

 いずれの解釈を取っても、「沖縄を平和の緩衝地帯に」という表現の矛盾、胡散臭さはぬぐえない。

 戦後の沖縄は「パクス・アメリカーナ」の下で「平和であった」という事実は動かせないし、現在の状況もその延長上にある。と言うことは、現状変更とは「パクス・アメリカーナ」の否定に他ならない。(一般的な意味での)合理的な思考ができる人間ならば、米国でそんなことを語るという行為そのものからして理解できないだろう。米国側に宣戦布告と取られても驚きはしない。少なくとも、可能性としての「パクス・シニカ(中国による平和)成立」との関連性、或いは対応を明示化しなければ、相当に具体的なシナリオを示す以外に聞くに値する話とすることは不可能だ。要は「中共になります/なりません」の選択の明示化以外は米国にとって相手にする価値は無いということだ。

 「緩衝地帯とされた」国、地域というのは概してろくでもない目に合う、もっと具体的に言えば戦場や粛清の場となる。ポーランドや冷戦時代の東欧諸国も歴史を紐解くだけでお腹いっぱいである。第二次欧州大戦直前のドイツ・フランス国境地域やナチス・ドイツの東方拡大政策の結果も同様である。ポーランドのように複数回の「国の消滅」を乗り越えた国があるかと思えば、「事大」に走り単なる場(シアター)となることを自ら選ぶ地域もある。前者は賞賛に値するが、後者は軽蔑の対象にしかならない。

 現実問題として、語義とおりに自らの土地を「緩衝地帯」とすることは、潜在的にその地を戦場や紛争地域とすることと等価である(「緩衝地帯」を宣言しても地政学的に「緩衝地帯」と成り得ない場合はもちろん除く。幸か不幸か沖縄県は米国、日本、中共、台湾にとっても地政学上重要な位置にある)。もし「戦争のない状態」が維持されるなら、それはどこかの覇権下にあるという意味でしかない。そのどこかが米国ではない、となればどこか。「戦争のない状態」が維持されなければそこは戦場と化し、戦後は粛清の場となる。さらに隣接地域が新たな潜在的な紛争地域となる。現在のアジアの軍事的安定性は「緩衝地帯がないこと」によって維持されている可能性にも留意しよう。朝鮮半島はもはや緩衝地帯としての価値はない*(沖縄の方が遥かに価値がある)。

 オナガ氏は戦争を望み、沖縄を再び戦場、或いは政治的事由による粛正、パージの場とすることを望んでいるようである。さらに隣接地域にも潜在的に迷惑な存在(卑近な例で例えれば、住人が変な主張をし続けるゴミ屋敷みたいなものだ)となることを望んでいるようである。論理的、合理的帰結としてそうならないか。

 そうなった時の私の思考実験の結果は、(以前のエントリに書いたことがあるが)米国軍による再占領が望ましいというものある。理由は「アジア地域の安定化、(戦争が起きない、戦場としないという意味での)平和の維持」と「平和のためのコスト最小化」である。形式的に日本の領土としつつ、軍政を認めれば米国から文句は出ないだろう。「事大の代償」は当事者にとっては高くつくのである、ましてや「地域平和に対する裏切り者」においては言わずもがなと言えよう。当事者能力が無い者を相手にするのは時間やお金の無駄だ。それが中共ン十年の歴史を調べるだけでも十分に分かる歴史が教えてくれるリアリティってもの、欧州史でも日本の戦国時代史でもローマ帝国史でもエチオピア史でも結論はあまり変わらないよ。


*:朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)は、独自路線と長距離ミサイル開発によって「緩衝地帯」よりも関心の高い国となりつつある。故に「我が地を緩衝地帯とせよ、かまってくれ」という恐喝が使えることになるが、自称「緩衝地帯」は実態として「緩衝地帯」とはならない。「緩衝地帯」はその地域の住人の意思とはほぼ無関係に外部から認定されるものである。

2015/05/27

THUNDERBiRDS ARE GO、良いねぇ

 本当はマズいんだろうけど、英国では放送が既に始まっている"THUNDERBiRDS ARE GO"がYoutubeに上がっている(2015/5/29:さすがに一斉に削除された模様)。日本でも東北新社が放映権を確保し、TV放送も想定しているそうだ。テンポが良くてなかなか良い。やはり英国のTV番組、「華麗なるペテン師たち(Hustle)」のノリに近い感じかな?音楽もところどころに007シリーズの楽曲を多く手がけたジョン・バリー風の展開があり、英国風と言えなくもないかと。

 個人的にはエピソード8、エピソード9がお気に入りだ。

 エピソード8はサンダーバード5号(宇宙ステーション)のコンピュータの反乱、導入から「2001年宇宙の旅」のオマージュであることを隠そうともしない変な潔さがある。ラストはちょっと日本的かもしれない。日本人の感性では「何のこともなく」アリなのだが、英国はさておいて、少なくとも米国では文化的に抵抗を感じる人も居るのではないかと思う。

 エピソード9は鉱山作業者が一人居るだけの小惑星が太陽フレアが原因で太陽直撃軌道に乗ってしまうというもの、エピソード3に続いてサンダーバード3号(赤い宇宙船)の活躍回だ。パイロットであるアランはコメディー担当キャラなのだが、声優の演技、キャラ造形及びモーションのバランスがとても良く、まったくいやみったらしい感じやあざとい感じがしないのは見事だ。ラストの1秒には思わず笑わされた。このカットが示すのは「アランは機転が利いてコンテクスト(文脈)を踏まえた学習能力が高い」ということだ。そういう人は何をやっても憎めず、信頼できるものだ。ただ、台詞も含めた「間」がとっても大事なシークエンスなので、日本語版が製作された際に上手く処理されるかちょっと心配。

  • サンダーバード5号が実にかっこ良い。リング構造を進行方向側に完全に寄せたのはデザイン的におそらく大正解。
  • 女性キャラ"Kayo" 、日本人だと「カヨ」と読んでしまうだろうが、実際の発音は「ケイョオゥ」に近い。最初は「ケイオ(ス)」に聞こえて、「何でカオスなん?」
  • "Thunderbirds are go!"、"Thunderbird one is go!"という表現、"go"は動詞じゃない訳だ。
  • "We have a situation."という表現、あの「状況開始」といった変な?日本語における「状況」ってこれかな?

