2013/11/10

手元のソフトシンセ、矩形波対決!

 ファミコンなどのビンテージ(?)ゲームコンソールを特徴づける音として、矩形波に基づく音色がある。矩形波は「凸と凹のみから成る波」で、0を中心に-1と1(或いは0.5を中心に0と1、OnとOff)の値しか取らない。

 ファミコンで使われた音源チップでは、波の振幅を与えるレジスタに0か1を書き込み、これを時間毎に書き換えることで矩形波やパルス波を表現する。例えば"11110000"といった具合に時間的にレジスタを書きかえれば矩形波を表現したことになる。"11001100"とすれば1オクターブ音程が上がり、"11000000"とすれば音程は同じの25%の矩形波、或いはパルス波となる。ただし、ピュアな矩形波を維持できるのはD/A(デジタル/アナログ)変換するまでで、私達の耳に届く音はD/A変換器やスピーカーなどのアナログ回路により歪んでしまう。実際のところ、オシレータ―(発振器)がアナログ回路でのみ構成されるシンセでは発振時から既に歪んでいる。じゃぁフルデジタルシンセならピュアな矩形波が出せるかというと、これが意外にできなかったりする。というのも、「アナログシンセの音を再現する」ために「歪んだ矩形波」をわざわざ用意していたりするからだ。

 で、手元のソフトシンセで可能な限り「ピュアな矩形波」を発振させて、波形を比較してみた。比較したソフトシンセと大まかな結果は下記の通りだ。なお、波形データは44.1kH、24bit(CDが44.1Hz、16bit)だ。
  • Magical 8bit Plug
    チップチューンユニットYMCKの公式ページからダウンロードできるフリーのVSTi。結果を見て頂ければ分かる通り、出てくる矩形波のピュア具合は半端なく、「矩形波界(?)のベンチマーク」たり得る素晴らしい出力結果と言える。平行直線と直角から構成される波形には全く文句の付けようがない。また、立ち上がりが0→1ではなく-1→1なのはこのVSTiのみで、これは私の耳でも差は分かる。同じコンセプトに基づくVSTiとしてSINTENDO、ファミシンセⅡなどがあるが、少なくとも矩形波のピュアさに関してはMagical 8bit Plugには及ばない。

  • Steinberg Retrologue
    アナログシンセをシミュレートしたVSTi。予想に反して矩形波のピュア度は高い。Retrologueは音色を作っていていまいちアナログシンセっぽくないと感じることが多いのだが、オシレーターからの元波形がアナログシンセよりもデジタルシンセっぽいのかも知れない。如何にもアナログシンセ然としたUIとのギャップが何とも。

  • SynthMaster 2.6
    オシレータをBasic、波形をSquareに設定。ビンテージアナログシンセの歪んだ矩形波は別途用意されているのだが、意外や歪みが一番大きい。ここまで歪むと私の耳でも音色の違いが分かるレベルだ。

  • Cakewalk Z3TA+2
    アナログシンセ風の歪んだ矩形波をオシレータにセットし、1ビットまで量子化するオプションを使用。ほぼRetrologueと同じ波形が得られる。

  • Native Instruments RAZOR
    矩形波のピュア度ではMagical 8bit Plugに次ぐが、直角が出ていないのは残念。 

2013/11/9 CBCラジオ×U-strip夜用スーパー「電磁マシマシ」

 文脈ははしょるけど、モノフォニックアナログシンセ(Roland System100M)を使ってスタジオでオーバーダビングによる楽曲制作するという企画。お題はYMOの有名な曲、あの歌謡曲っぽいつまらないアレですよ(これは誉め言葉の筈)。

 「オーバーダビング」というのは、複数のプレーヤーが「いっせいのせ」で楽器を演奏して録音するんじゃなくて、楽器毎に別録音すること。今回の企画では音源は単音しか出せない(同時に2音以上は出せない)モノフォニックシンセ1台(故障対策で+1台)だけなので、ベース、ドラム、メロディーなどを同時に鳴らすことは当然出来ない。だから、それぞれの音色を作ってはその音だけを録音していくしかない。

 あ、「多重録音」とか言ってたアレですよ。とは言え演奏データ自体は用意しておいたMIDIデータを使っているので、いわゆる「同期」は気にせずに音色作りに集中できる…という辺りを逆手に取って「こんなもんできました」というような展開。ただ、個人的には苦手な画だったので、音だけ聞いてました。ワイワイ感は良いんだけど、展開や画は最初っから最後まで痛い感じ。頭の回転が速い二人が向かいあっているのだが、一方は男性的な頭の良さ、もう一方が女性的な頭の良さの持ち主みたいな感じだからなんか咬み合わない、という感じの気持ち悪さ。会話が成り立っているようで実は成り立ってない、っつーか、要らん人をスタジオに入れてはいかんよ。

