2021/01/08

どうなる、USA

 昔、「十二人の怒れる男」という映画を観た。僕の中にある「アメリカ合衆国における重要な価値観の一つ」はその映画で描かれたものだ。不正が為された可能性が濃厚な大統領選選挙に対する米国司法や議会の動きは、そんな価値観と極めて矛盾する。こんなのはアメリカ合衆国とは思えない!

 予告されている演説でドナルド・トランプ大統領は何を語るのか?とある人が5chで書いていたように、実はアメリカ連合共和国(?)は爆誕済なのか?

 それと、赤い(ネクタイをした)ペンスはトランプの傍らに再び現れるのか?

 どうなるの?

2021/01/02

トランプ、やっぱり政治屋じゃない

 25歳の米国下院議員マディソン・コーソーン氏のこのスピーチ(Youtube、有志による日本語字幕入)には、明らかに「政治屋」に対する強い批判がある。言い過ぎかもしれないけど、「政治屋」は彼にとっての敵であることはもちろん、国や市民の敵、害悪足りうると彼が見做しているのは間違いないと思う。故に、彼は「政治屋」にはならない、なれない。

 左右等のあなたの政治的スタンスはさておき、彼の熱のあるスピーチに触れて欲しい。彼は共和党員ではあるが、「僕らは(自分や聴衆である君たちは)共和党員ではない、保守だよね」とまで言う。彼自身もスピーチ内容の持つリスク、例えばわざわざ敵を作る、を理解しており、具体的なリスクについても多くを口にしている。蛇足だけれでも、スピーカーは当然だが、聴衆の多くも20歳代だとも思われる。彼がいつまで共和党員であり得るかは分からないが、同世代であることに基づく支持基盤はいったん形成されると強固なものとなるだろうと思う。彼がいつまで聴衆に対して"My friends!(マイ・フレンズ!)"という呼びかけを使うか、使い続けられるかに本当に興味がある。そして今後何かを為すのか、為すのならその内容は、という点にも。

 あと、スピーカーの教養の有無というのは本当に重要だ。教養は単なる知識ではなく、血肉化されたものだ。故に、正確な理解には広範な歴史的、宗教的知識が必要であり、日常生活では特に知識として必須ではない事項も、空論とはならずに「あなたのこと」として語り、伝えることができる。彼の話からは耳が離せないし、聞いた内容について(単に「深いな」と思うところで留まるのではなく)自分のこととして色々考えさせられてしまう。日本で数年前にマスコミが持ち上げていた「若者代表」とやらとは格が違い過ぎて、なんというか、クスクス笑うぐらいの反応しかできない。

 さて、前置きはここまで。

 今朝、ドナルド・トランプ米国大統領もやっぱり「政治屋」ではない、との思いを強くした。昨年12月31日付のホワイトハウスのニュースページを読んだからだ。タイトルは"Proclamation on National Slavery and Human Trafficking Prevention Month, 2021"、「2021年全国奴隷制および人身売買防止月間に関する宣言」といったところだろうか。

 これは、大統領権限において、2021年1月を全国奴隷制および人身売買防止月間とし、関連する事案の調査、監視などの活動を連邦政府として行うという宣言だ。調査・監視の対象となりうる具体的事案やどのような人間が影響を受けるかピンとくる人もいるだろうけれども、あくまで米国内向けである点がポイントであることはあらためて確認しておきたい。つまり、結果的に中国包囲網(厳密には、中国共産党包囲網)をサポートすることになるかもしれないけれど、基本的にはそのような国際的な事案とは無関係ということだ。

 本件は、少なくともトランプ氏が大統領候補であった時代からの彼の一貫した言説内容に沿ったものに見える。2016年大統領選における「移民」ではなく「不法移民」への言及には、「不法故に搾取される移民の存在」がちゃんと含まれていたと記憶する。オポチュニティゾーンなどの政策も失業者対策としてしか語られないことが多いけれども、「搾取対策」の側面もあると私は見做している。己が信じるところを貫き通す、妥協はできないというトランプ大統領の姿勢は、「政治屋」ではありえない姿勢というか、「政治屋」になれないことの証左のようにすら見える。ハイそこのマスコミ、トランプ大統領の政策個々について歪んだ報道はやめるように。

 とは言えこの宣言、何か不可逆的な波及効果を及ぼすかな?

