まぁインターネット回線接続がIPv6 IPoEに対応した訳だが、プロバイダのウェブサイトのIPoEサービスの説明ページを見ると「IPv4はIPoE(IPv4 over IPv6)で接続する」と読める。が、プロバイダの接続状況確認ページで調べると、IPv6接続はIPoEだが、IPv4接続はPPPoEだった。確かにホームゲートウェイのPPPランプも点いている。
なんか釈然としなかった。
それと関係あるのかないのかは未だ不明だが、昨日は真昼間からIPv4接続のみ絶望的な低速度状態となった。みんなのネット回線速度(みんそく)の測定値は
種類 IPv4接続 IPv6接続
接続方式
PPPoE IPoE(OCNバーチャルコネクト)
下り 5.6Mbps(遅い) 723.76Mbps(超速い)
上り 0.88Mbps(非常に遅い) 89.94Mbps(速い)
だった。タブブラウザ当たり前の現在ではインターネットサーフィン(死語?)もきつい低速具合だ。ちなみに今朝改めて測定すると、PPPoE IPv4接続は
下り 140.9Mbps(かなり速い)
上り 94.52Mbps(かなり速い)
で全くの別レベルの速度となった。結構恵まれた接続環境にあるのだなと再認識したのだが、これでも混雑時間には帯域が圧迫されているのが体感できるのだ。やっぱりIPv4接続周り、何かおかしくないですかね 。ただ、みんなのネット回線速度の他の人の結果を見ていると、同じ接続構成の人がいない訳ではない。私が使用しているホームゲートウェイと同じものを使っていても、別途ルーターを用意しなければIPoE(IPv4 over IPv6)を使用できない業者もあるようだ。
という訳で、「接続確認ページで確認するとIPv4接続がPPPoEとなっているのだが、それで良いのか」という単純な一つの疑問を解消しようと、病院に行く前の空き時間を使って気楽にユーザーサポートに電話してみた。問い合わせ先があるならば平気で聞ける、ってのは自意識「過剰」から解放されている年寄りの特権と言える。
結論から言うと、「順次対応中だからちょっと待っててね、そのうちIPoE(IPv4 over IPv6)接続になるから」らしい[追記:4/6にIPoE(IPv4 over IPv6)接続開始]。ホームゲートウェイに何かプログラム(昨日調べたときに出てきたアレやろうなぁ・・・)を入れるとのことで、ファームウェアの自動アップデートと同様にそのうち深夜に実行されるのだろう。ある朝目が覚めるとREADY状態、って説明だ。調べてみると「IPv6 IPoE利用者の一部」に関わる回線のメンテナンスが居住地を含む地域で数週間内に2回予定されている・・・のが関係するのかなぁ。
ただ正直言えば、この種のサービスの提供ラグの存在については、サービスの説明のウェブページなり手続き完了メールの本文中なりに一文有って然るべきではないかと思う。これはクレームではなく、提案だ。
"IPoE(IPv4 over IPv6)"と"IPoE(IPv6)"は全くの別物だが、「"IPoE"の提供」と言われたときの"IPoE"はどう解釈すべきなのだろうか。どちらも同時に提供されるとまず思うよね?思わない?実際、専用ページに表示される私が契約しているサービスの記載内容を「よくあるご質問」ページの説明内容に照らせば、明らかに「IPoE(IPv4 over IPv6)接続を利用できます」となる。現有機器も対応品だ。が、実際に「使用」できているのはIPoE(IPv6)接続だけだ。「提供」されると「利用できる」ことになるが、必ずしも「使用できる」訳ではない・・・って、"IPoE"という単語の意味する範囲だけでも良く分からない使われ方をしているのに、更に「使用できる」を事前に確認する術が必ずしも用意されていないと言うね。なんだかなぁ。
それはさておき、
別エントリでは回線事業者のユーザーサポートの電話対応などに対して星五つあげたいなんて馬鹿なことを書いたことがあるが、今回のプロバイダのユーザーサポート担当者にも星四つ半はあげたい。マニュアル通りではあろうけれども丁寧な説明、流暢ではないが滑らかなしゃべりなどはほとんどストレスを感じなかったし、何より知りたいことがちゃんと分かった。
で、残り星半分なのだが、これは会話の流れの影響で出てしまったであろう「(対応は)直ぐだと思いますよ」の一言の分だ。会話の全体の内容から判断するに、「直ぐ」である「具体的な根拠」が無さそうだったからだ。ここで具体的な根拠と言えるものの例は、私の名前も既にリストアップされている対応計画表といったものだ。加えて「直ぐ」は感覚的な表現であり、その程度のほどは個々人の感性に依る。
私はユーザーサポート担当者のその言葉を嘘とも思ってないし、当人の性格の良さや優しさみたいものが経験不足などの避けられない要因によってちょっと漏れ出てしまったものぐらいに考えている。まぁ3カ月ぐらいは待てますよ、それぐらいの対応をしてもらえました。ただし、「直ぐ」=「今週中以外有り得ない、有り得ない!」な人もいないとは言えないので、結構リスキーな一言だったかもしれないですよ、ということです。
対して壊滅的通信速度低下に関する別ルートでの問い合わせの回答は困りもので、「夜混んでました」→「いや、真昼間に起きた障害の問い合わせなのですが・・・」などなど、加えて障害とは無関係な話も長かったりで、鬱病時に読んだら絶対病状が悪化するレベルで論理的にカオス。非論理的だったり非合理的だったりで意思疎通に失敗している会話や文章のやり取りは、鬱病患者や元鬱病患者にはご法度中のご法度だ。
違う、そうじゃない。まずは人の書いたものをちゃんと読んでくれ。