 オーバーダビングと言えば、映画「エクソシスト」で使われたマイク・オールドフィールドさんの楽曲「チューブラ・ベルズ」、ウェンディー・カルロスさんとか冨田勲先生とかのモーグ作品とかが完全にそういう作り方。何のことはない、実はかつての当たり前の楽曲の製作法なのだが、「出来上がりが読めない人間には出来ない」製作法でもある訳です。逆にハプニングをどう生かすか、みたいな所もある訳ですけどね。

 「ソフトシンセを立ち上げたら、まず全パラメータ設定を初期化します」という私の姿勢は、昔堅気的には正しいみたいです。ま、出来たものが全てですけど。

2013/11/08

日産車のデザインが大嫌い

 これは秘密なのだが、私は日産車のデザインが総じて嫌いである。特に酷いのはキューブ、何がまずいってテールランプの位置が低すぎる。軽トラも真っ青な凄い低さである。これを横開きの後部ドアのせいにしてはいけない。ルノー・カングーは観音開きの後部ドアと高いテールランプ位置を両立している。

 ここでデザインとは「形態」だけではなく「機能」も含んでいる。キューブのテールランプの低さは、「安全」という機能の観点からは絶対上手くない。欧州車は総じてテールランプ位置が高めだが、これは明らかに「安全」に対する判断が絡んでいる。キューブのデザインは「他者に対する配慮に欠ける失礼なもの」としか思えない。


 キューブに対する印象の悪さは、キューブ・キュービック時代のコピー「キューブ、マイルーム」から完璧に耐えがたくなった。車内というのはパブリックスペースであり、マイルームなんて思われては困るのである。加えて、キューブドライバーのうち周囲の状況を読まない運転をするドライバーの比率は他車種と較べて明らかに高い。これらの話は私個人の感覚だけではなく、会社の同僚や車好きの友人達との共通認識である。キューブが前に居ると、ついつい車間を大きく取ってしまう。

 ジュークのライト周りの処理はアイディアとしては面白いと思う。が、全体の「形態」は品が無く貧相で、独特のライト周り処理の面白さが完全にスポイルされているというのが私の偽らざる感想だ。ノートやマーチには面白みすら感じない。もしトヨタ・アクアの「形態」があそこまでスパルタンな方向(走り屋風のゴツさを備える)でなく可愛い方向に振られていたら、日産のコンパクトカーのシェアは落ちてたんじゃないかな。

追記(2013/11/12):

 友人より「あんたの車も大したデザインじゃないんじゃないの?」というツッコミ。いやぁ、リアのデザインは秀逸ですよ、形態的にも安全的にも。プントはちょっと凹凸が淡白だけど、パンダは良い塩梅だと思います。対してフロントは確かにつまらないです、四世代前ぐらいのトヨタ車みたい。でも貧相な形態ではないです、断じて。

2013/11/07

一回は観とけ!三度!

 映画「ライトスタッフ」などで存在感を示したローバジェット(低予算)VFXスタジオ乱立時代のひとつの到達点、「ロボジョックス(Robot Jox)」。B級ですよ、そうですよ。でも「宇宙空間では爆発音がしない」と言う点は実にリアル、問題は「宇宙に行った理由が不明」というところ。最後の戦闘に出てくる多脚敵ロボも何気にカッコいいと思います。

オヤジのハートもわしづかみ、博多のご当地アイドル。

 アイドルグループ「Rev.from DVL」のメンバーで、現役中学生の橋本環奈(かんな)さん、こりゃイカン。とにかくJタウンネットニュースの記事「Googleトレンドの「急上昇中」で博多のローカルアイドルが1位!」を見ちゃらんね。

 表情が多彩で、ビビアン・スーさんぽかったり星井七瀬さんぽかったり。ジェネット・マッカーディさん同様に見ててとてもなごんじゃいます。

2013/11/06

Native Instrument社にまたもしてやられたか?

 REAKTOR PlayerとREAKTOR(フルバージョン)のどちらも使ったことのある知り合いと電話で話をする。

 「あ、Playerは全然ダメ。アレは使い物にならん」とあっさり言われる。そもそも別物で、フルバージョンの安定性は段違いに良いそうな、っつーか落ちた経験が無いそうな。これは「REAKTOR買え」と言われたも同然。

 またもやNative Instrument社にしてやられたか?

