なんて表現が大手ネット掲示板上でちらちら書かれていたのは第一次岸田政権発足直後。「そんな話はまだ早い早い」と笑っていた私も、もう苦笑すらできなくなった。近々の政局は、各自民党派閥が岸田派とどのような距離感、関係性を構築するかにかかってきたやに見える。長期政権の芽は自らが一ヵ月も要さずに完全に摘んでしまったように私の目からでも見える。以下の文章はキツ目に感じられるかもしれないが、政権発足時にあらゆる方面から「ご祝儀」を貰えなかった稀有な政権に対し、遅ればせながら私からも同様に「少なくとも何も期待していないよ、できれば辞めてもらえないか」とのメッセージを送ろう。
第一の理由は簡単、岸田政権は先の衆院選での自民党の公約に従うどころか、むしろ公約で打ち出された中でも「これだ!」という項目を狙い撃つように次々と無効化しているからだ。自民党の公約に魅力を感じて自民党や自民党候補者に投票した少なくない数の有権者の目には、
自民党の選挙公約を守らない岸田政権は、自民党の敵である。
としか映りようがない。
第二の理由も簡単。昨今ような世界情勢の中、政権発足から一ヵ月も経とうと言うのにまともに中国共産党を怒らせるようなことを一つもしていない。現在の日本の国際的な立ち位置ならば、まともな外交をやるだけで1ヵ月あれば中国共産党を2,3回怒らせることなど造作も無い筈だ。つまり・・・後は言わなくても分かるね。5回怒らせる代わりに1回面子を潰すぐらいの狡猾さを示すだけのポテンシャルを最近の日本は獲得しつつあった・・・と思うんだけどね、報道を見る限りまた舐められ始めている。
そんな訳で、この数日の岸田氏や政権の動きを見て私自身の腹はいったん決まった。まぁ、私自身が岸田を支持したことは一瞬とて無いのだが・・・私は常識人だからね、岸田を支持しろとか道理の通らない無理は言ってくれるな。
自民党支持は継続、岸田政権は積極的に不支持。岸田と岸田政権は早々に滅ぶべし。奥さんには申し訳ないけどさ。で、引き下ろすのならば参院選まで待つ必要無し、党に非はなくともこのままでは岸田の所為で参院選で自民党自身はダメージを受けるよ。で、イメージ選挙に長けた党と言うか会と言うかの隠れ親中派議員が増えかねないってね、なんてことしてくれちゃってんのよ。
これは報道機関などを介して米国議会や台湾政府などが隠さなくなってきた岸田政権への不信感を共有しての態度とも言える。時期予算で防衛費が大幅増額できなければ、米軍の不信感もいやがうえに高まるだろう。既に経産省が反増額の動きを見せている中、その気があったとしても岸田如きがそれに立ち向かえるとはもはや思えない。既に舐められきっている。
親中政権や蝙蝠外交を繰り返す政権がどのような目に遭うか、それに近い状況は既に隣国で絶賛発動中だ。経済的な焦土化が仕掛けられれば、まっとうな官僚ならその時点の政権とも距離を取り始め、周りに残るのは無定見な無能者ばかりだ。岸田政権は、もうその種の負のスパイラルの賭場口に立っている。あ、日本国籍を有しない有能な人間は更に寄ってくるかもね。ま、とにかく、
だって岸田政権がやってること、言ってること、一事が万事意味分かんないんだもの。経過も結果もさ。しゃべりも中華人民共和国外交部某広報官並みに品が無く、知性や教養といったものが感じられない。見識とやらはどこへ置いてきたんだ?
岸田の不手際は岸田とその取り巻きの不手際であって、自民党の瑕疵はそれら不手際を自党の総裁に許すという一点にまずある。故に、自民党の自浄能力に期待するところが大である・・・と言うか、自民党自らが党首の馘を切るぐらいのことをしないと間違いなく日はまた沈むんじゃねーのかよ。