2014/06/10

セルビア洪水復興支援募金の受付情報

 遅まきながらセルビア洪水復興支援募金に僅かばかりだけれども募金。本当にここんところの気候は全地球的におかしい。

 セルビア共和国には東日本大震災に際して厚い支援を頂いたので、端っことはいえ被災地に住む身としては無関心ではいられないのです。

米国の「失望」、キャンペーンが始まってるかも:||?

 米国のキャンペーンは怖い。先のこのエントリこのエントリで触れているように、米国の韓国離れは既定路線の様に見える。今回はウォールストリートジャーナルの記事「韓国は4年後に日本追い抜く―1人当たり所得で=ムーディーズ」だ。これは対ドルでウォン高を誘導しているようなものだ。

 問題は、というか困ったなと思うところは、この種のシグナルを韓国が正しく理解しているようには見えないことだ。

 例えば韓国独自の戦闘機開発計画「KFX」に対しては、米国は国内のシンクタンクに「韓国は独力で開発可能」との見解を出させている。普通ならば、「いや、それは…」とその時点で慌てるべきとしか思えないのだが、韓国軍はそれより後に「(ロッキード・マーティン社の)F-35Aを購入するので、KFX計画にロッキード・マーティン社の出資と技術供与を求める」なんてノンキなことを言っている。

 F-35Aの購入は随意契約、つまり値段交渉はできない契約だ。追加事項なんて普通は盛り込める余地なんてない。百歩譲ってロッキード・マーティン社がKFXに出資することがあっても、その分の額がF-35Aの購入価格に上乗せされるだけだろう。技術供与についても見通しは暗い。米国は韓国を「軍事技術情報のリーク源」と見做しているという報道は散々されている。どこかの段階で情報リークの証拠を突きつけられるようなことにでもなれば、良くて韓国への技術供与は停止、普通なら韓国に賠償が求められるだろう。

 2011年には、F-15K戦闘爆撃機が搭載する赤外線捜査追跡システム「タイガーアイ」を韓国が米国に無断で分解、リバースエンジニアリングした疑惑が持ち上がった。調査結果は韓国はシロとの結論だったが、製造中止を理由に部品価格が既に6倍まで高騰していると聞く。「タイガーアイ」採用国が韓国だけであるため足元を見られている可能性も否定できないが、実は制裁措置だという意地悪な見立てを否定する材料もない。つまり、調査結果自体が韓国に対する米国のシグナルである可能性もあるということだ。

 朝鮮半島における戦時作戦統制権の米軍から韓国軍への委譲時期も結局のところ変わらないようだ。戦時作戦統制権の委譲時期は既に延長されたものだが、韓国からの再延長の要請は米国に黙殺されたと見える。戦時作戦統制権の委譲時期については、今後の日朝間の動きも影響因子となり得る。本件に対する韓国の日本への反応は、少なくとも報道に見る内容については、やはり的外れな感じが否めない。視野が狭く、戦略眼が欠けるのは確かだろう。

 "You were warned.(警告済み)"、 米国は本当に怖いよ。韓国は変だよ。

追記:

 予算不足じゃしようがありませんな。中央日報の記事から
米上院軍事委員会は2日、予算不足を理由に大邱(テグ)にあるキャンプウォーカーの軍人住宅建設事業に配分された5780万ドル(約590億ウォン)の予算執行を保留した。軍事委は韓米防衛費分担特別協定を利用したり、竜山基地移転計画を見直すことを求めた。
あ~、議会がついに言っちゃった。 つまり、そういうことですね?

2014/06/08

ハングル文字って確かにそうだねぇ

 韓国語はまったく知らないのだが(ちょっと嘘、他人を罵倒する時の表現は知っている。言われたことがあるからね)、ハングル文字は全ての音を発音できないにしても読むことはできる。これは何の自慢にもならなくて、ひらがなで言うところの五十音表に当たるものを単に覚えているだけだ。覚える、という観点からはハングル文字は実に機能的だ。地名や人名といった固有名詞はすぐに判別できるようになる。

 が、ウェブ上でのとある指摘 にちょっと目からウロコ、頭で分かっていても実感がなかったというのがポイントだ。

 具体的には、ハングル文字と言うのは単なる表音文字で、かつ音と文字は一対一の対応しかないから、同音異義語の区別は文脈に頼らざるを得ない。これは書き文字としては機能不足の感が否めない。

