2022/07/24

裏切りのサーカス?

 最近ね、とみに記憶がダメになっているわ、と言うお話。

 某見放題サービスで英・仏・独製作の映画「裏切りのサーカス」を見る。ビジュアルのフロントは明らかに仏俳優のゲイリー・オールドマンだし、製作に入っているSTUDIOCANALだか(既に記憶が怪しい)は仏資本だしで、フランス映画かぁなどと暫くほっぽり出していた作品だった。とは言え、ビジュアル中の俳優の顔触れや衣装を観れば、舞台が冷戦期の英国だろうことは明らかだった。スパイ小説は一時期読みまくったから「サーカス」が何を指すかも知っている。

 作品を観た感想については置いておくが、映画好きなら時間の無駄だとは思わないだろう。

 で、本題はここから。

 アバンに続くオープニングタイトルで原題”Tinker Tailor Soldier Spy”を見てまず「アレか!」と合点。ストーリーは思い出せたし、画面も地味なまま(アバンが一番派手かもしれない)ことを覚悟した位だったが、原作小説の作者名が思い出せなかったのだ。

 答え合わせをすれば「ジョン・ル・カレ」なのだが、この作家名が思い出せなかった人間が「スパイ小説は一時期読みまくった」とは我ながら片腹痛くもなる。とは言え単純に忘れていたのかと言えばさに非ず、他の作家、小説作品との多少の混乱があった。混乱の先は「レン・デイトン」、"Twinkle, Twinkle, Little Spy"で、同時期に読んだスパイ小説、という辺りにしか共通点は無さそうなんだけどね。

 因みにレン・デイトン作品は第二次世界大戦のノンフィクション「爆撃機」、「戦闘機」、「電撃戦」も出版されているが、個人的には「爆撃機」が一押しだ。

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