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2015/08/07

【補足】 いくぜ!Windows10!(その3) Cubase Pro 8の動作チェックなど

 Cubase Pro 8 のWindows10での操作確認結果は先行するエントリを参照してもらうこととして、補足事項だ。

 スタインバーグのウェブサイトによれば、音飛びが発生するためCubaseを使っているPCのWindows10へのアップグレードは推奨されていない。ただ、私の環境では音飛びらしい音飛びが発生していなかった。そこで設定やASIOドライバを色々と変えて動作を調べたところ、「ASIO Guardを使うと音飛びが頻発する」ことが分かった。

 ASIO Guardは本来音飛び発生などを抑制する機能だが、少なくとも私のWindows10環境では音飛びをむしろ誘発するようだ 。原因はWindows側のオーディア周りの仕様変更らしく、Cubase側の対応には少し時間がかかるのではないかと思う。

2015/07/31

いくぜ!Windows10!(その3) Cubase Pro 8の動作チェックなど

 グレードアップ当日に、4つのアップデートが実行されている。これらアップデートには少なくとも以下の内容が含まれていたようだ。DVDプレイヤーの提供は予想以上に早かった(もちろん、動作確認済)。
  • Wacomタブレットドライバ管理ツールのアップデート
  • nVidiaグラフィックカードドライバのアップデート
  • DVDプレイヤーの追加
 動作しなくなったアプリケーションはまだ見つからず、iTunes12、Steam、Steam上のFarcry3及びFarcry4も動作する。

  さて、アップグレードアップ内容とPCの構成は以下の通りだ。
  • アップグレード内容:Windows7 Professional 64-bit → Windows10 Pro 64bit
  • システム名称: Dell XPS 8700 (2013 Mid)
  • BIOSバージョン: A10
  • CPU: Intel Core i7-4790
  • メモリサイズ:32GB
  • システムドライブ: SSD 256MB 
  • グラフィックカード:  ASUS STRIX-GTX960 (PCIex16)
  • その他デバイス: USB3.0 USB HD x2、タブレット(Wacom Intuos)、MIDIキーボード(Edirol PCR-M1)
 本題のCubase Pro 8 なのだが、結論から言えば動作に何ら問題は発生していない。ただし、現在はASIO対応のオーディオインターフェースを使っていないので、動作確認はGeneric Low Latency ASIO Driver(レイテンシ20ms)とASIO4ALL v2 Driver(レイテンシ16ms)使用時のみだ。なお、Edirol PCR-M1はドライバ待ち、現時点では使えない。

追記(2015/8/1):Rolandのサイトによると、PCR-M1はWindows10ではサポート外となった模様、う~ん・・・
追記2:PCR-M1が使えるようになりました!

 では、すんなりDAW環境が構築できたかと言うと、そうは問屋が卸さなかった。ただし、手間はかかるが発生した問題はすべて解決できている。
  • Cubase Pro 8などのライセンス管理ツールeLicense Control Center(eLC 6.8.5.1164)自体は問題なく動作するものの、Soft-eLicenser(SeL)の認証が初期化され、未認証状態となっていた。未認証状態でもCubaseは起動できるが、当然起動時に警告ウィンドウが表示される。
    この問題は、eLCを「管理者として実行」で起動し、指示に従って「SeLの修復」を実行すれば解決する。
  • Native InstrumentsのReaktor 5とKontakt 5をVSTiとして使おうとすると、アクティベートを要求された。ところがアクティベートしようとしても、「Service Centerが見つからない」ことを理由にアクティベーションができなかった。ちなみにService Centerの表示ではReaktor 5もKontakt 5もアクティベートされており、両者ともにスタンドアローンでは問題なく動作していた。
    この問題は、Reaktor 5やKontakt 5を再セットアップすることで解決できた。私の場合は、再インストールではなく、少し古いアップデートパッチの適用で対処した。アップデートパッチを適用するためにセットアッププログラムを実行すると、「より新しいバージョンがセットアップされています。ダウングレードしますか?」という感じのメッセージが表示されるが、ダウングレード自体は可能だ。パッチ適用後はVSTiとしてCubase上でも使えるようになるが、その前にService Centerを使って最新バージョンにアップデートしておこう。古いバージョンしかセットアップされていない環境では、より新しいバージョンで組んだプロジェクトをCubaseは正常にロードできない。
  • 一部のVSTiは最初の使用時にアクティベーションが要求されたが、たんたんと所定の手順を踏めば問題ない。Native InstrumentsのMassive及びReplica、SynthMaster2.6、Arturia のV-collectionやSpark、PiaproStudio(Vocaloidエディタ)はアップグレード後も何の問題もなく動作した。

