2014/06/03

これは盲点!人口ピラミッドから見る韓国主張の妥当性

 有無はさておいても、確かに数字を盛り過ぎるとそこは矛盾するよなぁ。

 一種の仮説検定みたいなもので、人口ピラミッド分布からは少なくとも「盛った数字の信憑性は棄却されちゃう」って言って良いような。20万人は0.2Millionsなので、特定の年齢層でそれだけの女性の命が奪われたとなると人口ピラミッド分布に影響が見えて当然のレベル。

 なお2013年時点の人口ピラミッドで凹みが見られる筈の年齢層は、戦時に兵士として亡くなった人の年齢層ではなく、亡くなった人が生きていたとすれば生まれていた筈の子供の年齢層。時代的に夫婦当たりの子供の数が2人未満というのも考えにくいので、元の数字である20万人よりも人口ピラミッド分布へのインパクトが大きくてもおかしくないのです。

 フランスの方のブログでの分析を動画化したとのことです。詳しくは動画Up主の説明欄を参照してくださいね。
 で、韓国の人口ピラミッド分布を見て思ったのが、朝鮮戦争の影響はどうかと言うこと…5~10年程若い世代に凹みが有る様な無い様な。これが15万人とも言われる韓国軍兵士の死傷者数(死者数じゃありません)の影響レベル(世代別、性別のの民間人被害に分布が無い、或いは無視できるとした場合)ということになります。

 特定の世代、しかも女性だけ20万人はやっぱり盛り過ぎでしょう。そこまでは言えると私も思います。もうちょっと突っ込んで分析しても良いのでしょうが、如何せん北朝鮮分も見ないと十分とは言えないのがネック。特に「南男北女(美人なら北)」って言葉もあるらしいので。

2014/06/02

ネオ東京ではないですが…映画「アキラ」トレーラー

 唐突だけど、ひょうな事から映画「アキラ」(1988)のトレーラーを目にする。

 冒頭、「2019年 オリンピックを翌年に控えたネオ東京」とのテロップにちょっとびっくり。そうか、「ネオ」は付いてないけれど、「アキラ」の世界観でも2020年は東京オリンピックだったんだな…とちょっと遠い目。

 「アキラ」は劇場でリアルタイムに観ましたが、個人的には「風の谷のナウシカ」と同様、「これは本当の終り方じゃないな」という印象でやや不完全燃焼感がありました。単に、2時間向きの題材じゃなかったんじゃないかしらん、ということなんでしょうけど。

椎名林檎さん版「カプチーノ」

 椎名林檎さんのニューアルバム「逆輸入 ~港湾局~」に収録された楽曲「カプチーノ」に絶句。アレンジかミックスのどっちかが絶対間違ってる。「どうやったらこんなことができる?」と思わず叫んでしまうレベルじゃねえですかい、旦那?

 もちろん、これは購入者だから言えること。

 なんと言うかセオリーからの外し具合がネジくれ過ぎていて理解しにくいって言うか。少なくとも新しくはないし、むしろ1980年代の貧乏アマチュアのテイストに思いっきり近い気がする、特にギターの使い方とか音そのものとか。

 このミックス(音場作り)でのシンセブラスっぽい音とギター音の組み合わせには、「『スターウォーズ』を観ようと映画館に入ったのに、上映されたのが西ドイツ製の80年代のブルーフィルムだった」ぐらいの凄い断絶感がある。ハマりどころが全く見えなくてこれではイロモノ、実に勿体ない。フツー過ぎる素材群をフツーじゃない組み合わせ方で組んでも面白くはならない。ナンバタタンの「恋は倍速」とかと続けて聞くと、ヘンさ加減はいや増すばかり。

 ドラムも含めて1980年代のヨーロッパっぽいミックス(音場作り)をすればそれはそれで「モドキ」としては有効に機能したとは思うんだけど、おそらく狙いはそんなところには無いんだろうし。まぁ、最近は自分が扱っている楽曲の特性を理解しようとせずに機械的にマスタリング処理してるんじゃないかと思わされる音源も増えてきてるからなぁ…エンジニアもチェックしとかないと。

