E3開催も迫り、"The Division 2"のトレーラーも公開され始めました。(追記:E3でのプレゼンテーションについてはこちら)
舞台はワシントンDC、季節は初夏、プレイ動画では敵のステイタスバーの色として赤、紫、黄が確認できます。現時点でネットコードなどのバックグラウンド処理に関する技術的な情報は無く、ネットワーク経由のPvPゲームとして一皮むけるのかどうかはまだ不明です。ネットコード周りについては"Rainbow Six Siege"や過去のBFシリーズでの対応なども参考に、「3~5年前の常識的な実装」を最低限とし、よりモダンな(笑)、可能であれば20年前の"Quake"を越えるレベルのセキュアな実装をより低いレイテンシで実現して頂きたい。
まず、ゲームプレイトレイラー。冒頭の
"Actual in-game footage, work in progress"
(開発中の実際のゲームでの映像です)
の一文が泣かせます。
"The Division"のゲームプレイトレーラーとされたもののほぼ全ては、ゲームとは別のソフト群で作成した言わば「イメージ映像」でした。このため発売された実際のゲームの画面がトレーラーよりしょぼく、プレイヤーから非常にネガティブな評価を受けました。以降、それまで「イメージ映像」路線主体だったUbisoftのトレーラーは「開発中の実際のゲーム画面」を使う方向に一気に舵を切ります。
"The Division"のゲームプレイトレーラーとされたもののほぼ全ては、ゲームとは別のソフト群で作成した言わば「イメージ映像」でした。このため発売された実際のゲームの画面がトレーラーよりしょぼく、プレイヤーから非常にネガティブな評価を受けました。以降、それまで「イメージ映像」路線主体だったUbisoftのトレーラーは「開発中の実際のゲーム画面」を使う方向に一気に舵を切ります。
プレイヤー主観のUIを極力別画面としない(通常のプレイ画面にオーバーレイ表示する)手法は「イメージ映像」で使われていた"The Division"時代からのコンセプトですが、より実装される方向ということでしょうか?ただ、地図のUIはむしろ初期コンセプトから離れましたね。
ゲームエンジンの"Snowdrop"は相変わらず出来は良さそうです。NPCの動きはより自然になり、"Farcry5"、"Ghost Recon Wildlands"、"Assassin's Creed Origins"のNPC挙動に感じられる不自然さは感じられません。植生の処理もきれいです。
いい意味で気になったのは水面の処理、少なくとも味方キャラクターの影がきっちり落ちており、かつ鏡面反射も取り扱っています。静的な背景("The Division"ではリリース以降も開発は動的と主張していましたが、「ヘリコプターがビルの窓に映らない」点を指摘されて以降は「沈黙」しました)だけでなく、動的なプレイヤーキャラやNPCなどの鏡面反射が処理されているとすると、これはちょいと凄いですよ。ゲーム性やプレイスタイルへの影響は大きいと思います。
"The Division"の「イメージ映像」ではプレイヤーキャラの姿がガラスや水たまりに高頻度で映っていましたが、実際のゲームでは全く映らないというドラキュラ状態でした。反射を利用して角の先の敵の数や向き、待ち伏せの有無を調べる・・・なんてプレイへの期待は完全に裏切られました。更に"The Division"の「イメージ映像」では描かれつつ実装されなかった「壁越しの射撃によるダメージっぽいもの?」の描写も今回のトレイラーにはあります。まさか銃弾で窓のシェードとガラスが壊れる描写で終わり?
ビルなどの角の向こうで待ち伏せている敵の姿を対面のビルのショーウィンドウの反射で確認し、角の壁越しの銃撃で倒す・・・一緒に戦ってきたエージェントが背後でプレイヤーキャラの頭に急に銃口を向ける姿が車のウィンドウに映っていて、全てプレイヤーに見えている・・・こんなゲーム、ありましたか?
あくまで開発版の画面ですから、リリース版とは違っていても問題は無い訳ですけどね。でもリリース版にそれら機能が含まれなかった場合は「またダウングレードか!」と言われることが分かり切っている状況下、トレーラーに「そういう描写がある」のは事実で、「それら描写が見られる場所をトレーラー内の戦闘場所に意図的に選んだ」可能性も高いと見做さざるを得ません。また絵面としてはそれら以外に見るべき点は無かったことですし、鏡面反射や壁抜き射撃の機能の実装の有無はワッチしていくべき重要なポイントですよ。
まぁ"Snowdrop"ですので、車の運転などは相変わらず出来なさそうです。あと、パッチの度に直ったり再発生したりしていたオーディオ処理周りの不具合もつぶしておいてくださいね。
いい意味で気になったのは水面の処理、少なくとも味方キャラクターの影がきっちり落ちており、かつ鏡面反射も取り扱っています。静的な背景("The Division"ではリリース以降も開発は動的と主張していましたが、「ヘリコプターがビルの窓に映らない」点を指摘されて以降は「沈黙」しました)だけでなく、動的なプレイヤーキャラやNPCなどの鏡面反射が処理されているとすると、これはちょいと凄いですよ。ゲーム性やプレイスタイルへの影響は大きいと思います。
"The Division"の「イメージ映像」ではプレイヤーキャラの姿がガラスや水たまりに高頻度で映っていましたが、実際のゲームでは全く映らないというドラキュラ状態でした。反射を利用して角の先の敵の数や向き、待ち伏せの有無を調べる・・・なんてプレイへの期待は完全に裏切られました。更に"The Division"の「イメージ映像」では描かれつつ実装されなかった「壁越しの射撃によるダメージっぽいもの?」の描写も今回のトレイラーにはあります。まさか銃弾で窓のシェードとガラスが壊れる描写で終わり?
ビルなどの角の向こうで待ち伏せている敵の姿を対面のビルのショーウィンドウの反射で確認し、角の壁越しの銃撃で倒す・・・一緒に戦ってきたエージェントが背後でプレイヤーキャラの頭に急に銃口を向ける姿が車のウィンドウに映っていて、全てプレイヤーに見えている・・・こんなゲーム、ありましたか?
あくまで開発版の画面ですから、リリース版とは違っていても問題は無い訳ですけどね。でもリリース版にそれら機能が含まれなかった場合は「またダウングレードか!」と言われることが分かり切っている状況下、トレーラーに「そういう描写がある」のは事実で、「それら描写が見られる場所をトレーラー内の戦闘場所に意図的に選んだ」可能性も高いと見做さざるを得ません。また絵面としてはそれら以外に見るべき点は無かったことですし、鏡面反射や壁抜き射撃の機能の実装の有無はワッチしていくべき重要なポイントですよ。
まぁ"Snowdrop"ですので、車の運転などは相変わらず出来なさそうです。あと、パッチの度に直ったり再発生したりしていたオーディオ処理周りの不具合もつぶしておいてくださいね。
こちらは作品紹介のトレーラー。約1:30のところに
"but how do you save a nation, when its enemies come from within?"
(国の敵が身内(ディビジョン内)から現れた時、どうやって国を救う?)
とあります。今度も「ローグエージェント」って呼ぶのかなぁ・・・ってことですかね。