2015/05/22

THUNDERBiRDS ARE GOの舞台裏!

 まぁドキュメンタリーというよりはプロモーションなのでしょうが、なかなか興味深いカットやオールドファンだからこそニヤリとしてしまうカットが多々あります。

 パーカーの声がどうなるのかなぁと気になっていたのですが、なんと!という展開。オリジナルの製作者の一人で当時のレディ・ペネロペの声も担当したシルヴィア・アンダーソンさんも登場、さすがにお歳を召されて、え~、テラホークスの某キャラクターにちょっと似てき・・・

2015/05/17

「急がないで」

 PCゲーム"War Thunder"のトレーラーで使用されている楽曲が気になって調べてみた。

 ややシャンソン寄りという感じだが、ソビエトの楽曲「НЕ СПЕШИ (急がないで)」ということだ。聞いてみると分かるけど、60~70年代前半の日本の歌謡曲にも共通する風合いがある。日本の歌謡曲のメロディーが結構ソビエト~ロシアに受け入れられているという点も考えると、あながち不思議なことでもないのかもしれない。

 こちらは別バージョン、私好みの所謂ブブブもの(ベースが単調にブ・ブ・ブ・ブと鳴り続けマス)。劇場版パトレイバーのサウンドトラックなど川井楽曲を思い出すようなあなたとならきっと友達になれる!

2015/05/16

朝日新聞 「過去の報道が誤っていたと紙面で明らかにすべき場合はあるが、法的義務はない」

 そんなこたぁ言われなくたって分かっている。法的義務があればとっくの昔に刑事罰対象だ。馬鹿なの?(zakzakの記事

 こいつは一種のハラスメントみたいな事案だ。自称報道機関によるパワーハラスメントと言って良い。「そんなつもりは無かった」は通用しない非合理とも言える世界が待っているかもしれないよ、それにこれで終わりじゃない。お前ら不愉快だ、俺はお前らの報道に心から傷ついているぞ、なんてね。

 さぁ、消耗戦の始まりだね。

2015/05/09

FARCRY3、これは数学だ!

 これまた何周遅れですかって話。

 "FARCRY3"はオープンワールドベースのFPS(プレイヤー視点シューティング)ゲーム、2010年のゲームだから丸4年前のものだ。とりあえず難易度"Survivor(通常)"でクリアしてから"Master(最高難度、選択時の説明曰く「マラリアより酷い」)"で2回目に入った。成る程、評判が良いのもうなずける出来、されど既に"FARCRY4"がリリース済だ。

 オープンワールドのミソは自由度。昔からのFPS好きなのだが、"DOOM3"や"Halo"はつまらなかった。これはハードウェア能力の限界などからプレイヤーは一本道を進むしかなく、左右上下の空間を使ったような戦術をプレイヤーが使えなかったせいだ。先行する"DOOM"では左右前後だけでなく攻める順番も選べたことを思えば、残念ながらゲーム的には退化としか思えなかった。対して"FARCRY3"はそのような不満とは全く無縁だ。

 オープンスペースを実現する"CRY"エンジン(厳密には全面改訂版の本流とは別ブランチだ)については特に触れないが、 すこぶる出来が良い。どのようなメモリ管理をやっているのか技術的にも気になる。メタルギアソリッド用に開発された"Fox"エンジンは明らかに"CRY"エンジンの影響下にあるものだろう。

 最高なのはノンプレイヤーキャラクター、特に動物達の振る舞いだ。

 コモドドラゴンやサメやワニには食いつかれ、バッファローには谷底へ弾き落とされ、クマには引掻かれ、鳥には突っつかれ、トラやレパードには飛び掛られる……時に腹立たしく、プレイヤーキャラクターが死んでしまうことも少なくない。が、それはプレイヤーが敵対するノンプレイヤーキャラクターである海賊や私兵集団にとっても同じだ。野犬の群れに追われるままに(自棄になって)海賊のキャンプに突入したら、野犬と相打ちで海賊たちが全滅なんてことが起きてしまう。リアルとは言わないけど、「プログラム上起き得ることは起きるんだ」という意味でちょっとした驚きだった。海賊の所有する武器の構成が違えば、また違う結果にもなっていただろう。

 なんともカオスティック、単純な局所的ルールの適用結果が相互作用し より大局的な結果を引き起こすとは!これは数学だ!…なんちゃって。

 これは上手くまとめてるなぁ。

それは違う

 いろんな意味で「それは違う感」と言うか「何を今更感」が強い。この監督はやっぱり映像に関しては上手くない。本作においても「新しさ」みたいなものは皆無で、「既に手垢のついた手法の焼き直し」との印象が強い。情報密度も低く、かといって新しい視点も加えないでは、「なぜ3DCGなのか」という問いへの答えは作品に宿らない。

 要は、「3DCGはもはや手法の一つであり、それが積極的に選択された理由が当然求められる」時代の作品とは言えないということだ。「ふ~ん」で終わる値の張ったガラクタである。若い人達にとっての反面教師ぐらいの価値しかない、お金を出す側の人達は過去から学ぶという真摯さが無いようなので。スティーブン2も少なくともここまでは不甲斐ないばかりだ。

 スタンダードな手法ではなく映像作品の歴史から見れば既に飽きられた邪道とも言える手法を使いながら、何のひねりも無いというのはある意味究極の映像センス欠如と見える。ただでさえ素材は新しくないのだから、それ以外のところで何か光るものを見せてくれないとつまらない。

