2015/08/28

異次元の経過説明

 きゃつらは本当に頭が悪いのだろう。一貫性や論理性が無い連中がグラフィックデザインという高等な作業をしてる、なんて誰が信じる?会見での説明内容、主張ともに頭の悪さ全開、まさに異次元である。
  まずはちゃちゃを入れず、ただし常識的に考えよう。

 左端のデザインが「審査員達によって選ばれたデザイン」だ。常識的に言って、お世辞にも「オリジナリティ」が有るデザインとは思えない。が、応募された他のデザイン案が選ばれなかった以上、それらはすべてこのデザインに劣ると判断されたというのが常識的な解釈だ。

 こんな事があり得るだろうか?応募作のレベルはそんなに低かったということなのだろうか。そう、会見の内容からはそうでなければならない。つまり、「応募されたすべてのデザインは、デザインの素人すら唸らせることのできない低レベルのものだった」と言うのが会見内容から常識に基づいて推定できるひとつの結論だ。 加えて、「ならばロゴデザイン選定自体をやり直しましょう」というのが常識的にあるべき姿だと思う。

 しかし、会見の展開ではそうはならない。故に、きゃつらに常識が有ると見做すことに問題がある可能性も考えなければならない。関係者の頭が本当に悪いのか、誰かが嘘をついているのか・・・少なくとも常識は無さそうだ。

 会見の主張のひとつは「このデザインはオリジナル」である。が、実のところ、この主張はなんら本質的ではない。そもそも問われているのは「第三者がこのデザインにオリジナリティを認めるか」なのである。「デザインがダサい」は現実問題としてはとても重要なのだが、論理展開上は無視して構わない。「実際にオリジナルであっても、既存の類似物がある場合は、まぁまず第三者はオリジナリティを認めない」のがこの世の理である。

 「オリジナル」を如何に主張しようとも、もはや「まぁ、オリジナリティは認められない」というのがかれこれもう一月近く前に現出した状況である。「オリジナルを主張することの意味」なんてとっくの昔に失われているのである。そんな事すら理解していないから、私如きにすら「頭が本当に悪い」などと書かれてしまうのである。

 更に加えれば、「第三者にこのデザインがオリジナルであると納得させる」ための具体的、客観的な説明は未だ為されていない。でも、そんな説明なんか不要無いのは上記の通りだ。また、以前のエントリで書いたように「なぜこのデザインがオリンピックに相応しいものなのか」という点も誰も説明しない。

 私の中の「頭が悪い」のざっくりとした定義のひとつは「他者も自分と同じように考えると考えること」である。換言すれば「察しも無い、思いやりも無い」ということであって、当然ながら「おもてなしなんぞ不可能」であろう。

 割腹自殺した某作家がこんな状況に出くわしたら、「貴様らそれで日本人か!」と一喝したかもしれないね。

 ん? 
追記(2015/08/30):
 腕時計好きなので"TIME FORCE"の以前のロゴ(現在は違う)は知ってましたが…これは、これは笑う。オリジナル?の品の良さが光ります。
 
ん?この「T」の配色はもしや… 
 成程、こういう展開ですね。

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