「スーパーなんとか」、「ウルトラなんとか」はロマン、特に実用化されなかった試作軍用機では尚更です。「なんとか」の改良型、完全新設計では無い関係で、どうしてもちょっとイっちゃった設計になりがちなのです。今回の2機は、ある意味、ともにマクダネル・ダグラスF-4 ファントムⅡに負けた機体とでも言えるでしょうか。
まずノースアメリカンF-107。「セイバー(F-86)」、「スーパーセイバー(F-100)」と来て「ウルトラセイバー(通称?)」、分かりやすい。
エアインテイクが背面、コクピットのすぐ後方に設けられているという変わり種で、垂直尾翼が全遊動式(方向舵部分が無く、全体が回転して左右に動く)ってのも珍しいですね。ゲリー・アンダーソンの作品(サンダーバードが代表作かな)にポロっと出てても違和感が無さそうなイっちゃった具合があります。
次いでヴォートXF-8U 「スーパークルセイダー(クルセイダーⅢ)」。「最後のガンファイター」とも呼ばれたF-8 クルセイダーの改良発展型です。
機首のとがり具合、エアインテイクのちょっと禍々しい形状も魅力ですが、肝は機体の下後部の安定板(安定翼)です。これ、離着陸時には水平、高速飛行時にはほぼ下向き垂直に向きを変えます。
こういうことの繰り返しを経て、F-35のような航空機が誕生するんですねw
返信削除この時代の攻撃機『コルセアⅡ』とイギリスの『ライトニング』が私のお気に入りです。
あのずんぐりむっくりのダサさが何ともw
しかしアメリカはドイツや日本の航空技術を吸収して成長したようなもんですから、
何とも悔しいです。エンテ型を諦めたアメリカが飛行可能な『震電』を見つけたときは
ショックだったでしょうね。
三菱が開発中のステルス戦闘機の完成が待ち遠しいです。
EEライトニングとか震電とかX-2(ATD-X)とか、結構マニアックに来ましたね(笑 大好物なんですが(汗 図らずもF-35はライトニングⅡ、EEライトニングを継ぐ機体なんですよね。あ、「震電」もライトニングって言えばライトニング・・・
削除EEライトニングは残念ながら(?)実用化されたので今回は対象外ですが、エンジン配置や翼形状、追加増槽の配置まで独特で、米でもソ連でも仏でもない最後のデザインって感じがします。個人的には子持ちバージョン(機体下部の燃料タンクを大型化したバージョン)が大好きなのです。