 このBGMを選んでおいて(既存のイメージ群に正面から戦いを挑むという意味でハードルを上げておいて)"Another"足らんとすれば、大量のパワーとイマジネーションを作品へ投入する必要がある筈だ。が、そんな点に気づいていないのかのような熱の無い映像には、観ている側が無力感に囚われかねない。これは高コストな同人誌的活動の域を出ない、つまりプロの作品じゃない。

 作家性が無いのは分かる、色彩も含めて映像的に創造性を志向していないのも分かる。最後のカットの色彩感覚やレイアウトの平凡さ加減は特筆に価する。上に噛み付く製作スタッフとか居なかったのかとも心配になる、もしそうなら今後も何も期待できない。

 evangelion: Another Impact

2015/04/30

テ○朝必死だな

 連休で帰省するので取り急ぎ一言だけ。

 必死だが、内容が斜め上なのが清しいまでに痛々しい。「中国や韓国や」「国際社会」ではなく、「中国(中共)と韓国が」でしょうがねぇ…

2015/04/25

Krayレンダラーを試す!

 GW明けぐらいから3DCGモデリングにも再び取り組もうと思い、操作方法を思い出すべくLightwave3D 2015をいじっている。現状は既存のデータを読み込んでいじる程度だが、再開に備えて新たに2つのソフトウェアも入手した。ひとつはFusion 7、もうひとつはKray 2.5だ。

 Fusion 7は合成(コンポジット)ソフトウェアで、映画製作やTV製作の現場で使われているソフトウェアの下位バージョン・フリー版だ。 この種の技術の進歩は日進月歩、現在の下位バージョンと言えば3~4年前の上位バージョンと出来ることはほとんど変わらない。趣味で使う分には十分過ぎる機能を備えていると言える。特に「素材作りの環境は既に持っているけど合成がね・・・」という人には導入コストが決して低いとは言えないAdobe Aftereffectsよりもお勧めする。なおフリーで利用できる合成ソフトウェアとしてはプロ向ツールNukeの非商用使用制限バージョンもある。以前に紹介したDAWソフトウェアProtools | Firstもそうだが、プロ向けツールのフリー版の登場はオープンソースソフトウェア開発コミュニティにとっては多少なりとも打撃となりそうだ。

 さて、出来ることがプロとほぼ同じソフトウェアを使うことの利点は、プロが発しているネット上のノウハウがそのまま使えること、メンバーにプロが多いネットコミュニティでの情報収集や交換がスムースになることなどが挙げられる。しかしFusion 7の導入は、これまでの「Lightwave3Dに始まりLightwave3Dで終わる」という私のワークフローをいったんガラガラポンすることにもなる。でも、だからこそ面白そうなのだ。FusionにしてもNukeにしても「レイヤー」の概念はもはや排除されており、その操作のフレームワークや思想は3DCGのそれらにむしろ近いと言える。

 KrayはLightwave3Dに対応したレンダラーで、試用版をいじり倒した結果購入を決めたものだ。Lightwave3Dのレンダラーは高速かつ仕上がりは綺麗だが、できないことや仕上がりに対して必要な手間というコストが割に合わないことも当然ある。ずばり、Krayの肝となる機能である「フォトンマッピング」が実現できることがそのひとつだ。

 3DCGおけるレンダリングとは、モデルの表面がカメラからどう見えるかをシミュレートするものだ。直感的なレンダリング方法としてまずレイトレーシングがある。これはモデル表面からカメラに到達する光の「軌跡」を計算する方法だ。至極当たり前の方法であり、理想的にはこの方法で問題無いと思うかもしれない。しかし、実際のところ有限の時間内で自然界の光の挙動をシミュレートするにはレイトレーシングは正攻法過ぎるのだ。例えばレイトレーシング計算では、光の反射回数を制限しないと計算が何時までたっても終わらない可能性がある。真っ暗な空間に点光源が複数しかないような特殊な条件でしか、(光の波動性が無視できるスケールに対して)レイトレーシングが厳密な結果を与えることは無い。実際、線光源や面光源は多数の点光源で近似するのが一般的だ。指向性の無い(等方的な)面光源はレイトレーシング向きではないが、これこそ私たちの暮らす世界では最も一般的な光源のひとつなのだ。

 空は青く見える、と言うことは空は青い光を放つ光源と言える。3DCGソフトウェア内の世界の中心に置かれたモデルから見れば、空は方向によって色や光の強さが変化する半球状の面光源だ。

 フォトンマッピング計算では光は「有限な」多数子の粒子で近似し、最初っから厳密には取り扱わない。光の強度のモデル表面への影響は、その表面に「ぶつかって『蓄積された』粒子の数に比例する」ものとして統計的に取り扱われる。フォトンマッピングのレンダリング結果は「カメラから見てモデル表面が(蓄積された光の粒子によって)どう輝くか」に相当する。ただし、統計的にエラーの少ない結果を得るためにはできるだけ多数の光の粒子を飛ばしてやらなければならない。だから「統計的に取り扱う」のは厳密にはレンダリング結果を得る段階のみの話であり、計算自体は「投機的」である。つまりフォトンマッピングは基本的に効率の良いレンダリング方法とは言えない。しかし、計算する膨大な粒子数というコストさえかけることができれば、いわゆるフォトリアリスティックなレンダリング結果を得られる。

  リアリティに何が効くかと言うと、「照り返し」と「影のエッジのブレ」だ。両者ともに単に光の反射計算だけでは再現できないから、レイトレーシングでの再現には何らかのトリックが必要だ。でもフォトンマッピングが使えるKrayなら、計算する粒子数にさえ気をつけておけば静止画で変なレンダリング結果が得られることはまずない。下図はKrayのレンダリング結果だ。光源は太陽と空、白い面からの照り返しや影のエッジのブレもあっさり再現されていてちょっと感動してしまいましたよ。

2015/04/19

Megpoid + Vocaloid4 Engine

 Vocaloid4 Engineを使ってMegpoid Whisperをレンダリングすると、どうも気持ち悪い高周波成分が乗る。聞いていると思わず奥歯を噛み締めてしまう。200Hz付近にも不自然な周波数成分がある。

 Vocaloid3 Engineで有効だった「耳障りを良くする方法」は全く歯が立たなくなってしまった。反面、1~5kHzあたりの周波数成分は充実していて、低周波数領域をフィルターで削っても音痩せしにくい(か細い音になり難い)。だが、Megpoid Whisperに限ってはむしろ音痩せしてくれた方が個人的には嬉しい、いやはや。

次は合成、ライティング?

