2018/01/13

Microsoft Office 数式エディタ死亡のお知らせ

 MS Wordなどで使えていた「数式エディタ3.0」が最新のウインドウズアップデートで自動削除されました。セキュリティ対策とは言え、予告無きままの自動削除はあんまりです。加えて日本は年度の最終四半期に入ったところ、まさに報告書とか数式だらけの文章を作ることの多い季節に入ったところと言えましょう。

 私のオフィスでも既に2人ほどが茫然自失状態、ちなみに私は半泣き状態です。

 成程、現行のMS Wordにも数式入力ツールはあります。が、このツールのレイアウト(記号や括弧の配置)は、学術論文における一般的な数式のレイアウトと本質的に違うのです(とにかく見た目が悪くて読みにくい・・・数式も言語なんだから読みやすさは重要なのです!)。つまり用途によっては現行の数式入力ツールは使えず、最悪の場合はドローツールなどを使って文字単位で数式をl組み立てていかなければなりません。ちなみに上述の茫然自失の同僚達はいきなり「最悪の場合」に直面してしまった訳です。一方、私はと言うと、単に「作成しないといけない数式がせいぜい100個と少ない」というだけに過ぎません。

「TeXとか使え」と言うのは正論ですし、使わない訳ではありません。しかし「数式も含めて再編集できるフォーマットで報告書の納品をお願いね、ところでTeXって何?」というお客さんに対してはおいそれとは使えません。週明けの仕事は報告書に関してお客さんとの調整からってことになるのかなぁ・・・

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