2020/12/31

大晦日、だらだら

 本エントリの内容は完全に個人的なもの、主観的なものである。 しかもだらだら。

 米大統領選、というか米国を含めた世界中に動きが激しく、この年末はネットでの情報漁りに時間がいくらあっても足らなかった。少なくとも時期米国大統領の就任までは状況は変わらないだろう。

 2016年の米大統領選、私はドナルド・トランプ氏の勝利を当たり前のこととして受け入れた。だが翌日に同僚と話をしていると、オフィス内の約50人の同僚のうちでトランプ氏勝利を確信していたのが私だけだったことが分かった。まぁ、私自身がトランプ贔屓であったことは認める、つまり個人的にトランプ氏の勝利を願っていたという点は否定しないという意味だ。

 とは言え、私のトランプ贔屓分を差し引いても、当時の私の目からは「アメリカ市民の多くは、グローバリズムと呼ばれる筋の悪い何かに既に疲れている」と見えていた。別の言い方をすると、「バラク・オバマ氏やブッシュJr氏はやり過ぎた、傲慢に過ぎた」と見ているのではないかという感触だった。故にトランプの勝利に何の意外性も感じなかった。が、今にしてみると、この勝利は現在のシリアスにやっかいな米国内状況の布石であると同時に、後述する「過ちを正す」チャンスを確保する最後の砦のようなものであったように見える。

 理想的で望まれたグローバリズム、すなわち多少の不具合はあっても結果的に社会的公平性を高められるような国家間経済格差の是正などの機能を内在した(主に)経済システムの確立は、公正な競争に基づくがために非社会主義的とならずを得ず、独り勝ちを許さないものになる筈だった。主に70~80年代に義務教育を受けた「真面目な」人間なら(≒左翼的価値観に沿う人間なら)、少なくとも上記のようなグローバリズムの考え方を頭っから拒絶することはできないだろう。EUの「初期の理想」とも祖語は生じないだろう。世界中の国々で分業が進み、程度の差はあれ世界中の労働者の経済格差は是正され、戦争は不要となる・・・筈だった。

 ところが21世紀を迎えたころから、グローバリズムと呼ばれる何かの正体が明らかになり始める。端的に言えば、公正であるべきルールはチート行為で反故にされ、開発路上国や大国内の特定グループの労働者は搾取され、特定グループの経済的利益に沿うと思しき戦争が多数発生した。「東南アジアからの研修生が居なければ日本の農業は成り立たない」などの当事者からの発言は、「明確な搾取」としか見えないことを理由として、「与えられた左翼的思想の影響化にあった」かつての私の正義感からすらも許されない。ここで言うグローバリズムと呼ばれる何かは、理想的で望まれたグローバリズムとは全く異なるものだ。そしてこの一種の悪行の加害者は日本にすらいるし、一企業員である以上、私自身ですら無自覚のうちに加害者となっている可能性が否定できないのはちょっと悩ましい。

 他方、所属企業自体の活動は世界的であるから、その組織の末席に居るただの傍観者でも、グローバリズムと呼ばれる何かを利己的に利用したり、更にチート行為まで重ねる国や企業の活動の一端に触れることもあった。例えば米国の某企業群は、自分たちが儲かる限りにおいて、中華人民共和国の国策会社や欧州の大企業がグローバリズムと呼ばれる何かを理由に知的所有権を不正に取り扱うことに文句ひとつ言わない。被害者はけっこう日本企業だったりする。技術提携協定の下に米国企業と共有していた情報や技術が中華人民共和国によって使われる・・・〇〇重工さん、米国経由の可能性が高い中華人民共和国への情報漏洩、いっぱい経験してるよね?