2013/11/05

使っているソフトシンセについて、ちょっとこぼしてみる

 ちなみにOSはWindows7 64bit、DAWはCubase7.0.4ですよ。
  • Native instrument RAZOR + REAKTOR Player
     なんかエラく不安定で、未だにパラメータをいじるところまで到達できない。OSのカーネルすらクラッシュさせるぐらいの破壊力のある落ち方をする。きっとどっかでメモリーリークが発生してるよ、原因はVST-Bridgeかも知れんけど。REAKTORにすれば良いのかしらん。だったらREAKTOR単体で安く売ってくれ、インストゥルメントはひとつも要らんから。

  • Cakewalk Z3TA+2
     大好きだったCakewalk PSYNIIの後継として導入。何でスタンドアローンプログラムが有るのか最近になってやっと分かった。音色作りだけに注力しようとすると、DAW立ち上げる必要はないんだよなぁ…。
     事前に「できる」と分かる音色は割とあっさりできるんだけど、逆に苦手と言うか未だに作り方があるのかどうかも分からない音色もあるのも実態。ウルトラセブンのUFO風の音とかラムちゃんの飛行音風の音なんかは作れるようになりました。驚きが無くなって、今はちょっと倦怠期みたいな感じ?

  • KV331 Synthmaster2.6
     アディティブシンセ部をもっと理解できるようになったらきっともっと面白い。フィルターのレゾナンスを強くすると豪快に音が痩せるのがリアルというか何と言うか、この辺りはZ3TA+2とは全く違う。とにかくプリセットのパラメータを睨んで勉強中。
     おそらくZ3TA+2で出来ることは全部出来る。アンサンブルやユニゾンをONにするだけでプアな音が一瞬でリッチになるのは便利。

  • Steinberg Padshop
     Cubase7に添付。こいつを触ってグラニュラーシンセってやつが分かった気になった。Z3TA+2で作ったパッド系の音とか自分の声とかを元波形に使ったりするとちょっと面白い。

  • Cakewalk D-Pro
     基本的にはサンプラーだからメモリ使用量が多いのは致し方ない。ピアノの音とかは重宝。オシレータはしっかりしている(低域から高域までちゃんと出る)ので、プリセット音色をフィルターで加工して使うことが多い。

  • KORG M1
     「聞いたことあるぞ」といった成程の音が出るが、VSTiとして使っていると時々瞬間的に重くなって(CPU負荷が高くなって)イライラさせられる。こいつばかりは購入して失敗かなぁ。

  • Steinberg Groove AGENT ONE
     Cubase7に添付のドラム音源(サンプラー)。パッド毎にレイヤーを組めるし、とにかく自分の音色セットを作っていくと、結局他のドラム音源はどんどん使わなくなってしまう。

2013/11/04

iPod touch(Gen 5)ではiOS7.0.2以下は無かったことにするが吉

 音楽プレーヤーオンリーユースならば、iPod touch (Gen 5)のiOSはとっとと7.0.3にするのが絶対吉。なぜかと言うと、「操作が分からん!」という辺りが劇的に解消されているから。

 iOS7.0.2までは特定の操作に対して「画面上の非常に狭い領域をタップする必要」があったのだが(例えば画面上端中央付近のピンポイント領域)、裏を返せば「タップしても何も起きない画面上の領域」がいっぱいあったと言うことで、なんとも画面の大きさを活かしていないUIと言えた。「画面上の非常に狭い領域をタップする必要」なんて、私みたいな実験癖のある人間でもないと普通気付かない。ま、気付いたからって感心なんか出来るはずもなく、あきれるだけだ。

 音楽プレーヤーユースに限れば、iOS7.0.3では「タップしても何も起きない画面上の領域」がほぼ無くなっている。特に、アルバムカバーのタイル表示より下の階層の操作に関して多くの変更、というかお馬鹿な仕様がかなりまともになっているよ。

2013/11/03

私の金銭感覚はおかしいのか or かつて「生きてて辛い」と感じていた一個人のぼやき

 車の購入契約をした。決して安い買い物でないのだが、あっさりと決めてしまった。もちろん布石が無かった話ではなく、ある種既定路線と言って良いだろうし、むしろ3年遅かったと言って良い。

 実際のところ3年前は一番健康状態が悪かったころで、車の購入なんて考える余裕なぞ無かった。そういう意味では体調が本来のそれに戻りつつあるとも言えるかもしれない。主観的には「3年遅れたことで、自分の望んでいたものにより近いものが購入できた」とすら思う。裏返せば、「3年前に妥協して購入していたら、今頃後悔していたかもしれない」ということであり、これこそ「遺憾ですとも流ポジティブ思考法」の真骨頂だ。

