当事者にとっては迷惑なのだろうけど、アクセスログを信じる限りはさしてアクセス数もなく、インターネットにおいては太平洋の水分子1個にも満たないような存在のブログなんだから、このくらいのバカ話は良かろうと。
以下は、食料買い出しのため2km程の距離をドライブ中に頭をかすめたもの。発端は、「米国人による自分の名前の発音が余りに凄すぎる」から「発音専用のアルファベット綴りを用意するならどう綴ろうか」である。ちなみにハングル文字、古代マヤ文字(構造はハングルに極めて似ている。まぁ使うことは無いが)、さらにヒエログリフ(これも使うことは無いだろうが)での綴りは確定させている。
パスポートなどで用いるヘボン式(ヘップバーン式)ローマ字表記が、英語の発音とはほぼ無関係であることは海外旅行経験者ならご存知の通り。自分の実名をヘボン式で表記すると"a"だらけなのだが、これを「ア」と発音してくれる米国人はこれまでの人生において皆無である。じゃあどうなるかというと、「エイ」とか「アイ」となる。例えば"Nagata"なんてのは「ネェイゲェイテェ」みたいになる。そんな調子だから、発音されても自分の名前どころか、日本人の名字とも思えない。語感が「イエティ―」みたいで、まるでUMA(未確認生物)扱いされてるような気分にすらなる。
加えてオーストラリア英語話者の私の名前の発音は、英語ダメダメな私ですら十分に区別できるぐらいまた違ったものになる。
知り合いで英語ペラペラの日本人男性から聞いた話だが、夫婦でオーストラリア旅行中に旅行案内所で「××行きのバスは何時出るのか?」と窓口で尋ねたところ、「とても軽い。」との返事が返ってきてきょとんするしかなかったというのだ。ちなみにその知り合いの奥さんも日本人なのだが、英語ペラペラどころか米国の学校で「英語の教師」をしていたことがある程の人なのだ。
種を明かせば、窓口の返事は"It's too late."、「(最終便は出てしまって)もう遅いですよ。」だったのだが、"late(遅い)"を「ライト」と発音されたので"light(軽い)"と夫婦共に解釈してしまったということ、ここでも"a"の発音が胆なのだ。個人的に大好きなミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」の主人公イライザもロンドン訛りの"a"の発音を矯正される。"take"は「タイク」→「テイク」といった具合で、劇中でクリアすべき課題として与えられるセンテンス"The rain in Spain stays mainly in the plain.(スペインでは雨は主に平野に降る)"も"a"だらけである。
結局、「"u"を上手く使うしかないか…」というのが現時点での解、「"nut(ナット)"のナ、"gut(ガット)"のガ…」といった具合。でも、これもモンティ・パイソンズ・フライイング・サーカスのスケッチみたいでなんとも。
で、ここからが本題。人間の脳というのは意識的に考えている事と微妙にズレた事も無意識に処理しているものだ。個人的にはその辺りを楽しんでいるし、いわゆる「(天から)突然降って来る」感覚の原因はそんなものだろうと考えている。
さて、すっかり視聴が習慣化してしまった「CBCラジオ×U-strip夜用スーパー『電磁マシマシ』」のパーソナリティ佐野電磁氏は、"sanodg(サノディージ―)"という名義をソロアルバムなどで用いている。"a"の問題故、「西濃(セイノー)運輸の関連会社?」みたいな「西濃DG」と発音されるリスクはあるのだが、"dg"は「電磁」や「デジタル」に掛っていると思われ上手いなぁと純粋に感心していたのだ。で、そのような背景の下、ドライブ中に突如「天から降ってきた」のが
"dg++"
である。是非、
「電磁増々(でんじましまし)」
と読んで頂きたい。
"dg++"でググっても、現時点ではダイレクトにヒットするページはないよ!
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