 ともさかりえさんのアルバム「むらさき」(名盤!)に提供された大好きな楽曲なのだが。

 これは巷で言われる「デモテープ」版なのかな?ライブっぽいけどね。

2014/06/01

スホーイSu-27ドキュメンタリー

 自衛隊機に接近した中国人民解放軍機はSu-27系、これはその開発に関するドキュメンタリーです。英語版というだけでもマシ、元はロシア語。

 Su-27(キリル文字ではCy-27)の試作初号機がオージー翼(前縁がカーブを描く。コンコルドの翼が代表的)に近い翼を持っていたこととか2枚の垂直尾翼がエンジンの直上に取りつけられていたとか、当時の映像も交えてきっちり紹介されています。何れにしても名機なのは間違いなく、それまでの「垢抜けないスホーイ設計局戦闘機」のイメージを完全に払拭した機体でしょう。ステルス機PAK-FAのスタイリングは間違いなくSu-27の延長線上にあります。

 ただし、同時期に開発されたミグMig-29は初期設計段階から最終的なSu-27に近い翼形状、垂直尾翼位置を備えていたのも事実。米軍機の影響もあったとは思いますが、この辺りはさすがに当時のミコヤン・グレビッチ設計局のそつの無さが見てとれます。

「東風」Megpoidカバー、リビジョン1

 リビジョンアップ、基本的にこれでフィックスです。エレクトリックタム音の追加、音量バランス再調整、日本語歌詞の発声タイミング再調整など。

2014/05/31

作画ミス?…脳が喜ぶ一瞬

 桜の花の向こうにある階段っぽいものが気になってなかなか重大な作画ミスに気付かなかったのだが、それ故に気付いた瞬間に大笑いしてしまった。これは「やっちゃった側」も笑っちゃうべきで、間違っても顔を真っ赤にしてアタフタする必要はない。もちろん良い意味でだよ。

 「ここまで凄い自信持った作画ミス初めて見た…進研ゼミ頑張って… 」から。
 ん、どこが問題だって?それは、女学生の足と手すりと階段との位置関係だ。

2014/05/29

ラトビア製フィルターエファクター

 ラトビア共和国のメーカーがリリースしたデスクトップ型のフィルターエフェクター、その名も"ACIDBOX"だそうです。動画で何がどうなってるのか分からない人も多いでしょうが、説明は割愛(笑)。こういうの見せられると、やっぱりハードウェアが欲しくなるんだよなぁ。

2014/05/27

「中国女」Google Translateカバー(笑)

 「中国女」、YMOらしいっちゃらしい曲なのだが、面白い楽曲かと言うとやっぱり余り面白くはないってことを痛感。アイディアも湧かんし、だんだんいじってるのも苦痛になってきたのでいったん放置することに。

 仏語は「グーグル翻訳」でっせ。

2014/05/25

「ネトウヨ」を非難する人、についてふと思ったこと。

 個人的にはレッテル貼りが大嫌いなので、所謂「ネトウヨ」なんてのは自分の中には明確に存在しない。レッテル貼りは、動的な変化し続ける世界の一瞬でしかせいぜい意味がなく(それも幸運なケース)、単なる思考停止の受け入れと考えるからである。常に虚心坦懐であろうとすれば、レッテル貼りは害毒でしかない。対して、「ネトウヨを非難する人」の言説は割と画一的、静的で、所謂「ネトウヨ」よりも分類、区別されることに向いている。

 半年前ぐらいにネットに読んだ記事で、所謂「ネトウヨ」の構成層をプロファイリングしたものがあった。そのプロファイリングによると、「コア層(?)」は情報収集力に長け、かつ、論理的であるという。私個人の最近の感触も割とこの分析に近い。

 私は2chもTwitterもやらないが、理由はメッセージ内容が文脈から独立して解釈(悪意の有無に関係なく誤読)されることを嫌うからである。

 「コア層(?)」よりもむしろ周辺層から発せられているだろう「所謂ネトウヨ的定型句」は、「ネトウヨ」という枠組みに則る限り誤解釈が入りくいものが多い。それが「コア層(?)」発なのか、周辺層発なのかはともかく、単なる勢いだけでは生まれないと思わせる表現が多い。内容もイデオロギーや感情からは程遠く、全く旧来の「右翼思想」とはなじまない。政治的にも思想的にも自由過ぎるくらいである。さらに言えば、自分の間違いを指摘に基づいて素直に認める傾向が強い。個人感情よりも世論に寄りそうことを指向し、加えてその世論の形成過程や形成理由にも最低限の教養として立ち入っとかないと駄目という、既存の如何なる枠組みとも馴染まない不思議な存在だ。