 で、

 私の父親は譲れるところと譲れないところをはっきりさせる人である。買い物、特に毎日使う物の購入には一切と言って良いほど妥協をしない。片や母親はネガティブ思考のスパイラルにハマって自縄自縛状態に陥りがちな人だった。勘違いしないで欲しいが、幸いにして両親とも健在だ。母親についてのみ過去形なのは、今は全然違うからである。父親は母親のネガティブ思考を好しとはしなかった。そして、ほとんど40年近い時間をかけて母親を変えたと言って良い。時間はかかろうとも、人は年を重ねてからも変われるという良い例だと思う。

 親戚に言わせると、私の見た目はほとんど父親のコピーのようなのだそうだ。若いころは「?」だったが、今や少なくとも自分の声は父親のそれと瓜二つであることが良く分かる。にも関わらず、精神的なものはほとんど母親のコピーだったと言って良い。中学生までは本当に生きてることが辛かった。なぜ辛かったのか?

 転機は高校時代に運動部に属し、そこそこの結果も残しつつ、3年生の夏休み前に円満に引退したことである。部活を続けることは母親はもちろん、担任教師からも反対され続けた。高校生になって初めて、私はガチで「部活を続けることは譲れない」という覚悟を示すことになった訳だ。ちなみに父親は賛成も反対もせず、それでも公式試合はよく観に来てくれた。応援もしてくれたし、怪我が付きものの競技ゆえ身体の心配もしてくれていたのだろう。が、おそらく「私の覚悟」の顛末も見てやろうとも考えていたはずだと思う。実は円満引退で「私の覚悟」が終わった訳ではなかった。「私の覚悟」の成就には、母親や担任教師が部活を早くやめるように説く理由、つまり大学受験も成功させなければならなかったのだ。結局一点突破戦術に徹し、受験は1校のみという背水の陣まで敷いてなんとか大学に合格できた。かくて、「私の覚悟」に対して明確な結果が出た訳だ。

 中学生までの生き辛さの大きな原因が、「本来は譲れないところを譲ってしまう態度」にあったことが今では良く分かる。更に、「譲れるところと譲れないところをはっきりさせる」ためには、自分を等身大に捉える努力と、一種のセンスの良さ(読みの良さ)が必要だということも改めて分かる、そしてそれは意識し続ければ一定のレベルまでは高められるということも。

 結局、「私の覚悟」の顛末は私を変え、母親にも強く影響を与えることになったようだ。父親の無言の教え(本人もどのくらい意識的かは分からないが…)は、ざっくり纏めると以下のようなものだ。
  • 悩んでもしようがないことには悩まない。ただし、悩まなくても良いかどうかは「熟慮の上で判断」しなければならない。
  • 自分で結果がコントロールできない事項に対しては、然るべき対策を早めに打って結果の振れ幅を小さくする努力をすることしかできない。ここで悩むことには実質的に意味が無いし、対策については内容、タイミングともに重要である。
  • 上記の態度で事に望む限り、「結果オーライ」は幸運ではなく、自ら招き寄せた結果と考えて良い。この種の「結果オーライ」を多数経験すれば、それは自信に変えて良い。
  • 欲しい物、有って欲しい事は、それらを意識して待っている人の前にしか現れない。実際は、具体的に意識しておかないと、目の前にあっても気付かない可能性ばかり高くなるということだろう。
  • 待っていた人は、待っていた物や事を目の当たりにした瞬間に次に自分がどう振る舞うべきか判断できる。
  • この期に及んでまだ選択に悩むようなら、どれを選択しても結果に大差はない。結局、悩みがいはない。
私の経験則も更に加えよう。
  • 自分の直観を信じられるようになったら、直観に従おう。
  • 「やらなかったこと」を悔やむ意味は基本的に無い。「次はこうしよう」と考えるきっかけぐらいの意味しかない。「次を上手くやれればお釣りがくる」ぐらいに捉えておいて、「次は上手くやる」ことに注力すべきだ。
「なんか生きてて辛い」と感じる人は、最後の項目を特に意識してみよう。辛くなる原因の種は日常の友達との会話の中にすら存在している可能性がある。大学生時代の私は、毎夜(酒を飲んだ日や徹夜した日はもちろん除く)ふとんに入ってから1日の自分の言行を振り返り、「自分的にはOK/NG」を判断し、NG事項に関しては「次はこうしよう」というイメージをできるだけ具体的に思い描くことを続けた。もちろん、OK事項はニタニタしながら反芻しておこう。これは結局のところ、「譲れるところと譲れないところをはっきりさせる」ことのできる自分を形成しようとする努力だ。

