2013/11/12

YoutubeでKraftwerk Live at the Latitude festival Southwold (UK) - 20 July 2013

 Youtubeとは有難いもので、BBC Radio 6で放送されたと思しきライブ音源に触れることが出来たりする。今日視聴したのは"Kraftwerk Live at the Latitude festival Southwold (UK) - 20 July 2013"。

 Kraftwerkのメジャーデビューは私が小学生のころ、マンガ「すすめ!パイレーツ」でアルバム「人間解体」のジャケットがネタにされていたりして、音よりも名前を覚える方が早かったという稀有なパターン。実際にきっちり聞くようになったのは大学に入学してからで、それでもCD普及以前という古い話、いやはや。

 で、視聴して気になったのが、「ここ2、3年、Kraftwarkの音のエッジ感が急激にが失われてきたのではないか?」ということ、往年のベンチャーズの演奏が「安心感はあるけどつまらなくなった」のと似たような感じだ。まぁ、さすがに年齢も考えるとそれも致し方ないのかもしれない。

 かつて立花ハジメは自らのパフォーマンスを「これが、ノンプロだ!」と表現した。ここで「ノンプロ」とは「ノン・プロフェッショナル」ではなく、「ノン・プログラムド」を意味する。つまり、「事前に用意した演奏データなんか使わないよ」ということで、「プログラムド」なパフォーマンスとの決別を宣言したものだ。

 Kraftwerkと「ノンプロ」との組み合わせは有り得ないのか?なんかそれぐらいやらないと、かつてのKraftwerkが持っていたポップさは取り戻せないかもしれない気がする。伝聞なので本当かどうかは分からないが、Kraftwerkはライブで観客に改造電卓コントローラーを渡して演奏させたことがあるという。もし本当なら、「Kraftwerkと『ノンプロ』との組み合わせ」はかつては存在したということになるんだよね…。

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