つまり、
グタイテキ ニワ ハングル モジ トイウノワ タンナル ヒョウオンモジ デ、 カツ オン ト モジ ワ イッタイイチ ノ タイオウ シカ ナイ カラ、 ハングル モジ ノ ブンショウ デワ ドウオン イギゴ ノ クベツ ワ ブンミャク ニ タヨラザル ヲ エナイ。 コレハ カキモジ ト シテワ キノウ フソク ノ カン ガ イナメ ナイ。
という感じで、更に書きなぐると、
グタイテキニワハングルモジトイウノワタンナルヒョウオンモジデ、カツオントモジワイッタイイチノタイオウシカナイカラ、ハングルモジノブンショウデワドウオンイギゴノクベツワブンミャクニタヨラザルヲエナイ。コレハカキモジトシテワキノ ウフソクノカンガイナメナイ。
となってもはや読む気も失せる。更に畳みかければ
gu ta -i te ki ni wa ha -n gu ru mo ji to -i -u no wa....
といった表現が実際により近いだろう。これを読むのは半端無くツラい。

 考案者が福沢諭吉であるかどうかの真偽は置くとしても、戦前、戦後期に使われていた「漢字ハングル混じり文」表記の機能性の高さ、合理性は否定しようがない。が、漢字はもはや韓国では使われなくなってしまっている。これを一種の退化と見做す人が居ることは十分に頷ける。

 古代エジプトのヒエログリフ(聖文字)、古代マヤ文字も基本的に「母音+子音」の組み合わせで一文字を構成しており、構造はハングル文字と実質的に同じだ。

 ヒエログリフにはカルトゥーシュと呼ばれる「丸囲み」表記方があり、主にファラオの名前などに使われる。またカルトゥーシュと組み合わせた場合、ヒエログリフは「表意文字的に使われる場合もある」らしい。古代マヤ文字では、少なくとも碑文での使用においては、何をどこにどういう順番で書くかという「構造」がある。加えて古代マヤ文字で顕著なのだが、同音に対して複数の「母音を表す文字」と「子音を表す文字」がある。

 同一の音に対して複数の文字がある理由についてはまだ定説はないようだが、碑文の文字として「見栄え」を優先できるように選択肢を増やした可能性が高いとされている。が、上記に示した様なハングル文字の現状を思うと、同音異義語の区別にも使われたのではないかとも思わずにいられない。もしそのような機能が付与されていたとすれば、古代マヤ文字はハングル文字よりも書き文字としての機能は高いといって良い。例えば「ジャガー」由来と「石」由来の同音の部分文字に、漢字で言うところのケモノ偏とイシ偏のように「表意文字」的機能を持たせることだって可能だ。まぁ、それは無さそうではあるんだけど。

 英語にだって同音異義語はあるが、大抵は綴りが違う。品詞が異なる場合もある。北京語では漢字で同音異義語は厳密に区別され、話し言葉には声調まである。

 日本語の話し言葉は同音異義語の区別機能は北京語に劣るが、イントネーションの地域差をきっちりおさえておけば実用上の問題は少ない。書き文字に至っては、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、漢数字、アラビア数字が混交して当たり前だ。しかも、ひらがなであっても音は必ずしもひとつじゃない。「は」と「わ」もそうだし、歴史を紐解けば「てふてふ」は「ちょうちょ(う)」と読むのがかつては普通だった。 「けふ」とか「ひらつか らいてふ」とかもそうだよね。

 文字は言語を、言語は文化を反映している筈だ。故にそれまで使っていた文字を捨て去ることは、関連する文化的側面を失うことになりかねない。話し言葉においては「異音の同音化」(「を」と「お」、「ゑ」と「え」とか)は話し言葉の発展上は避けられないようだけど、それは区別する必要性が低いことを理由とする合理化であって文字を捨てる事とはレベルが全く違う。

 文字とは関係ないけど、日本語にも複数形や過去完了形が欲しいと心から思うんだよなぁ…。

2014/06/07

ぷうぺらさんの三段空母は…

 ワンフェスやらガレキとかの世界にはとんと疎いのですが、「ラブタコス」の名でワンフェスに参加されている「ぷうぺら」さんの次作が宇宙戦艦ヤマトの「三段空母」、しかも題して「ガミラス三段空母1945」ですと!

