2013/05/17

佇む人。

 最近仕事が忙しくて帰宅時間が遅いせいか、帰宅途中の車窓から「佇む人」を見る機会が増えた。「佇む人」とは、道端の電柱や信号の脇などに居て、というか、居ないんだけど見える人のことである。

 経験値も上がっているから、うっかり見かけてもさらりと無視できるように今やなっている。うっかり目があったりしても、軽く目礼してやはりさらりと流す。ここで反応を間違えると厄介なことになる可能性がある。寝てる布団の上に乗られたり、夜中にふと目が覚めたら目の前に覗きこむ顔があったりする経験はもう願い下げだ。

 今住んでいるアパートの間取りは、部屋内の風の流れ方、窓の向きとそれらの組み合わせなどを勘案したうえで選んだというのは真面目な話だ。「通り過ぎる人」も結構厄介なのである。中途半端に風水やお経の知識があったりするのは、それらが平穏な生活のために必要だからだと言いきってしまおう。

 幸いにして、今回はオチはありません。

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