2016/04/09

【のっそりThe Division】 サーバーは糞か?

 久しぶりにSteamのレビューを見ると、本ゲームの評価がかなり落ちている。「レベル30になったらやることない」とかが原因かと思ったら、「ラグが酷い、接続できない、サーバーが糞」「チート対策がなされていない」というのが理由として多い。

 でも、それらは本当かな?

 まずサーバーの件だが、確かにラグが発生することもあるし、接続が不安定になったりもする。だが、それはたまに発生するだけで、たいていは前後してサーバーでの不具合発生や復旧のアナウンスがある。つまり、サーバーの調子が悪いときは、当然ラグが出たり、接続が不安定になったりする。ポイントはそんなサーバー不調は2週間に1回未満の発生頻度と言うことだ。毎夜毎夜繋がらない場合、それをゲームデベロッパーのサーバーのせいにするのは間違っている。

 まず疑うべきは、自分のインターネットへの接続サービスの品質であろう。

 TVCMもバンバン打つ某社のサービスは低価格、高い最大通信速度をうたう。それらに嘘は無いのだが、国内で混雑する時間帯の実効スループットが最高速度の10%以下まで簡単に下がるのも事実だ。もしかしたら、ラグやサーバー接続に悩まされている人は某社のサービスをつかっているのかな?まさか10Base-Tケーブルをつかってたりと、無線LANを介したりはしてないよね?6対応はエミュレーションではなくネイティブだよね?

 ちなみに私の使っているサービスは今となっては高価格で、最大通信速度も某社の80%程度だが、同じ時間帯の実効スループットは某社の3~5倍は必ずある。そもそも現行サービスを選んだ理由が実効スループットが大きいことなのだから、当然と言えば当然なのだ。某社は某社ユーザー間の通信は掛け値無く本当に速い、が、(よく使うサービスが某社の接続サービスを使っている場合を除けば)それに何の意味があろうか。

 チート対策については微妙だ。ベータではチートも酷かったのだが、最近はめっきり見ない。たまにマップグリッチ(マップのバグ)を使って、本来は行けない、或いは本サービスでは行けなくなった場所に隠れるローグを見るぐらいである。

 デベロッパーがブログで明確に指摘している通り、「装備ギャップ」とチート行為を区別できていない可能性が高い。斯く言う私も、かっては他のプレイヤーのプレイを見て「何故、カバーに頼ることなくそんな攻撃ができるのか?」などと思ったものだが、今や自分もそういうプレイをしている。 特に私は「アーマー値信仰」が強いので、とにかく装備のアーマー値が高くなるようにしている。その結果、敵からの攻撃ダメージは1/2未満にできるまでになっている。加えて、クリティカルヒットや敵を倒す度に一定量のHPが回復するといったスキル特性も意図的に盛っているので、実際のところ敵に数発くらおうが倒してしまえばHP収支がプラスとなることも珍しくない。

 つまり装備ギャップとは、装備の質の違いやスキル特性の積み上げの差、なのである。これはプレイスタイルを根本的に変え得る要素なのだ。だから他のプレイヤーのプレイスタイルにチートを疑う前に、自分の装備がどれだけ頭を振り絞った結果なのかを顧みるべきだ。

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