ターボブースト時の最大TDPを抑えることで、メインPCの長時間全力稼働にも現実味が得られた。内蔵HDやSSD、メモリの温度も大丈夫そうだし、冷却ファン音もさして気にならない。と言う訳で、早速既存のデータを用いてLightWave3D 2020での動画用連続レンダリングを試みた。条件は、夜間も含めた24時間以内で終わること、解像度はせっかくだから4Kとすることだ。その代わり画質やフレームレートは捨てる。そして全力稼働中のPCと同じ部屋で寝る(=夜間がレンダリング時間として使える)。
ちなみに2011年に使っていたPCのCPUはCore2 Duoではなかったかな。ラジオシティで4K解像度とか、静止画1枚でもできる気がしなかったねぇ。
全360枚、レンダリング時間は約18時間。レンダリング開始直後にCPUパッケージ温度が一瞬100℃となるが、後は88℃以下を全時間でキープ、終了時のSSD及内蔵HDの温度は49℃、36℃で想定内だった。なおレンダリング時の室温は25~28℃。
動画自体はノイズがちらちらしてかなり落ち着かない仕上がりとはなった。十分なノイズ除去には、やはり最低4倍のレンダリング時間が必要だ。また、非平面に対するレンダラーのトレランスが以前のバージョンより更に厳しくなっているので、レンダリングエラーが幾つか発生していた。モデルの方はもう手を入れるつもりも無いフリーズしたものなので、明らかに対応すべき非平面ポリゴンを3分ほどの作業で全て三角分割した。一方、現行のメインPCでどこまでやれるか、と言うあたりの現実的なラインはちょっと見えた気がする。こればっかりはベンチマークだけやってても全然分からない。
あと、古いも良いところのAdobe After Effects CS5に4K解像度のプロジェクトのテンプレが無いのは当然とは言え草。
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