 昨夜TVで放送していた映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」は、映画としての出来はともかく、日本映画での3DCGの習熟度を計る上でひとつのマイルストーンだったと思う。

 日本の特撮映画において水、ひいては海は鬼門だった。水は表面張力という曲者のせいで代表的な物理的スケールがあり、そのスケール単独での縮小が不可能故にミニチュア特撮の敵と言える。ここで物理的スケールとは液滴や液塊、気泡の大きさや波の大きさと速度との関係などである。私達は水の挙動を経験的に知っているため、例えば球形で存在できる水の塊の大きさなどを基準に、画面の中の物体の大きさを無意識に測っている。ミニチュアがミニチュアに急に見えるようになる瞬間は、往々にして水がらみであることが多い。裏返せば、水側のスケールをコントロールしてやれば画面内の物体の大きさを錯覚させられると言うことであり、3DCGによる水表現によるトリックの肝中の肝と言える。 「聯合艦隊司令長官 山本五十六」は、この部分に関しては成功作と言え、感心もしたものだ。

 一方、煙とライティング(すなわち影)はかなり不味く、特にライティングはプロの不在を思わせる。水と同様に煙も物理的スケールを持っているが、物理シミュレーションで作成されているだろうから水同様にスケールの問題はほぼ発生していない。しかし、煙が自分自身に落とす影や透過度の表現はゲーム画面レベルの低次元のものだ。画作りのワークフロー上は合成(コンポジット)作業過程の不手際と言えるだろうか、本質はライティングのディレクション不在にあると思う。

 終盤の山本五十六搭乗機の撃墜CGシーンは完全にライティングで失敗している。影の不在は援護の零戦をミニチュア然と見せるばかりだし、そもそもライブアクションシーンのライティングともマッチしていない。山本五十六搭乗機の撃墜は、ブーゲンビル島上空、4月18日の午前8時ごろである。ライブアクションシーンのライティングは日の出直後乃至は日の入り近くと思われるオレンジがかった低い太陽のものである。

 ところが、CGカットのライティングは方向が不明確で照度が均一、白色光である。このような状況は、現実には晴天時に存在しない。朝とは言え太陽光は強く、機体の反射光や照り返し光が飽和して画面上で白く抜けるような状態が現れもおかしくないのが現実だ。強い太陽光に照らされた機体があの明るさならば、空中から見えるジャングルは黒く見えなければならない。だが、画面上のジャングルは青々としていた。

 山本五十六搭乗機の撃墜シーンは本映画のクライマックスのはずだが、ライティングに関わる2つの問題のせいでそれがスポイルされている。一つ目はCGカットとライブアクションカットのライティングが一致していないこと、二つ目が上述のCGカットのライティングの不自然さである。欧米のCGインダストリーではライティングはクレジットされる専門職であり、プロフェッショナルな仕事が求められると言える。 映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」はライティングの出来にムラが大きすぎ、一貫性が無いのは返す返すも残念だ。

 さて、 ブーゲンビル島上空、4月18日午前8時の晴天時の状態をシミュレートすると下の図の如くなる。太陽光が強いので、手前主翼端付近はほとんど輪郭が見えないぐらい一部が明るくとんでしまっている。また、光はややオレンジがかっている。ライブアクションカットのライティングは、やや照度不足と言う気はするけど、かなり正確と言えよう。ならばCGカットのライティングは出鱈目と言う事になる、残念ながら。

2015/04/18

THUNDERBiRDS ARE GO!

 今月に入って本格的に動く画が公開され始めましたよ、"THUNDERBiRDS ARE GO"。

 レディ・ペネローペが微妙とか、ブレインのルックスにケレン味が無くなったとか思うところは色々ありますが、さて。ファイアフラッシュ号っぽい機体も見え、まずはリメイク路線と言うことでしょうか。

 ミニチュア(かと思う)と人形っぽい造形のCGキャラクターの組み合わせと言うのは 、とてもサンダーバードっぽい気がしますね。

3DCGを使った女性用下着の海外TVコマーシャル

 女性用下着メーカー「トリンプ」のMagic Wireブラの海外TVコマーシャルだそうです。

 「FF系CGキャライラネ」な私としては定型的だけど好きなキャラ造形。単なる2D画の焼き直しでは無くて、実は表情が付けやすい(特に目と眉)という意味で結構こなれた造形なのです。

 作りは、ざっくりとディズニー映画と言うよりもハリウッド・ミュージカル映画、それもファンタジー寄りの作品の風合いです。ディズニー映画では「メアリー・ポピンズ」が近いのではないかと思います。あ、「メアリー・ポピンズ」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とか3DCGの特性を最大限生かしてリメイクしてくれないかなぁ。

2015/04/16

SpaceX社Falcon 9ロケット一段目、ランディングならず!