2015/07/29

いくぜ!Windows10!(その2) 速報!

アップデートは約25分で完了、入力はログオンパスワードだけだった。

PCのスペックなどは次回以降に書くとして、アップデート結果の速報です。
  • グラフィックカード(nVidia GTX960)のドライバーがインストールされていない。nVidia GeForce Experienceはグラフィックカードを認識できず、当然ながらドライバーの自動更新もできない。現在、Windows10用のドライバーをnVidiaのサイトからダウンロード中だが、同じような境遇の人が多いのか30分経ってもダウンロードが完了しない。
    インストーラを実行したら再起動しよう。インストーラで「ドライバーのインストール失敗」と表示されたけど、再起動するとちゃんとドライバーが更新されていたよ。

    追記:ダウンロードしたドライバーのバージョンが353.30、実際にインストールされたドライバーのバージョンが353.62と異なることから、 Windowsアップデートでドライバーが更新されたタイミングで再起動した可能性が濃厚。より新しいドライバーがすでに組み込まれていれば、古いドライ バーのインストールには失敗するわな。
  • Cubase 8 Proなどのライセンス認証に使うeLicenserは正常に動作、Cubase 8 Proなどは起動できる。FL Studio12も問題無し。
  • MIDIキーボード(Edirol PCR-M1)のUSBドライバーがインストールされていない。とりあえずWindows8/8.1用ドライバーをRolandのサイトからダウンロードしたので試す予定。でも、もう古い機器だよなぁ。
  • Lightwave2015は正常起動。
  • Thunderbird 38.1.0(メーラー)、Firefox 39.0(ウェブブラウザ)は問題無く動作。 

いくぜ!Windows10!

 仕事上は「石橋を叩いて落とす人」などと一部で言われているが、PCに関しては腰が軽い。余りに性急に新しいものに次から次へと飛びつき、自ら実験体となる様は友人から「特攻(ぶっこみ)の○」と呼ばれていたほどだった。とは言えWindows8はスルー、「論理的だが合理的ではないユーザーインターフェース」を蛇蝎の如く嫌ったためだが、要は使いたいと思わないもののために時間や手間をかけるほど暇ではないということだ。

 ぶっこみの醍醐味はただひとつ、「バラ色の世界が開ける(かもしれない)」というワクワク感だ。結果は実は重要視していないのだ。対して仕事は結果がほぼ全てと言える。

 さて、

会社から帰宅してPCを立ち上げると、やおらWindows10グレードアップ用ファイルのダウンロードが始まった。っつーか、このエントリを書いているうちにダウンロードが終わってしまった。早くても数日、場合によっては数週間かかるのではないかとも言われた無償アップグレードだが、提供開始から24時間もかからなかったことになる。

 あ、「それではアップグレードを開始します」なんてウィンドウが出た。風呂も沸いた。

 と言うわけで、今夜はいきなりWindows10アップグレード行っちゃいましょう。アプリやドライバの互換性なんかチェックしてません、前のめりに突っ込みますよ。アプリの動作確認結果など、アップグレード後の状況については追って書くつもりです。Lightwave2015、Cubase8、FL Studio12、Adobe CS5スイートなどが動作確認対象となります。

 なお、「アップグレード後のアップデートで提供される」Nvidiaグラフィックカード用ドライバでかなり致命的な問題が発生しているようです、うふふ。

 では、いってきます。