 ちなみに英国のスタンスは昔っから一風変わっていて、グローバリズムと呼ばれる何かを信じていない風があった。BREXITへ至る原因の根っこには、EUという枠組み内で膨れ上がる「グローバリズムと呼ばれる何か」の存在もあったのではないかと邪推する。英国はインテリジェンスとは切り離せないし、米国との関係性において経済と政治をきっちり分けるという真面目さもあるし、欧州からは島扱いしかされない(≒理想的なグローバリズムでの態度を欧州側が取らない)し、まぁ、色々あったんだろうけど。

 現在の私の政治的スタンスはノンポリティクスの時代を経て、20世紀末には中道左派に移行した。煩雑さを避けるため、ここで愛国的であるかどうかと政治的スタンスとは切り離しておく。「中道左派」は戦後日本人の平均的な政治的スタンスと見なされていたので、割と皆さんと同じではないかと思う。ただ私から見ると安倍晋三氏は左過ぎるし、大昔に旧成田空港反対同盟の熱田派のシンパと一晩飲み明かす機会があったが、シンパシーは全く持てなかった。

 結局何が言いたいかというと、現在の政治的スタンスでも「理想的で望まれたグローバリズム」には賛成、現在の「グローバリズムと呼ばれる何か」には反対ということだ。本来は自分の政治的スタンスこそ「リベラル」と呼びたいのだが、「自称リベラル」とは全く別物なので使えないのは本当に問題だ。

 さて、私にとって「リベラル」と呼んで差し支えなかろうと思える人物として第一に挙がるのがドナルド・トランプ氏だ。彼は「米国第一」を唱えることでグローバリズムを、いや「グローバリズムと呼ばれる何か」を否定した。2016年、彼の言葉に正直痺れた。Redditらをチェックして、米国市民にも私と似た心証や政治的スタンスを持つ人間が少なくないことを確認した。多数の戦争・紛争の抱え、サブプライムショックのダメージは未だ癒えず、中流層を中心としてどんよりとした感じがあった。裏を返せば、米国内でも搾取する者とされる者に分断が進んでいると言う感触があったと言える。オバマ・ケアは中流層いじめとさえ呼ぶ人もいた。「バラク・オバマ氏やブッシュJr氏はやり過ぎた、傲慢に過ぎた」結果、「グローバリズムと呼ばれる何か」の恩恵を受けられない人間を米国内にも増やし過ぎた、「グローバリズムと呼ばれる何か」のうさん臭さや違和感を感じる米国市民を多数生み出し始めた・・・これはドナルド・トランプ氏にとって強い追い風に私には見えた。

 2016年、ドナルド・トランプ氏は共和党から大統領候補として出馬した。違和感は無かった。「共和党左派は、民主党右派よりもよっぽどリベラルである」のは常識だったからだ。政治的スタンスの左右と所属政党がマッチする必然性は無いからだ。そしてトランプ政権が誕生した。私はトランプ大統領の4年間を、その現行一致を貫く姿勢のみだけででも、極めて高く評価する。個々の実績も凄いものだと思う。

 2020年大晦日、日本時間の午後10時に至っても次期米国大統領は決まらない。

 今日付けの産経新聞に、戦略論・国際政治学者エドワード・ルトワック氏へのインタビューからの引用が大きな文字で掲載されていた。

 「民主主義国家はいつも弱く見えるが
  歴史的に勝利を収めてきた。
  それは過ちを正してきたからだ。」

また。グローバリズムの終焉についても言及している。

 氏は以前の著作で、中国共産党での「バナナ」の勢力拡大と、それに伴う対外政策の変化を予測していたが、少なくとも2020年中にはそうはならなかった。むしろ、「戦狼外交」に代表されるような世間知らずぶりと、国内外を区別できない頭の固さを喧伝し続けている。

 ここで「バナナ」とは、米国を中心とする資本主義社会で高等教育を受け、資本主義社会の価値観を受け入れたり理解した後に帰国した指導層、或いは将来の指導層となり得る人材を指す。彼らは外観は黄色人種、思考(中身)は白人種であることから、外は黄色で中が白い「バナナ」と呼ぶそうだ。だが、習近平体制は明らかに「バナナ」を排してきているように見える。

 ちなみに私の記憶が正しければ、ルトワック氏は米国防上の重要な肩書を最近得た筈だ。ヘンリー・キッシンジャーが大嫌いな私にとってはなかなか良い展開といえる。

  あらためてドナルド・トランプ贔屓な私から一言。トランプを次期米国大統領に。そうしないと過ちを正せないよ、きっと。あと、カナダが北米大陸初の本格的な戦場にならなきゃ良いんだけどね。