 SpaceX社は言わば民間の宇宙輸送会社だ。引退したスペースシャトルに代わり、国際宇宙ステーションへの物資輸送も担っている。

 輸送船Dragonの打ち上げに使われているFalcon 9ロケットは、文句無く意欲作と言える。特徴は輸送船の軌道への投入後、ロケット自体が自動的に垂直着陸する設計となっている点だ。下向きにロケットエンジンを吹かしつつゆっくりと降りてくるロケットの姿は、サンダーバードや円谷特撮もかくやと思わせるものがある。

 このビデオはSpaceX社が公開した着陸(着艦失敗)の様子だ。なお、輸送船は無事に軌道に投入され、国際宇宙ステーション到着予定は17日との事だ。

 打ち上げのビデオはこちら。18分辺りから見ることができる高温でオレンジ色に輝くロケットエンジンノズルが印象的。

2015/04/12

イルカ、レミング、卯で蛙

 日刊の日本一寒い大喜利こと、朝日新聞夕刊の「素粒子」コーナー、4/11も自虐ネタ?
沖にシャチがいたかもしれぬ。茨城の浜に打ち上げられたイルカたち。弾圧から逃れてきた難民のようにも見え 
病院に行った方が良い、もちろん眼科ではない。

 私にはむしろ朝日新聞に見えますな。イルカ、レミング、卯で蛙、誰が手を下さずとも死ぬのはお前だ、みたいな感じ。普通に周りをちゃんと見て、「適切」に状況を理解した方が良い。

 少なくとも害獣認定はされないように気をつけておいた方が良い。ただし、そうなりたいなら止めはしないよ。  

Tomb Raider: Underworldをへらへらとやってます

 5年以上チェックしていなかったSteamのウェブページをふと覗いてみたら隔世の感が凄くてびっくり、何時の間にやら日本語ページも用意されている。

 Steamと言うのはゲームの購入、ダウンロード、インストール、アップデート、ライセンス管理、コミュニティなどの機能を提供する狭義ではプラットフォームアプリ、広義にはサーバーも含めた環境とでも言うべきものだ。

 ポイントの一つは、Steam上で購入したゲームのライセンス管理はSteamアカウント単位で行われる点、つまり「同時にプレイしなければ」複数のPCに同じゲームがインストールできるということ。仕組み上ゲームの実行にはSteamアプリの実行とインターネット接続が必須となるが、このご時世、これら必須用件はコストとは感じられないだろう。メディアやシリアルナンバーなどの管理は面倒、つまりユーザーは自らの権利維持に一定のコストを強いられる訳だが、Steamはこの部分のコストをばっさりカットすることに成功している。また、ゲームが対応していれば、セーブデータやカスタマイズした操作設定などもサーバー側に保存することも可能のようだ。

 一方、ゲームの進捗具合やゲーム関連のハードウェアなどの情報もサーバーに送信される。これは(ジョージ・)オーウェル的監視社会を彷彿させるものだが、「まぁ、それぐらいの情報は渡しても良かろう」とユーザーに思わせるだけの利便性がサービスとして提供できるかどうかと言う問題でしかない。その辺りをSteamは上手くクリアしたものと見える。また、今年末にはAlienware Steam Machineと言うゲームコンソール"風"DELL製PCの発売もアナウンスされている(AlienwareはDELLのゲーム向けPCのブランドだ)。これは明らかにPlay StationやXBOXといったコンソールゲーム機への対抗軸であり、Microsoftがことごとく失敗してきた「リビングの覇権獲得」も狙った製品かと思う。今年のクリスマス商戦時期には、Steamが提供するサービスにラジカルな変更がおそらく加えられるだろう。AppleのiTunesエコシステム(音楽、映画、iOSアプリ)とも競合するものになるかも知れない。

 「リビングの覇権」は勝者が無いまま消耗戦が繰り返し続けられるセットトップボックス競争に始まり、「トロイの木馬的セットトップボックス・キラー」として投入されたゲームコンソール機のやはり勝者無き消耗戦として続いている。「リビングの覇権」とは、音楽、映像、ゲームなどを提供するサービスとリビングのテレビと接続されてこれらサービスを独占的に処理するソフトウェア及びハードウェアのデファクトスタンダード争奪戦と言える。現行のSteamにおけるライセンス管理は既に十分に分かり易く、極めて公正に見える。一度購入したものは再ダウンロードが何時でも可能であり、サブスクリプション(例えば月極め払い)で利用できるアプリも既に存在する。音楽や映像のレンタル、販売への技術的障壁は既に無いと言って良いだろう。これで購入したライセンスの委譲が、ユーザー側、提供側がともに納得できる形で処理できるようになれば、Amazon.comすらダメージを受けかねないエコシステムとなり得る。ただし、現行のゲーム、アプリ総数約3700は決して大きな数字ではなく、音楽、映像コンテンツ提供を含めたエコシステムを構築するとなると、一気に1000倍以上のアイテム取り扱い能力を持たねばならない。と言う訳で、今年末のSteam動向には色んな注目しているのである。

 さて、かつてのゲーマーにとっての現行Steamの魅力のひとつは、昔遊んだような古いゲームが1000円以下ということ。Armored Fist 3とかComanche 4とか10年以上前の懐かしいゲームもラインアップされている。ぐっとこらえてみたものの、やっていなかったTomb Raider: Underworld(2008)は思わず購入してしまった。初Steamである。

2015/04/11

人民解放軍進行曲

 「人民解放軍進行曲」は中共人民解放軍の有名な軍歌。ネタ拾いにyoutubeを漁っていると、北朝鮮と中共を区別できていない欧米の人が多くて、ちょっと、ふふってなりました。北朝鮮ではおそらく軍歌はエンタメにも分類され得るもの、編曲は結構凝っている楽曲が多いですよ。

 ちなみに中華人民共和国の国歌のタイトルは「義勇軍行進曲」、ほとんど軍歌と言って良いでしょう。サビの歌詞は「♪敵の砲火を乗り越えて♪前進!前進!前進!進!」みたいな感じだったはず。

