2015/06/06

いよいよ詰んできたかなぁ

 知り合いによると、昨晩は池上彰氏の出演するTV番組で「(東日本大震災の時)真っ先に駆けつけたのは韓国の救助隊」とやったらしい。事実関係として入国が早かったのは事実だが、日本側からの「待機要請が無ければ」台湾の救助隊の入国が早かったのではないかというのは震災直後から言われていたことだ。当時の日本の政権は、その後も台湾に対して幾つかの非礼を働いている。

 なお、件の知り合いはこのTV番組の内容のバランス感の無さにうんざりしていた。有体に言えば、「印象操作臭い」と拒否反応を示していたということだ。

 韓国救助隊の入国時期について触れるなら、当然台湾救助隊の件にも触れていないといけない。「韓国救助隊一番乗り」は「作られた事実」である可能性が否めず、故に、その事実のみを強調することはプロパガンダと捉えられても仕方がない。「作られた事実」は、「作られてたものかも、と捉えられても仕方ない事実」と一体で語られなければ後に禍根を残す。特に韓国絡みは要注意だ。

 某ネット掲示板まとめでよく目にするのが、「韓国の募金規模は総額42億円」という類の書き込みだ。だが、実感が無いと言うか「そんな事実があったのか」という感じがぬぐえない。ソースは不明だが、「総額42億円」は韓国内で使途不明金となっているという話も聞く。そもそもそんな額の義援金が日本に送金されていれば、プロパガンダの意図の有無と全く無関係に、日本国内でその事実を周知するような動きがあって良い気がする。

 「語れば印象操作、語られないのは不都合な事実」を地でいくような展開は、お約束とは言え不愉快極まりないものである。韓国、いよいよ詰んできたのかなぁ。 「堪忍袋の緒が切れる」、「ここらが年貢の納め時」といった状況は多少なりとも日本的ではあるものの、米国のような良くも悪くもナイーブな国民性との親和性は高い価値観とは言える。

 日本の報道機関の不甲斐なさ、或いは偏向具合?が知れる事案が進行中の様だ、とも言えそうな状況だ。

 ちなみに日本赤十字社によると韓国赤十字社からの義援金は2億円を超えるということだが、それでも1桁違う。なお、ソウル市のとある区の集めた義援金の半分以上は「独島防衛目的」に転用されたのは事実の様である。事実がどの辺にあるかはもう一度ソースをきっちり押さえる必要があるが、義援金の件に関してはほぼ同一の記述がウィキペディアにあることは事実として付記しておこう。

p.s.
テレ朝もやっちまったようですね。大人の事情を斟酌しない子供から「あ、TV局の都合の悪いことは言わない人だ!」なんて言われた時、あの人はどういう反応をするのかなぁ。それとも、そういう状況の発生を意図してるのかな?

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