 製作過程をウェブで公開されているので、ここのところワクワクしながらページ更新を待つ日々が続いています。

 メールの相手をして頂いた事があるだけで直接の面識はないのですが、ぷうぺらさんは私にとっては「遥か先を行く松本(零士)造形への挑戦者」とでも呼びたい存在。おそらく松本零士氏のペンの入り抜き(ペンタッチ)にまで思いを馳せながら松本造形の立体化に挑んでいる、と勝手に想像している次第。

 で、「ガミラス三段空母1945」ですが…あぁ、やはりやってくれましたか、そうでなくっちゃね、と私的には納得の展開、全力での支持を表明します。何がって、「丸いおしり」ですよ。あそこはああいうヴォリューム感でああいう丸さであるべきです。もちろん、その「おしり」が成立するためにはそれ以外の部分も重要、そういう辺りの塊感、ヴォリューム感のバランス感覚には何時もながら唸らされます。そういうセンスが私には無いのが実に遺憾、ジャガイモに名刺を3枚突き刺しただけでは普通は三段空母にはならんのですよ。だけどジャガイモの形の目利きにはそれができるかも。

 例えが分かりにくくて申し訳ないですが、要は三段空母の見た目全体像をどう料理するかのポイントのひとつは、丸さを湛えたヴォリュームと直線的な甲板とのバランスと境界の処理じゃないかということです。境界をくっきりさせるか、それとも馴染ませるか。松本氏のペンタッチからはおそらく馴染ませるのが正解という気もするけれど、あくまでそれは二次元でかつ輪郭線でのお話。既に不用意に「名刺を突き刺す」なんて書いてしまいましたが、「ジャガイモの一部を削って名刺をそおっと乗せる」という解だってあるわけです。やっぱりこういう感覚を正確に表現する言葉ってのは無いですね。ぷうぺらさんの解はまた違ったもの、甲板の側部に曲線要素を導入しているので「名刺」の例えはもはや使えません。

 実は三段空母、2199版がやっつけぽくて余りに面白味に欠けたのでオレ版CGモデルネタとしてリストアップはしてあるのですが、あの「おしり」見ちゃうとなぁ…やりにくいよなぁ…止めるつもりも無いですけど、方向性は少し変えないと面白くないですね。もちろんアングルドデッキは恥しいからやんないですよ、あの醸し出される「考えてない感」は半端じゃないですからね。

 興味を持った方は、ぷうぺらさんのページ「sumika on the web」 の上部のリンク「ラブタコス」からどうぞ。

追記:2014/06/07
 版権不許諾通知届いて製作ストップ
が~ん!!

2014/06/04

つ iTunes11.2.2.3

 所謂「右端が変」問題はとっとと解決されると思っていたのだが、未だこの有様。「再生履歴に一番最後に再生した楽曲は表示されないが、とにかくリストの一番上の楽曲をクリックすると『一番最後に再生した楽曲』が再生される」とか、iOS7で発生している問題も引き継がれている模様。ライブラリも直ぐ変になるしね。

2014/06/03

これは盲点!人口ピラミッドから見る韓国主張の妥当性

 有無はさておいても、確かに数字を盛り過ぎるとそこは矛盾するよなぁ。

 一種の仮説検定みたいなもので、人口ピラミッド分布からは少なくとも「盛った数字の信憑性は棄却されちゃう」って言って良いような。20万人は0.2Millionsなので、特定の年齢層でそれだけの女性の命が奪われたとなると人口ピラミッド分布に影響が見えて当然のレベル。

 なお2013年時点の人口ピラミッドで凹みが見られる筈の年齢層は、戦時に兵士として亡くなった人の年齢層ではなく、亡くなった人が生きていたとすれば生まれていた筈の子供の年齢層。時代的に夫婦当たりの子供の数が2人未満というのも考えにくいので、元の数字である20万人よりも人口ピラミッド分布へのインパクトが大きくてもおかしくないのです。

 フランスの方のブログでの分析を動画化したとのことです。詳しくは動画Up主の説明欄を参照してくださいね。
 で、韓国の人口ピラミッド分布を見て思ったのが、朝鮮戦争の影響はどうかと言うこと…5~10年程若い世代に凹みが有る様な無い様な。これが15万人とも言われる韓国軍兵士の死傷者数(死者数じゃありません)の影響レベル(世代別、性別のの民間人被害に分布が無い、或いは無視できるとした場合)ということになります。