2020/12/20

サイバーパンク2077のセーブデータって・・・えぇ

 昨夜初めて「ああ、バグだなぁ」と思った事象が発生した案外バグフリーなPCゲーム「サイバーパンク2077」ですが、「プラットフォームに依存せず、セーブデータのサイズが8MBを超えるとデータが破損してロードできないどころか復旧すらできなくなる」のだとか、しかも「パッチによる修正時期は未定」と言う・・・えぇ・・・。

 で、こういう場合に当事者が”Unfortunately”とか使って良いんですかね、英語的に。

 昔々MacOSのバージョンが8のころ、とあるアプリがハードディスクの残容量をマイナスと認識するためデータ保存ができなかったことを思い出しました。実際のところハードディスクにはOSしか入っておらずスカスカだったのですが・・・「unsigned intって知ってる?」で何が起きていたか分かる人には直ぐ分かりますよね。 なんかそんな感じの凄く低レベルなコーディングミスが原因じゃないかと勝手に思ってます。

 ちなみに上述の私が経験したバグらしき挙動は視覚的なもので、進行不可能バグの類ではありません。具体的には、とある雑魚敵キャラクターが立ち止まると突如大の字のポーズを取って動かなくなる(モーション/ポーズの制御が無くなった状態?)と言うもので、歩き出すとちゃんとしたモーションを取るように再びなります。

2020/12/14

5chまとめを読んでて久々にぞわっとしたよ・・・

 これに気づいた人、見つけた人は本当にスゲーな。共有してくれた人ありがとう。 Googleマップで確認したよ。

 「E****** **********」 GARDENS・・・カッコ内を前後逆向きに読めば「**** ***** *** ****」と読めなくもない・・・ないよね。グ*****湾**キャンプの拡張話は以前から有ったけどさ・・・まさか、ね?

 で、なんで「*」だらけかと言うとですね、ちゃんとその部分の文字も書いたバージョンのエントリを公開(20:45ごろ)してから10秒ぐらい後、原因はともかくGoogleアカウントが突然無効化されちゃったんですよ、30分程。アカウント復旧ページに行っても「アカウントが見つかりません」ってね、なんかの偶然だと良いんですけどね・・・ちょっとトイレ行って落ち着いてきます・・・・ビビりなんでねぇ・・・ [追記:22:30]偶然みたいで良かった。20:40ごろからGoogleの各種サービスで不調が発生していたようですね。ただその時間もYoutubeなどはログインしなければ(=アカウントを使わなければ)使えたので、正直「ヒエッ」ってなってました。もうとりあえず*は*のままと言うことで。[追記ここまで]

 まぁ、彼の地の登録自体がオフザケという説も知った上でのエントリ作成だった訳ですが、なんかね、ごく個人的な極めて都市伝説チックな経験をいたしましたです。でも私にとっては厳然たる事実、実体験以外の何物でもない。ちなみに「ググってみると」、彼の地については8月には言及している人がいる模様。

 
ついでだから貼っとくか、冷や汗出たよ。

2020/12/11

「サイバーパンク2077」はバグだらけ!?

[追記:2020/12/14] プレイ時間も20時間に近づいてきたが、今だバグもクラッシュも一切無し。PS4版は大変みたいだねぇ・・・[追記ここまで]

 本作の購入は暫く様子見するつもりだったけど、「バグだらけだー!クラッシュだらけだー!」とのSteamでのレビューを読んですかさず購入。バグ好きの性向は如何ともしがたい。ゲーム購入は3年ぶりくらいかな?

 だが6時間程度のプレイでは1個のバグにも遭遇せず、1回のクラッシュすらも発生しなかった。残念無念、だがまだあきらめないぞー!

 ちな、PC、Core i7-10700、RTX2070Super、メモリ32GB、グラフィック設定は高ベースのカスタム(ファンが五月蠅くない上限。サブサーフェススキャッタリングは必ずON、酔うのでモーションブラーは必ずオフ)。Steam経由起動、Firefoxタブ約20+Thunderbird+タスクマネージャーを並列起動。バックグラウンドではNorton360、nVIDIAやLogicoolのソフトウェアも稼働。安定稼働のミソはメモリの余裕(約15GB)?fpsの60固定?特定のグラフィックオプション設定?

2020/12/10

契約したときの社名はIDOだった・・・

今のauである。この春に機種変更した際に書類上のとある文字列中に"ido"の文字が入っていたのを見つけ、「20世紀の話ですねぇ」などとショップ店員と笑いあった。いやマジな話、その時点であなた(=店員さん)生まれてた?