 対して「画一的なネトウヨを非難する人の言説」は論理性が乏しく、感情的で、他者に対して自己投射しているんじゃないかと思わせるものが多い。「自分と違うものの捉え方や考え方をする人が居るなんて信じられない!!」という類の気持ち悪さが行間から否応なく滲み出る。言説内容には枠組み感、思考の不自由感がぬぐえない。この点は所謂「ネトウヨ」の自由過ぎるぐらいの言説とは対照的である。

 おそらく、所謂「ネトウヨ」は自称しにくく、個々人に対するレッテル貼りも難しい。良い意味で「アイデンティティに乏しい」からだ。これは「共通因子が乏しい」とも言い換えられ、個々人の政治的或いは思想的背景が違っても問題ないという「議論などをする上では『高い』とされるレベル」寄りのものを感じる。さらに言い換えると、「アレはアレ、コレはコレ」が徹底しているということで、技術分野での議論では当たり前の論理的態度と言える。

 「所謂ネトウヨ」たるには「所謂ネトウヨらしさ」を持つことが必須条件ではないということだ。「共通の認識」ではなく「共通の知識」に基づく存在なのである。故に画一化しにくくも、「共通の知識に基づくゆる~い共通の結論っぽいもの」をまず中央に据え、何気に情報交換と議論を介して共通の知識をゆっくりと拡大し続けているのである。「他人が自分と同じ考え方をしないのは当たり前」という至極まともな前提を受け入れつつ、枠組みが機能しているのである。だから、「典型的」や「正体」という概念とは馴染まず、他者を拒絶する理由が実質的に無い…「論理的、事実ベース」である限りは。

 ならば「画一的なネトウヨを非難する人」が拒絶される理由は、繰り返しになるが、明確だ。イデオロギーちっくで「アレはアレ、コレはコレ」ができておらず、「**様にヘイコラして」とか「自己投射してるんじゃないかと思わせる」ような「卑屈な表現」を「脈絡無く」綴り、全体として「論理的でも事実ベースでも無い言説」を「繰り返す」からである。そんな言説からは「自己愛が強い癖にドMで卑屈、自分と他者との区別が実は十分にできていない」姿が透けて見える。色んな意味で自由ではない人である可能性が高いのだ。「繰り返す」ということは、その人にとっての世界は静的で変化しないものなのだ。

 つまり「『所謂ネトウヨ』と相性の悪い人」というレッテル貼りはし易いということだね。

2014/05/24

ステルス無人機X-47Bって大きい!

 米海軍がテスト中のステルス無人機X-47Bが意外に機体が大きくてびっくり。

 これまでは地上テストの写真や映像しか観たことがなかったのだが、如何せんテストに使われる基地には比較対象物が無く、イマイチ機体の大きさが把握できていなかった。が、空母離発着テストの映像を観れば機体の大きさは歴然、横幅はF/A-18よりもちょっと大きいぐらいではないですか!機体サイズはもう完全に実用機と同じだった訳だ。うむぅ。


 現時点で、米空軍は主力はあくまで有人機という立ち位置だけど、米海軍はどうなんだろう。ネイヴァル・アヴィエイター(海軍パイロット)はX-47Bをどういう目で見てるのか気になるところ。海兵隊もどこまで航空機の無人化を進めるつもりなのだろうか、戦略やより上位のドクトリンにも関わる重大な選択だ。

 ま、無人機にも2種類あって、「性能が高く、落とされないことが前提の機体」と、「特定の性能に限定してコストを削減、落とされても良いが目標の破壊は必ず達成する機体」だ。おそらく両者の中間解はない。撃墜されても良い機体に最新技術を盛り込むのは利敵行為だからね。ジェネラル・アトミクス社は、有人機に先行して敵地に侵入する機体(ワイルド・ヴィーゼル、つまり敵対空地上兵器の破壊を主務とする機体)として後者の米空軍への売り込みをかけているようだ。

 米国B-2爆撃機が実用で先鞭を付けた全翼型ステルス機は今後増殖予定。ダッソー社やサーブ社もステルス無人戦闘攻撃機の開発を進めているけれど、どちらも全翼型だ。有人機は今後も格闘戦性能も求められそうだからそうでもないだろうけど、未来の戦場の空の最前線は無人全翼機だらけになりそうだね。