昨日のニュース報道によれば、中国外相が次のように発言したようだ。
北朝鮮への過度な制裁の実施は、北朝鮮と国境を接する(中国)国内地域の安定を損ねる可能性がある。
つまり、「中国の国内問題を理由に、北朝鮮へのより踏み込んだ制裁実施に反対する」と言っているに等しい、と言うか、公式に述べてしまったと言ってよいのではないかと思う。敢えて茶化してみれば、中国共産党(中共)は「中国への愛は無いのか?」と叫んだ、という事にもなろう。
この発言を、単に「やっちまったな」と見るか、「どうせ世界は既に知っている事だからもう隠しません」という態度の現れと見るか、それとも「中共は世界の愛を必要としています」とばかりついにヘタレたと見るかなど、現時点では様々な見方ができよう。何れにせよ、これは極めて自業自得と言えるのだが、やはり中共は色々と追い込まれていると見做せると思う。香港もきな臭くなって来てるしね。
韓国の外交は相変わらず下手を打ち続けている。そもそも本来は色々ある筈の北朝鮮との間の解決すべき懸案事項のみならず、北朝鮮とは戦争中だという事も忘れているとしか思えない態度を続けてきたが故に、北朝鮮に外交戦を仕掛けるだけの一貫した戦略を持てる筈もない。日本がキレた今、「泣き叫ぶだけでなんとかなる外交」が通じる国はもはやどこにも無かろう。
かつての韓国はそれでも一種の優等生だった時代はあった、優秀な人間による愚民政策が国家運営上上手く機能していた時代である。が、今や愚民政策の生み出した愚民による劣化した愚民政策が為されている状態だ。実のところ愚民政策は劣化した時点で既に政策と呼べる代物ではなくなっているし、愚民政策の実施は優秀な人間によってのみしかできないものだ。故に、現在の韓国には政策すら無いという事になる。
昨今の北朝鮮問題に対し、米国は既に政治的決断は明らかに終えている(それが何年前かは議論があろうが)ので、残るは「それをやるか、やらないか」だけであろう。個人的に気になるのは米国省庁内のパンダハガー(親中共派)への米国の対応で、別件で米国防総省がパンダハガーの動向に神経を尖らせ初めているという話もあって、「それ」が対中共事案を含むのかはちょっと読め切れない。
プーチンさんもそろそろなんか言って下さいな。とは言えロシアらしくなく、既に二正面作戦中ですからなぁ・・・
プーチンさんもそろそろなんか言って下さいな。とは言えロシアらしくなく、既に二正面作戦中ですからなぁ・・・