2014/02/12

СОЧИ2014ですねぇ

 冬季オリンピック絶賛開催中。

 NHKの競技番組オープニングのCGがいかにも古臭い感じでかなりびっくり。重量感(慣性力感)の無さ、中途半端な色使い、荒いエッジレンダリングなどなどテクニックとセンスともに今時それはないだろうと。キャラの足首の動きの異様さは6、7年前までは許されても今じゃガックリの出来、実際の関節の位置はそこじゃないし、そんな動きは実際はしない。が、そこをアップで見せるなんてどういうセンスなの?というのが実感。「プロの作り」って感じが微塵もしないんだよなぁ。

 それはさておき、

 仕事上の必要に迫られて古いロシア語の論文を読解した(工学なので、実際にはグラフと数式が理解できれば良い)過程で得た小ネタをちょっと。ロシア語で使用されるキリル文字と英語アルファベットの対応はかなり微妙、でもいったん覚えると地名とか人名はすぐに読めるようになるよ。例を挙げてみよう。
  • С→S
  • О→O
  • Ч→CH
  • И→I/J
そう、"СОЧИ"は"SOCHI"、まんま「ソチ」なんですよ。"Ч"は"Y"に見えるかも知れないけど、実はキリル文字には別に"У"があるってんでややこしい。ちなみに"Р→R"、"Н→N"とか覚えておくと結構便利。またギリシャ文字起源っぽい対応関係もあって、"Ф(ファイっぽい)→F/PH"、"Г(ガンマっぽい)→G"、"Л(ラムダっぽい)→L"なんてのもある。

 ここまで来るだけでもう結構読めるようになっているよ。

 "Иосиф Виссарионович Сталин"は無理やり読むと、"I(/J)OSIF(/PH) VISSARIONOVICH STALIN"、正解は「ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン」だ。つまり"В→V"ってことですな。

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