 電話嫌いで、かつアーリーアダプター志向でもない私がそう出遅れ感もない時期に携帯電話契約したのには、当然いくつかの理由があった。契約先がNTT docoomoではなかった理由は単純、そのころのIDOは巨人NTT docomoに対する紛れもない挑戦者ポジにあったことだ。No.2押しの性向は如何ともしがたい。次いで直近にサービスインが予定されていたcdmaOne(2または2.5G)通話サービスの規格仕様書(厳密にはQualcomm公開のCDMA 2000(3G)規格仕様書のcdmaOne部分)を読んで、一技術屋として技術的にほれ込んでしまったこともある(i-m〇deのそれには悪い意味で眩暈がした)。まぁ、残る理由は秘密だが、若かったんだからって辺りから邪推願いたい。

 さて、かくして20年以上にわたって私はauユーザを続けてきた。気が付けばauも今やむしろ巨人呼ぶべき存在となったが、NTT docomoはとにかく下手を打ち続けるためキャリア移行のきっかけをついぞくれなかったし、特に秘す理由によってソフトバンクは移行先の候補にもなり得なかった。が、この2、3年でちょっとだけ流れが変わった。

 元々auは端末の外観デザインへのこだわりを定期的に示してきており、auデザインプロジェクトの名の下に製品化された端末も少なくない。普段使いするものほど外観デザインは重要だ。実際、このプロジェクトから生まれた端末を幾つも使ってきた。例えばINFOBARINFOBAR2talbyneonがそうだ。今では考えられないが、00年代はほぼ2年毎に機種変更している。直近の機種変更が11年ぶりだったこととは対照的だ。だが最新のINFOBARであるINFOBAR xvは発売に至るも、製品化の可否判断やモックアップ制作にクラウドファンディングが絡み、auの端末の外観デザインへのこだわりの喪失は明らかだった。その癖ボタン強度などの機械設計の詰めよりも外観デザインを優先して仕上げられた(要は壊れやすい)製品である、との疑惑を持たざるを得ない機会が最近あった。

 まぁ、スマホ主流のこの時代に、ガラパゴス端末のデザインに金をかけるというのは確かに賢明とは言えまい。そして、キャリア間での通話・通信サービスの技術的な差も4G以降では実質的に無くなった。もうここでauをキャリアとする理由が揺らぎ始めていると言える。そして、(未だやや全体像を捉え切れていないが)NTT docomoのahamoの登場と、 12/9発表のau新プランの内容のどうしようもない残念さ加減である。商売としておいしいボリュームゾーンはそこじゃないぜ。このままでは私がauを見捨てる前にauが倒れてしまいそうだ。ahamoは薄利多売を限りなく志向する全方位作戦だからターゲットがぼんやりしてて当たり前だけど、「安い限り」はユーザの「忠誠」を買い続けられる筈だ。対してauの新プラン群は従来のプランでもそうであることが多いターゲットが明確で賞味期限付き、なればユーザの「忠誠」も賞味期限付きだし、そもそもその辺りが最初から見えてる人間には特筆するような魅力は無いだろうなぁ。

 「さくっとNTT docomoへキャリア変更」とはしないものの、「キャリアの養分」などと揶揄されつつも私がauにこだわり続けてきた理由が既にほぼ無くなっていたことにやっと気づいた瞬間だった。

 思えばauは長期ユーザには全く優しくない、何の便宜も図ってくれない。これは不満ではなく、以前からずっと思い続けてきた単純な事実である。でもまぁ、私に対してはそれも仕方なかろうとも思う。「固定料金でその十倍相当の料金の通話」という使い方を20年以上続けている、金払いの悪い客だからね。

 ちなみにa〇payなんか使ってないし、キャリアメールも実質使ってない(=使えなくなっても問題ない)。なので、ナンバーポータビリティ制度が維持されている限り、キャリア変更の敷居は低いんだよね。

2020/12/01

Kraken Wood、何なの?