 「本来は譲れないところを譲ってしまう態度」は「他人にも自分にも嘘をついている状態」と言い換えて良いと思う。「なんか生きてて辛い」のは当たり前だ。キレるところまで計算づくで出来ようになれば、「遺憾ですとも流ポジティブ思考法」の免許皆伝だ。大学も就職先も私は直観的に選んできたこと、これら選択が「結果オーライ」だったことをここで明言しておこう。

 さて、やっと本題に入る。

 今回の車の購入契約のような高額の支払いが発生する事項に対して私が余りにあっさりと態度を決めてしまうため、「お前の金銭感覚はおかしい」と言われることが多い。が、これは大いなる誤解と、やはりちょっとおかしいかもというところが入り混じったものだ。
  • 自分でも「衝動買い」と照れ隠しに言うこともあるが、実は自分の中では「衝動買い」は一切無い。まず、「自分の経済力」に対しての判断が購入に至る前に白黒付けられており、「自分の経済力」に釣り合わない額の買い物は最初っから選択肢とはなり得ない。加えて、「有ったら良いな、有ったら買うな」と既に考えたことのあるものでなければ、購入という選択に瞬時に至ることは無い。
  • 「譲れるところと譲れないところがはっきり」していて、かつ、上記の「自分の経済力」で選択肢と成り得る額の買い物に関しては、「支払い額の大小」は何らの判断基準とはならない。むしろ時期を逃して「買わなかったことを悔やむ」という結果の方が私にとって望ましくないものということだ。つまり、私の買う/買わないの判断において「支払い額の大小」の占めるウェイトが余りに低いのである。いや、はっきり言おう。「支払額なんて全く気にしない、悩んだり考えたり値切ったりする『時間が惜しい』」
結果、「買ったけど結局使わなかった物」の比率は凄く低いんじゃないだろうか。

 そう、大事なことをひとつ言い忘れるところだった。
  • 自分に対する「時間の値段」を決めておこう。
時給X円のバイトをしている人なら、「X円値切ったりX円安い店を探すのに1時間かけてしまっては収支は実はトントン、1時間を超えてしまうと実は収支はマイナスだ」という考え方もあるよという提案だ。極端な話、趣味で使う物を安く買うために時間を使い、結局趣味に使う時間が失われたら本末転倒だよね。

2013/10/30

アクセス解析:検索ワードラウンドアップ:その3

  • リピッシュの耳
    マニアックですね。アレクサンダー・リピッシュ先生についてはウィキペディアで。「リピッシュの耳」というのは「主翼端の下げ」で、有名な例はハインケルHe162。「リピッシュ先生の耳」ではなくて「リピッシュ先生の提案したある犬種の耳みたいな主翼端下げ」ですので念の為。効能は飛行時の横方向安定性の向上で、類似の構造はMig-25の試作機や、イランのF-313(笑)とかに見られますね。
    これがHe162、ちなみに"M23"は「見本(試作機)23」の意味です。
  • イデオン 絶望
    また来ました。

  • ヤマト2199 itune 音質 ひどい
    最近はかなり良くなりましたが、iTunes Storeの初期の楽曲データは音質が酷いものが多かったのも事実。同じ楽曲をCDから同ビットレートのAAC形式でiTunesに取り込んだところ、ダウンロードデータより格段に音質が良かったという経験は何度かあります。ダウンロードデータでは音の奥行き方向の定位が完全に潰れていた、とかが典型的な例。モンティ・パイソンのネタで"How could you miss?!(お前らどうやったら(銃の狙いを)外せるんだ?!)"というのがありましたが、将にそういう感じ。どうやったらそんな酷い音質にできるの?ってことです。そういうのに限って非プロテクトデータへの更新がないとか、最初が駄目なところは駄目な状態を平気で放置できるようです。どうなんですか、 エイベックス・トラックスさん?
    もしOST1のことならば、そもそものマスタリングが酷い(という表現でも生ぬるいほどの絶望的なまでに恥しい出来、こんなものにお金を払ってはいけません。演奏者にも失礼です。)ですからもうどうしようもありません。非圧縮のCDリップデータを違法ダウンロードしてもCDを買っても音質的には何も良いことはありませんし、iTunes Store並びにAppleには何ら非はありません。

  • 奥さんと連絡するディーラー
    探偵の出番でしょうか?ストーリー有り気な珠玉の検索ワードかも。

  • jjj
    じぇじぇじぇ?