2014/11/08

クライスラーの名前で出ています。

 愛車FIAT500 Twinairの一年点検に行ってきました。ちょっと健忘癖がある様ですが車としては問題無し。先代愛車のNuova Pandaが120km/hぐらいで加速が頭打ちという高速道路走行にはちと辛かったことを思うと、120km/hからも十分加速が得られるFIAT500 Twinairは周囲の流れに合わせるのが楽チン。

 さて、エントリタイトルはディーラーの担当者との雑談で出てきた話。エクステリアデザインという点に限れば、個人的に大好きな車はまずランチア・ストラトス、次いで先代(2代目)のランチア・イプシロンってあたり。だから先代イプシロンに乗っていた可能性もあった筈なんですが、日本国内に正規ディーラーが当時は無かった、と言うのが現実。

 二代目イプシロンが出たのは2002年。これを既に目にしている以上、デザイナーがTVCMで自らのデザインについて何を語ろうが、所詮日産のデザインインはランチアやルノーの劣化版にしか見えなかった訳です。特にリアのデザイン処理は日本車は総じて不格好、かつフロントとの不整合具合については個人的に醜悪さを感じる事が多いぐらいです。その辺りが分かっているのはスズキ、次いでマツダぐらいじゃないかなぁと思います。マツダが次点なのは処理方法が似た先行品があるためで、本当の実力が試されるのは現世代以降でしょう。ホンダは完全にデザイナーにタレント不在ですね、とにかく醜くて馬鹿っぽい、機能性とも完全に乖離しちゃってる。N-BOX/N-oneとHUSTLERとのエクステリアデザインの「質」の差は歴然、HUSTLERにはこの車にどういう外観を与えるべきか考慮した感が強いですが、N-oneなどは外観変えてみました感しかないですね。トヨタは整合性と言う点で日産やホンダと較べればマシですが、方向性と言うか何がやりたいのかが分からないというか、少なくとも「美」と無関係な感じで魅力は全くありません。スバルは近年やや迷走中、アクが強くなくなった分だけ受け入れやすくはなってます。ダイハツ、三菱自工のデザインにはここんところ見るべきものは無いですね。

 閑話休題。

 ランチアはアルファロメオと同様にフィアットグループです。が、「アルファロメオとランチアは同一店舗で扱ってはいけない」との決まりがあったため、そもそもアルファロメオの日本法人を起源に持つ当時のフィアット・ジャパンはアルファロメオとフィアットの併売故にランチアが扱えませんでした。このあたりの話をディーラーでしていたら、 「(三代目は)クライスラーで扱ってますよ。」とあっさり。

 帰宅後に調べてみると確かにその通り、1年以上前にクライスラーの名前で出てました。 プラットフォームもエンジンも500と基本的に同じの様です。ただし二代目と較べるとエクステリアデザインが明らかに米国車寄りとなったのはちと残念。ちなみにフロントグリル周りは6万円程度でランチア版に交換できるそうです。

 あと、赤色(所謂アルファロメオの赤色)の500特別仕様車がありましたが、先週のディーラー入庫時点でもうディーラー割り当て分は売約済みとなったそうです。「塊」感が出る色なので小さくて丸い500には結構合ってると思いますね。それとPanda 4x4もありました(白と黒のまさに正調Panda)。先代Nuova Pandaも4x4も国内販売されましたが、左ハンドルのみだったのが災いしてか売れなかった様です。今回は右ハンドルで6速マニュアルですが果たして?

 おまけ。フィアット500 ソレントへ行く - 太陽と海と500ツアー

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