 軍歌関連は調べると色々と面白い発見がありますよ。戦前の大日本帝国軍の軍歌のメロディーが、ほぼそのまま現在の東南アジア諸国や北朝鮮で軍歌として使われている例もあります。映画「バルジ大作戦」ではドイツ軍の「戦車兵の歌」が印象的に使われていますが、実はこの軍歌、現在のオーストリア軍でも歌われるとか。

人民解放軍進行曲(中国人民解放军进行曲)

2015/04/09

「韓国がー!」じゃない韓国の話

 知ってなるほど、という韓国の話。

 韓国では日本車やドイツ車の販売が伸びているらしい。カラクリは米韓FTA(自由貿易協定)だ。米国生産の日本車、ドイツ車の輸入関税の引き下げで、価格にお得感が出てきたことが原因のひとつらしい。もちろん、自動車メーカーも米国からの輸入による価格メリットを最大限生かしたセールスに打って出ているとの事だ。

 並行してEU・韓FTAも動いているし、中韓FTAも控えている。トヨタなどの日本の自動車メーカー、フォルクスワーゲンなどのドイツの自動車メーカーともに中共にも製造工場を持っているから、韓国市場での輸入車の価格競争は益々激しくなる可能性が高い。一番低価格で販売できるように、為替変動も睨みつつ適宜輸入元を選ぶことができるからだ。

 少し調べて分かった事なのだが、FTAは「利用する」ものなのだそうだ。 「輸入通関時にFTAを申告することで関税の減免措置が受けられる」という仕組みらしい。「何気にゲーム要素があるような」と言うのがFTAに対する正直な感想だ。「頭が固いと負け組決定!」みたいな実にシリアスなゲーム、という気がする。

2015/04/05

日本は100回でもわびるべき

 暫く放置状態と決めていた某国状況だが、突っ込みどころ満載なのは如何ともし難い。

 産経ニュースの記事、「韓国外務省高官『日本は100回でもわびるべき』『産経新聞の問題は日本人によい影響与えていない』」の内容は、まぁ平壌運転みたいなもので、面白くもなんとも無い。
 韓国の聯合ニュースによると、韓国外務省高官は3日、日韓の歴史認識問題について「加害者というのは、謝罪を100回しても当然ではないか。何回わびようが関係ない」と述べた。産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が起訴された問題に関しても「産経新聞の問題は日本人にいい影響を与えていない」と語った。
 また、日本の外務省のホームページから「(韓国が日本と)価値を共有する」という表現が削除されたことについて「関係がよくなればまた(この表現が)使われるということだ。削除したからといって、価値を共有しない国だとは思わない」とも話したという。(ソウル 名村隆寛)
様々な方が指摘している様に本件の面白さは記事内容以外のところにある、冒頭の「韓国の聯合ニュースによると」の部分が関係する。

 聨合ニュースは日本語でも記事を配信しているが、「聨合ニュースの日本語記事には100回のくだりはない」。 ただし、同一の件に関するニュースのハングル版記事にははっきりと100回のくだりが記載されている。ちなみにGoogle翻訳を使うと、「謝罪」が「リンゴ」と訳される。つまり両者は同音異義語という事だ。

 聨合ニュースはさすがに何か気にしたのか、100回のくだりを日本語版記事から削除した。しかし、産経ニュースはハングル版記事からの引用で記事を書き、聨合ニュースの「何らかの意図」を見事に打ち砕いた形だ。レコードチャイナも同様の記事を日本語で配信しているし、ネット上の特アウォッチャー達によるこの種の情報拡散は早くて、かつ検証可能な形で提示される。もうネット上に配信された情報は、如何なる形であろうと分析される。下手な小細工は自らの愚かさ加減を引き立てる事にしかならない様だ。

 少し前、日本国内の某勢力から「某国マスコミの日本語による報道の内容のせいで苦労している、そんな報道はやめてくれ」との声が挙がっているとの報道があった。が、日本語報道に小細工が仕込まれる可能性が明確となった今となっては、日本語版記事にだけ気を使ったところで何の意味も無いと言う事だろう。

Cubase vs マルチコア!?

 DAWアプリCubaseはバージョン6から使っていて、今は8。だけど、ものすごく基本的なところでアプリの設定を理解していなかったことが判明。

 事の始まりは、Reaktor 5上でKontourアンサンブルを使おうとするとCPU負荷率が頻繁に100%を打ってしまって音がぷつぷつ切れてしまう、と言うもの。Reaktor 5はその仕組みから基本的に高CPU負荷率が避けられないのだが、単体でCPU負荷率が80%を瞬間的とは言え超えてしまっては使い物にならない。せっかくPCもパワーアップしたのにねぇ。

 そうは言ってもちょっと変な気がしたので、詳細なCPU負荷特性を調べてみようとタスクマネージャーを立ち上げてみたところ・・・あら、CPU負荷率は12%前後じゃないですか。

 ・・・12.5%×8=100%・・・ふぁっ!?(ぴこーん!)

 PCのCPUは4コア、HT(ハイパー・スレッディング)も使っているのでスレッド数は8。 すかさずCubaseのデバイス設定のウィンドウを開いて「マルチプロセッシングを有効化」をOFFにすると、Cubase上に表示されるCPU負荷率が一気に減少・・・どころか0表示になってしまった。当然音が切れることも無くなった。今日の今日まで「マルチプロセッシングを有効化」をずっとONでCubaseを使ってきていたのですが・・・ん、CPU負荷が取得できないだけかな?

 まぁ、「Cuabseで60トラック・・・」といった他人のウェブ上の記述などに少なからず違和感は持っていて、「自分の環境はなんでこんなに非力?」と気にはなっていたのですが、こんな落ちとはあんまりな。旧PC(4スレッド)では実力の1/4で使っていた訳ですねぇ、とほほ。

2015/04/02

いたずら?メール

 突如身に覚えの無い"Thank you for your order!"(注文ありがとう!)というタイトルのメールが届く。送信元は決して怪しくなく、以前にソフトウェアを購入したことのある会社だ。

 おっかなびっくりメールを開くと…

 "April fool!"