[追記:2020/12/1 19:52]
 サイトの稼働を確認できたけど、某セキュリティソフトによれば、既に「Googleからフィッシングサイトなどの危険サイトとしてリポートされている」のだそうだ。果たして真相やいかに!
[追記ここまで]

  少なくとも昨晩から何かのカウントが始まったKraken Woodサイト、昨日寝る前にカウンターを確認した際には日本時間の今朝6~7時に0となる筈だったが、現時点(12/1/11:15ごろ)でもカウンターは動いている。

 今"Kraken"と言えば、アレ絡みしかあり得ないのでね、いろいろと・・・ね。

 カウンターの新しいターゲット本日13時だが、カウンターの数値の下にあるプログレスバーがまだ70%代で、昨夜最後に見た時と比べて10%ぐらいしか進んでいない。なので、またカウンターがリセットされるのでは、って気もする。(いろいろと)さて?

2020/11/26

カラシニコヴァ・ショー

  RT(ロシア・トゥデイ)はロシアの国営テレビ局で、"RT Documentary"というドキュイメンタリー動画専用の英語版ユーチューブチャンネルを持っている。個人的な魅力は軍事関係の動画が少なくなく、かつ「どこかから持ってきた既に観たことがある映像」ではない新作の映像が多いことだ。

 カラシニコヴァさんは金髪・眼鏡のお姉さんで、キロ級潜水艦の中に入ったり、アサルトライフル工場(旧イズマッシュ、現カラシニコフ・コンチェルン)やT-90戦車工場を見学したりする。それが「カラシニコヴァ(カラシュニコヴァ)・ショー:ロシアの軍事機密」だ。ロシア語の上に英語を被せた音声はちょっと聞き取りにくいけど、1本5~10分と適度に短めで、上述したように「観たことがない映像」も目にすることができる。個人的にはSu-57ステルス戦闘機の着陸脚や機種回り、あと主翼全縁の形や動きをじっくり観察してしまいました。

 最新のエピソード11は「特殊部隊スペズナズ」。センシティブな情報を含む映像なんて含んでないんだろうけど、銃などについて背景情報を持つ人なら何か見つけたりするんでしょうかねぇ。あと、訓練の犯人役?がAdidasのジャージを着ているカットで(ゴプニクかな?とか思っちゃったりして)ちょっと笑ってしまいました。

続・トリプルレッド?

 以前のエントリに「トリプルレッド?」と書いたが、理由が「ピュアに直観」なので現時点でも思うところは変わらない、変わる理由が無い。ただ理性的には、「下院はブルーで直観は外れたか」ってところは既にある。そもそも米大統領選については世論など含めた実態に関する理解度が低いから、理詰めでは結果なんて予測できない。だから、頼れるのは「直観」のみとなる。「自分の感じる風の向きと大きさのみを信じる」なんて書くと、格好つけ過ぎかもしれないけれど、つまりはそういうことだ。

 あ、赤は米国共和党のシンボルカラーであり、トリプルレッドとは共和党大統領、上院及び下院ともに支配政党が共和党の状態を指す。民主党のシンボルカラーは青なので、逆パターンはトリプルブルーというこになる。

 ドナルド・トランプ大統領の本来の政治的立ち位置が私のそれに近いことは間違いなさそうだ。「本来」とわざわざ付けたのは、トランプ大統領個人の政治的信条は共和党内では明確に左派(本来のリベラルと私が信じるところ)なのだが、党内の支持母体がエバンジェリストなどの右派であるためにどうしても政権運営が右寄りとならざるを得ないのが実態だからだ。まぁだからといって、トランプ大統領が誰かの操り人間だとか、嫌々執務をこなしているという意味ではない。むしろ彼は党内ですらディール(取引)を「強いられ」つつ、彼の得意な方法を駆使して戦っていると個人的には見てきた。大統領になっちゃったんだからしょうがない。一種の戦場にあって、彼は今も生きがいを感じながら日々過ごしているのではないかと思う。トランプ大統領は「政治屋」ではないから、エスタブリッシュメント層や〇〇〇層にとっては与しやすい相手とはなり得ないだろう。

 故に、共和党内にもトランプ大統領を敵視する、対立する勢力があるのは当然だ。また後述する事案と関連してくるが、某大企業の経営者層が「愛国者(!)」かどうかはなかなか疑わしい。

