LDAC接続時のワイヤレスイヤホンAKG N5 Hybridの音はスタジオ寄り*でかなりのお気に入り(LC3ドングル接続時の音はスカスカで駄目)なのだが、時々ノイズキャンセリングが動作しないなどの不具合が起きる。例えばイヤホンからもソフトウェアからもノイズキャンセリングが有効化できなくなる。ただ、このような不具合が出た場合の私の個体での対処方法が少し見えた。
不具合発生時は、どうやら左右イヤホンのBluetooth接続状態の認識がOS上かどこかでおかしくなっているようだ。左右ともにちゃんと音は出ているが、例えば「使用中に左右一方のイヤホンを耳から外すと再生が停止する」といった機能が動作しない。また、専用ソフトウェアで「その他>最適なフィット感をチェックする」を実行しようとしても「両イヤホンを装着してください」のメッセージから先に進めない。
対処療法に繋がる状況を端的に述べよう。AKG N5 Hybridでは、Bluetooth接続を知らせる音声メッセージが左右のイヤホンから別々に、別のタイミングで出る。このとき、右イヤホンから先に音声メッセージが出ると大抵不具合を起こす。逆に左イヤホンから先に音声メッセージが出ればノイズキャンセリングなどの機能はちゃんと動作する。これはLC3ドングル接続時も同じだ。なので、接続時の音声メッセージが左イヤホンから先に出る状況を作ることを考える。
対処療法の一つは、イヤホンをケースから取り出さずにBluetooth接続した後、左イヤホンを先にケースから取り出してみることだ。私の個体では高確率で不具合を回避できる。
理由は全くの不明。不具合の原因は機械的な故障ではなくて、AKG N5 Hybrid側のファームウェアの不具合か、接続機器のOS(のBluetooth関連部分)との相性の可能性が高い気がする。Technics EAH-AZ100でも右イヤホンを先に接続すると左イヤホンのコントロールが死んじゃうことがあるんだよねぇ・・・
*:音の横方向の広がりは大きめなので、あくまで「寄り」。低音不足と感じる人は多いかと思うが私が欲しい音はこの辺。LDAC接続前提でリスニング用途ならば価格の近いTechnics EAH-AZ100(又は80)を個人的にお勧めするが、ちょっと安めのNothing EarとかCMF Buds Pro 2とかでも良いんでないかいとは実際に愛用している身としては思う。
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