2021/03/30

IPv6 IPoEはまぁ速い(その3)っつーか、これは色々とヤバいかもしれない

 PCゲーム「サイバーパンク2077」のアップデートパッチ1.2が来たので、Steam経由でダウンロード。含むところがあって所謂混雑時間帯に実行した。

 ダウンロード速度がヤバい、定常的に750Mbps出た。うちの光回線マンションタイプの容量は200Mbpsではなかったか。上述の含むところとは、SteamのダウンロードがIPv6をサポートしていることを知っていたことだ。「混雑時間帯でのIPv6 IPoEの威力とやら、見せてもらおう」・・・結果から言えば、余り気楽に試すものではなかった。

 速いのは良いのだが、絶対にアパート内の他のユーザーの通信状況に影響が出ている筈、という意味でヤバい気がする、と言うか「ごめんなさい」。200Mbpsを超える通信が一定時間発生すると、少なくともPPPoE IPv4接続を使うしかないアパート内のPS4・CoD民は壊滅だ。アパート内の他のユーザーが同じようにダウンロードを実行した場合、その間の私の通信状態はどうなってしまうのか。

  購入時のダウンロードは早朝で、ダウンロード速度は200Mbpsに張り付いた。「なるほど、回線の仕様通りだな」と思ったものだ。購入時はIPv4もIPv6もPPPoE、パッチダウンロード時の現在はPPPoE IPv4+IPoE IPv6だ。

 パッチサイズは27.6GB。約19GBをダウンロードした時点で送り手かプロバイダの制御が入ったようで、ダウンロードは間欠的となった。ただし速度は750Mbpsのままだった。ダウンロードに要した時間は21分55秒なので、計算が間違っていなければ時間平均値は約170Mbpsとなる。回線の契約内容に照らせば十分速い。

 ただ、現時点でこの高速の恩恵は限られる。以前のエントリでも書いたように、最近は混雑時間帯を問わずPPPoE IPv4が激重となることが多い。NetflixとかAmazon Prime Videoなどのサービスを利用していない身では、こうなるとYoutubeぐらいしかまともに使えるサービスがない。Google検索はIPv6サービスなので速度低下は無いが、検索結果のサイトがほぼIPv4サービスで閲覧不可では検索すること自体に意味が無い。twitch.tvもIPv6サービスはサポートしていない。

 ただし、理屈通りと言うか、ちょっと引っかかるところはあるものの、約750Mbpsでパッチをダウンロードしている間でもYoutubeの動画は普通に視聴できたし、twitch.tvの音楽ストリームも接続は維持された。これは通信容量の話ではなく、通信タイミングのスケジューリングなどの制御の話だ。ちなみに通信タイミング制御の重要部分はアパート各部屋のONUが担う。アパートの他の部屋の使用帯域を知らないままの制御なので、他の部屋の通信状況に悪影響を及ぼしていてもおかしくない。下流がIPoEでは、総通信量は制御できても各部屋の通信間の協調制御はできない。

 とまぁこんな文章を書いているうちに、PPPoE IPv4通信が激重となった。IPv6サービスで200Mbps近く出ようとも、IPv4サービスが1Mbps未満では情報源としてのインターネットは意味が無い。

 IPv4接続の通信速度に問題が無い別地域のPCを、IPv6をサポートするリモートソフトで操作、画面も取ってくる・・・馬鹿らし過ぎてやろうとも思わんけど、実現可能な一つの解決法だわね。

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