2015/02/07

インターネットによる知恵?の拡散

 知恵、と言うかネタの拡散でも良い。インターネットを介しての情報収集と咀嚼はいわば他者の視点の獲得という側面を持ち、多様性においては既存マスコミは足元にも及ばない。
I'm Kenji, not Abe.
既存マスコミを介せば、この表現には
私は(後藤)健二だ、安倍(総理)ではない
以外の意味付けが与えられることは無いだろうし、至極当たり前の解釈だろう。ただし、何故安倍総理の名前がこのコンテクスト(文脈、経緯)で出てくるのかは私には全く理解できない。誰がとは言わないが、おそらく良くて馬鹿、悪くて大馬鹿或いは大馬鹿未満のアレなのだろう。 

 さて、ネットをうろついていて久しぶりに唸ったのが、上記の表現の別視点からの解釈だ。「当たり前を当たり前としないこと」が出来る人間の存在は、まさに生きていく上での刺激源の存在と言える。
私は健二だ、アブラハム(エイブラハム)ではない
繰り返すが、この解釈には思わず唸った。Abeはアブラハム(Abraham)の通称として一般的なものなのだ。

 アブラハム中のアブラハムと言えば、「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信じるいわゆる聖典の民の始祖、最初の預言者」、「信仰の父」と呼ばれるあのアブラハムしかいない。上記の表現は、現行の日本の政権や後藤氏について知識のない人には、「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の否定」と解釈されても全く驚かない。

 いやはや、なんとも恐ろしい事で。なお湯川氏、後藤氏の事案に対しては個人的に
Abe is right.
"You are wrong."という英語表現の意味のどぎつさを思えば、これはかなり強い表現だ。「アベが正しい」と言った日本語訳は明らかに間違いで、「アベがいてくれて良かった、アベで良かった、アベはアベで良い」という方がニュアンスとしては近い。日本語における「君は間違っている」は「君の理解、考えなどは間違っている」とのニュアンスだが、英語においては相手の全否定となる。

 もちろん、「アベは右翼」なんて日本語訳は論理的に完全にあり得ない、あり得ないよ。

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