あ、そういう訳ですね。20%割引クーポンコードの送付でした。

 が、もう一段オチがある、メール着が4/2の0:03なのでした。まぁ、米国ではまだ4/1なんだけどね。

2015/03/30

某報捨ての迷走

 内ゲバ状態まで呈した某報捨て、えらくペダンティックなコメンテーターも出演するようになった。当人の専門分野から何処まで踏み出すかと期待していたが、全く踏み出さない姿勢に心底がっかりさせられた。まぁ、勉強もせず、自分に都合の良い事項のみ取り上げ、適当なことばかりしゃべるよりは幾らかマシとは言える。確かに日本は法治国家ではあるが、特定の条項にスポットを当てつつ、それと「国民の生命、財産の保護」や「公共の福祉」との兼ね合いに触れなければ理性的な、より広い視点からの主張とはならない。

 「超法規的措置としての米軍による再占領、軍政」というオプションを個人的に捨てない理由は、「(現地)国民の生命、財産の保護」や「公共の福祉」を最も効率良く実現でき得る実効的な手段のひとつだからである。「恣意的解釈に基づいて法を振りかざす勢力の自由」と、「国民の生命、財産の保護」や「公共の福祉」を天秤にかければ、答えはおのずと明確だろうということだ。まぁ、これは妄言ということで宜しい。が、憲法停止(戒厳令施行)ができない現行の日本では、悪い意味で非常時に使える手は限られることは覚悟しておかなければならない。この点は、他国からの干渉が発生した際の日本のアキレス腱だからね。

2015/03/29

AIIBにフラグ立ちまくり

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)に反日兼負け組フラグが複数立った模様。
  • 中華国家(自称)主導
  • イデオロギー無き共産党
  • ドイツ参加表明
  • 韓国参加表明
英国の背後は、東芝&ウェスチングハウス&石川島播磨重工、三菱重工、日立製作所に任せておきなされ。

"Pro Tools | First"とな!

 "Pro Tools"は、そもそもDSPボードなどのハードウェアとソフトウェアを組み合わせたHDレコーディングシステムとして生まれた。現在でも文字通りプロ仕様のHDレコーディングシステムとして確固たる地位を保っている。一方、機能的にはDAWシステムとしても進化し、製品ファイリーにはソフトウェアオンリーのDAW製品もある。


 「DAWと言えば"Cubase"か"Sonar"」と言われた時代もあったが、"FL Studio"や"Bitwig Studio"などの登場で、いよいよDAW界?も次世代のデファクトスタンダード争いが激しくなってきた。これは3DCGソフトウェアにおけるほぼ15年前の状態に極めて近く、一気にソフトウェアの淘汰と住み分けが進む可能性がある(3DCGソフトウェア界?では爆発的に増えたスプラインベースのモデリング手法がほぼ絶滅し、ポリゴンベースのモデリング手法への淘汰が進んだ)。"Pro Tools | First"の登場は、エントリーレベルでの競争激化を引き起こす可能性があり、かつ、それに飽き足らなくなったユーザーのアップグレードパスが明確である点は見逃せない。

 個人的にはリリースされたら触ってみて、オーディオ編集機能がどれほどのものか是非確認したいと思っている。でも、専用以外のAAXプラグインは使えないんだよなぁ・・・この点は「すでに定番DAWと定番プラグインを持っているユーザー」には魅力が無い訳で、触ってももらえない可能性が高いばかりで戦略的には失敗だと思うんだけどね。

2015/03/28

PC更新したよ。

 待望の新規PCが水曜日にデリバリーされ、今日は環境やデータの移動だけで1日かかってしまった。ケースが一回り小さくなったので作業用スペースは増えたが、スピーカーからの音の回り込み特性が完全に以前とは別物になってしまってスピーカーを含めた配置には今現在も悩んでいる。

 今回の新規PCへの移行では、Windows7自体が持つ「Windows転送ツール」を利用した。このツールは「旧PCの設定をほぼそのまま新規PCに持っていける」というもので、Max OS Xなどと比べて格段に面倒くさいWindows PCの移行の助けとなる。このツールによるデータ転送方法は、データ転送専用のUSBケーブルを使う、ネットワークを経由する、外付けHDなどの外部記憶装置へ専用データを書き出す、の3種類がある。今回はバックアップ用に使っているUSB接続外付けHDを用い、3番目の方法でやってみた。

 ただし、Windows転送ツールは旧PCにインストールされたアプリケーションの設定は転送できるものの、大部分のライセンス情報やアプリケーションは基本的に転送してくれない。従って、新規PCへのアプリケーションのインストールはデータ転送後に別途やらなきゃならない。幸いにして、件のUSB接続外付けHDにはアプリケーションのセットアッププログラム、アクティベーションコードの一覧表も格納してあるので、データ転送後はそのままインストール作業に進むことができた。ツールのおかげでネットワーク関係の設定は旧PCから引き継がれているので、ネットワークケーブルを物理的に繋ぐだけでインターネット接続は完了だ(ネットワークケーブルを繋ぐ前にセキュリティソフトのインストールをお忘れなく!)。

  さて、今回のPC移行で起きたトラブルらしいトラブルと言えば、「PCとは別に用意していたグラフィックボードを挿すとPCが起動しなくなった」点ぐらいだ。結論から言うと、用意していたグラフィックボードをPCのBIOSが認識できなかったの原因だ。極めてピンポイントの情報だけれど、ググッても英語のページしか引っかからなかったから、まあ、書いておいても良いかもね。
  今日は目が疲れたのでここまで。