 他方バイデン候補(このエントリ執筆時点では、彼は米国の法において大統領とは認められていない)は民主党主流派であるが、現在主流派自体に力が無いため、左派(トランプ大統領の言うところ極左、左派党中の左派なのだから当たらずと言えども遠からず)に支持を求めざるを得なかった。そして早い段階から他の人も述べているように、「バイデン大統領(現在はまだ候補)時代を短命に終わらせて、できるだけ早く副大統領が実権を握るシナリオが用意されている」という陰謀論じみた考えも私も持つ。バイデン候補も納得済のシナリオかもしれないとすら思う。さらに飛躍を許してもらえるならば、なんだかんだと愛国者であるサンダース氏は、そんなシナリオを受け入れることができなかったが故に大統領選候補になれなかった、とすら想像してしまう。

 時に私以上に直観的で所謂「虫の知らせ」に敏感な私の母は、先週電話で話をした際に「選挙後の米大統領暗殺が心配」という言葉を口にした。そのような展開は想像の範囲外だったし、昨今の大統領の警護レベルはケネディやレーガンの大統領時代とは全く違うのでその場は「さすがにそれは無いでしょ」と答えたものの、敵が内部にもいる場合は確かにその限りではない。私のかつての職場には「魔法の人差し指」という言葉があった。これは「嫌な上司が急階段を下りている際に背後から人差し指で強く押したところ、翌日からその上司が会社に来なくなった」なるハートウォーミングな()とある新人社員の逸話が元となったと伝わる言葉だが、まぁ、その種の「きっかけはちょっとしたことだけど、結果は大事」が起きないとは誰も言えない。特に、バイデン候補が大統領となった場合、文字通り「人差し指1本」でいろいろ致命的な事象に繋がることは想像に難くない。

 さてこの数日は、シドニー・パウエル弁護士の表での活動本格化(例えば「クラーケンを放った」り)で、米大統領選のみならず米国政界や産業界に激震?が走りまくっているように見える。キーワードは「愛国者」、当然「反愛国的不正行為」「売国者、売国奴」も同列に取り扱われるキーワードだ。ポイントは党派すら関係ないこと。不正を為したものは民主党員、共和党員、公務員、経営者、一般市民を問わず、その行為について追及されることになる。CIA、FBIも現時点では容疑者であり、カナダなどの他国も地味に巻き込みつつ事態は動いているっぽい。この1週間ほどの言行におけるシドニー・パウエル弁護士の「策士ぶり」の評判は、多くの人々の好奇心や想像力によって拡大する一方なのが現状だ。正直、パウエル弁護士絡みの動きだけでもなかなかついていけない。幸いにして米軍が割れる兆候は現時点では無いが、直近でのエスパー長官の取り扱いについては全く状況や実態が分からない。

 トランプ大統領は任期2年半にして公約をほぼ為し(1つだけ守れていないものがあった筈だが失念)、中東状態を安定化と脱軍事要素の推進(≒当事者同士の対話の機会や対話自体の正当性の確保、周囲国がエルサレムに外交拠点を置くようになったので街中で会うことぐらいは日常的に起きるようになるよね=中東の平和/対立の判断を当事者の案件化・米国は当事者間の判断に関与しないが、望ましい判断は後押しする) 、オポチュニティゾーン設置などその多くが日本には無い経済活性化・雇用対策の実施など、結果に繋がった政策は私が理解しているだけでも結構数多い。米軍駐留費の増加要求も、一種の当事者問題化(地域の平和はその受益者たるその地域の国々が当事者)と考えれば別段不思議なところはない。なお、台湾は「米国の当事者化に成功した」と見ている。そして台湾を見ているのはむしろペンス副大統領や議会であるため、日本や韓国のケースとは展開が違うように見えるのは仕方なかろう(20~30年遅れの5年ぐらいで挽回しようとしている)。私にとっては「戦争を始めなかった」大統領ではなく、「戦争に依らない地域問題解決スキームを地域に合わせて実施した」大統領である。対イラン政策は個人的には綱渡り感があってその展開が興味深かったのだが、残念ながらコロナ禍でリセットがかかってしまったのは残念だ。

 米大統領選は未だ終わらない。それどころか、米政府、州政府、政府機関などを対象とした一種の大掃除が始まったんじゃないかと見えるような状況だ。こりゃ「トリプルレッド?」どころの騒ぎじゃねーぞ。