2012/12/08

「メリダとおそろしの森」見ましたよ。

 ディズニー作品になってしまった。 --- これは極めてネガティブな意味である。

 「トイ・ストーリー」のキャラが薄気味悪いこともあって敬遠気味ではあるのだが、「レミーのおいしいレストラン」が個人的にとても面白かったためピクサー作品は取り合えずチェックしてきている。ただ、「レミーのおいしいレストラン」の面白さはおそらく監督に負うところが大きく、同監督のピクサー以前の作品「アイアンジャイアント」も楽しんで見たクチだ。

 ディズニー買収前のピクサーは、「ディズニーでは作れない作品を作り、商業ベースで成功させた会社」だった筈だ。つまり、ディズニー一極化に対するカウンターとして機能していたのだ。この認識からの一つの帰結は、「ピクサー作品のディズニー作品化はピクサーが存在意義を失うに等しい」である。

 正統なディズニー作品の否定などは念頭にもない。「ディズニー作品ではないことを期待して見た作品のディズニー作品化」に対する悔しみがあるだけである。

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