2015/03/25

本当に駄目な人(達)

 こんなCM作るんですね、日本ならば馬鹿ガキ未満の低レベルな嫌がらせ。世界よ、これがサムスンだ。

2015/03/22

新規PC、届かず。

 「太平洋にハリケーン、船舶運航スケジュール乱れる」の報があって案の定、先週の今頃は太平洋上に出ていた筈のPCは届かず、当初20日だった配達予定日も未定になってしまった。PC更新は環境(ほぼインストールアプリケーションと同意)の掃除の良い機会で、準備万端整えてこの土日を迎えた訳だが完全に肩透かしを食らってしまった。ちなみに現行のDELL製PCもアセンブルは米国だったが、国際輸送が航空便だったのでびっくりしたことを今でも覚えている。

 しょうが無いので?、OctaneレンダーのLightwave3D用デモプラグインを入手してLightwave3D 11.6で今日は半日遊んでみた。OctaneレンダーはnVIDIA製グラフィックチップを使ったレンダラーで、購入検討段階にある。現行PCのグラフィックカードはnVIDIA Geforce GT630というロートルではあるのだが、96個の並列利用可能なCUDAコアを持つ。

 結論から言うと、「バージョンアップを待って再検討」。現在のOctaneはバージョン2.5+αで、Lightwave3Dに関しては統合自体には問題は無い。ただし、Lightwave3Dでこれまで作って来たモデルやシーンがそのまま使えるかと言うと、そうは問屋が下ろさない。実際に使ってみて、
  • モデルの質感(マテリアル)設定は、Octane用に書き換えなければならない
  • 4点以上の頂点を持つポリゴンが望むようにレンダリングされることは保証されない
  • レンダリング時に必要なPC本体メモリの使用量はネイティブレンダラーより小さい
といった点が良く分かった。 速度はCUDAコア×96如きでは知れているが、それでも「インタラクティブビューにはやや非力かな」といったところだ。ちなみに、新規PCのグラフィックカードのCUDAコア数は1024だ。

 で、Octaneレンダーの次バージョン(octane 3)はこの夏にリリースが予定されている。ニュースリリースによれば、次バージョンには以下の機能が盛り込まれる。
  • OpenCLサポート
    これは、GPUがnVIDIA製で無くても良いと言う事だ。AMD、IntelのGPUも使える可能性がある
  • FBXフォーマットサポート
    Lightwave3D上でモデルの質感(マテリアル)設定は、Octane用に書き換える必要がなくなるかもしれない
という事で 「バージョンアップを待って再検討」となった訳だ。

スズキ 新型アルトをじっくり見て来たよ。

 ちょっと車で遠出する機会があって、かつ時間もあったので、スズキディーラーで新型アルトをじっくり見てきましたよ。私の車を一目見て怪訝な表情のセールススタッフには「嫁車下見です」とか嘘付きつつ、です。

 スズキのデザインは欧州寄りが多くてスイフトや先代SX4(デザインはフィアットデザインセンターによる)のデザインはむしろ好きなんだけど、アルトは駄目、褒めるところが一つも見つけられなかった。某巨大ネット掲示板でも「軽トラっぽいフィーリング」、「リアが昭和」という記述があり、これらには激しく同意。日産キューブでもそうだったように、テールランプの位置が低いというのは、現代にあってはデザイン及びエンジニアリングの視点からは完全な敗北と言えよう。安全軽視と言っても過言じゃない。

 形としては案外つまらないながら配色で印象ガラ変わりというハスラー、って感じの手も使わないみたい。まぁ、巨大スーパーの駐車場を一望すると同じ配色のハスラーが3~4台、という状況も現れ始めているのが実情で、最近はバッジがマツダかスズキかにしか興味は無いのですが。

2015/03/17

ホント?ホント?

政府は航空自衛隊の戦闘機「F2」の後継機となるステルス戦闘機「F3」(仮称)を開発する方針を固めた。ステルス機用の強力なエンジン(推力15トン)の開発にめどがつき、国内技術だけで高性能戦闘機を製造できる見通しが立った。2015年度からエンジン開発を本格化するのと並行し、今夏から実験機による飛行試験を始める。米国との共同開発も視野に入れるものの、戦後70年の歴史で初めて世界有数の性能を持つ純国産戦闘機が誕生する可能性が出てきた。F3開発は数兆円規模を要する巨大事業となり、安全保障だけでなく経済、外交などさまざまな分野に影響が広がりそうだ。・・・
当初予定よりも3年早い決断は完全に予想外。ついに来たか・・・ただただ涙・・・頑張れ日本の技術馬鹿達!!

2015/03/16

片翼帰還伝説、再び!

 TV報道の民主党議員の国会での質問にうんざり。アベノミクス、と言うか現行の日銀の金融政策のミソは「基本に忠実、現実経済に則って馬鹿なことはしない」に尽きる。統計は嘘、経済学も嘘、故に経済状況に対する統計は大嘘、それを自分に都合良く引用するのはクソ、それだけだよ。日本経済や国民生活が重要なら、そんな質問しない方が良い事ぐらい分かりそうなもの。分からないんだろうね。

 さて、それはさておき、片翼帰還伝説がまた生まれたようです。 F-15&F-16はもはや名機と言って問題ないでしょう。近代における有名な「片翼帰還伝説」と言えば、イスラエル空軍(イスラエル航空宇宙軍)のF-15。パイロットは着陸してから片翼が全くないことに気付いたそうです。

 このエピソードにはオマケがあって、着陸後にF-16パイロットの一人に「機体を交換してくれ」と懇願されたとか。

 が、F-16だって実は凄かった。
 この写真は訓練飛行中の空中衝突後、自力で飛行して見事に帰還したF-16だそうです。ちなみに、空中衝突した相手の機体はパイロットが脱出(ベイルアウト)したため墜落しています。