パッケージにすら再生周波数特性を載せるような技術志向な一面を入口にして、気が付くとTANCHJIMの有線イヤホンを数本持っている状態になって久しい。一般的にモニターイヤホンとされる音が好みなのでNORAは重宝していて、通勤カバンに常備して昼休みに音楽を聴くのに時折使っている。そのほか、リスニング寄りのFISSIONや4Uも気分で使い分けている。因みに大抵の使用は自宅外となるため、FiiO BTR-17にアンバランス接続することが多い。Bluetooth接続で使う場合のコーデックは、現状aptx-Lossless一択だ。
で、本題。 TANCHJIMから新たなモニターイヤホンとして「SODA」が発売された。
価格は約50,000円と、モニター用としてやはり愛用しているSennheiser IE 400 ProとかEtymotic ER4SR(イヤーピースは純正の2段のものを使用)とほぼ同じで、会社の昼休みに・・・といった用途には明らかに高価だ。実際、価格が20,000円を超えると、そのイヤホンを購入すべきか悩むのが常だ。性分として「この製品は高価だから、代わりにより安い別製品を購入する」は選択肢とはならないので、要は「購入するかしないか」を決めなければならない。が、今回ばかりはAmazonで見つけた途端に躊躇なくポチった。直観、ゴーストの囁きとでも呼ぶべきものに従っただけで、何も考えず、何も判断していない。まぁ、志望大学とか就職先もそんな感じで選んできたからね・・・。
さて、イヤーピースとして(音漏れがほぼ無い)AZLA SednaEarfit Crystal2を付けての箱出しの音はまさに自分の望むものだった。「不満を一切感じない」とか「これで良いと感じた」というのがより正確かもしれない。BTR-17のデスクトップモードでの音の厚みの増加やハイハットなどの高周波を含む音の輪郭の明瞭化も自然かつ良い塩梅で、どうせ聴くなるデスクトップモードで、となっている。ケーブルは程よく弾力性があって曲がりにくく、使用時、収納時ともにくちゃくちゃになりにくくて好みだ。断線なんかもしにくそうに思う。因みにSODAの名が示す通り(?)、イヤホン本体にはクリアパーツが使われ、色はライトブルーだ。やはりライトブルーのBTR-17のケースとの見た目の相性も良い。
イヤホンの音の好みや用途による使い分け方は人によって千差万別だし、価格も価格なので、絶頂期の元ベネズエラ大統領以外には僕からはオススメはしない。しかし、もしこの音がTANCHJIMが「モニターイヤホンの音」と選んだ音そのものとなっているのならば、僕は全力でTANCHJIMの選択を支持しよう。「聞き疲れしにくいモニター用の音」としては結構完成度高いと思うよ。