 特定の世代、しかも女性だけ20万人はやっぱり盛り過ぎでしょう。そこまでは言えると私も思います。もうちょっと突っ込んで分析しても良いのでしょうが、如何せん北朝鮮分も見ないと十分とは言えないのがネック。特に「南男北女(美人なら北)」って言葉もあるらしいので。

2014/06/02

ネオ東京ではないですが…映画「アキラ」トレーラー

 唐突だけど、ひょうな事から映画「アキラ」(1988)のトレーラーを目にする。

 冒頭、「2019年 オリンピックを翌年に控えたネオ東京」とのテロップにちょっとびっくり。そうか、「ネオ」は付いてないけれど、「アキラ」の世界観でも2020年は東京オリンピックだったんだな…とちょっと遠い目。

 「アキラ」は劇場でリアルタイムに観ましたが、個人的には「風の谷のナウシカ」と同様、「これは本当の終り方じゃないな」という印象でやや不完全燃焼感がありました。単に、2時間向きの題材じゃなかったんじゃないかしらん、ということなんでしょうけど。

椎名林檎さん版「カプチーノ」

 椎名林檎さんのニューアルバム「逆輸入 ~港湾局~」に収録された楽曲「カプチーノ」に絶句。アレンジかミックスのどっちかが絶対間違ってる。「どうやったらこんなことができる?」と思わず叫んでしまうレベルじゃねえですかい、旦那?

 もちろん、これは購入者だから言えること。

 なんと言うかセオリーからの外し具合がネジくれ過ぎていて理解しにくいって言うか。少なくとも新しくはないし、むしろ1980年代の貧乏アマチュアのテイストに思いっきり近い気がする、特にギターの使い方とか音そのものとか。

 このミックス(音場作り)でのシンセブラスっぽい音とギター音の組み合わせには、「『スターウォーズ』を観ようと映画館に入ったのに、上映されたのが西ドイツ製の80年代のブルーフィルムだった」ぐらいの凄い断絶感がある。ハマりどころが全く見えなくてこれではイロモノ、実に勿体ない。フツー過ぎる素材群をフツーじゃない組み合わせ方で組んでも面白くはならない。ナンバタタンの「恋は倍速」とかと続けて聞くと、ヘンさ加減はいや増すばかり。

 ドラムも含めて1980年代のヨーロッパっぽいミックス(音場作り)をすればそれはそれで「モドキ」としては有効に機能したとは思うんだけど、おそらく狙いはそんなところには無いんだろうし。まぁ、最近は自分が扱っている楽曲の特性を理解しようとせずに機械的にマスタリング処理してるんじゃないかと思わされる音源も増えてきてるからなぁ…エンジニアもチェックしとかないと。

 ともさかりえさんのアルバム「むらさき」(名盤!)に提供された大好きな楽曲なのだが。

 これは巷で言われる「デモテープ」版なのかな?ライブっぽいけどね。

2014/06/01

スホーイSu-27ドキュメンタリー

 自衛隊機に接近した中国人民解放軍機はSu-27系、これはその開発に関するドキュメンタリーです。英語版というだけでもマシ、元はロシア語。

 Su-27(キリル文字ではCy-27)の試作初号機がオージー翼(前縁がカーブを描く。コンコルドの翼が代表的)に近い翼を持っていたこととか2枚の垂直尾翼がエンジンの直上に取りつけられていたとか、当時の映像も交えてきっちり紹介されています。何れにしても名機なのは間違いなく、それまでの「垢抜けないスホーイ設計局戦闘機」のイメージを完全に払拭した機体でしょう。ステルス機PAK-FAのスタイリングは間違いなくSu-27の延長線上にあります。

 ただし、同時期に開発されたミグMig-29は初期設計段階から最終的なSu-27に近い翼形状、垂直尾翼位置を備えていたのも事実。米軍機の影響もあったとは思いますが、この辺りはさすがに当時のミコヤン・グレビッチ設計局のそつの無さが見てとれます。

「東風」Megpoidカバー、リビジョン1

 リビジョンアップ、基本的にこれでフィックスです。エレクトリックタム音の追加、音量バランス再調整、日本語歌詞の発声タイミング再調整など。