2015/01/08

これマジっすか!BAEシステムズの赤外線光学迷彩

 英国・BAEシステムズが赤外線光学迷彩を開発しているという話は知っていましたが、たまたま見つけたムービーの内容が結構衝撃的。これはマジですか、CGじゃない?

2015/01/06

韓国、運開前発電用原子炉で死亡事故...時限爆弾化必至?

 つい最近、韓国の発電用原子炉である新古里3号で作業員3名の死亡事故が発生した。事故の経緯はまだはっきりしないところもあるのだが、酸欠が死因であるようだ。漏れてはいけない窒素ガスが大量に漏れたために低酸素雰囲気が形成され、たまたまそこに足を踏み入れた作業員が死亡したということらしい。

 酸欠、と聞くと「息苦しいと感じる段階がある」と考えている人も少なくないと思うが、 本当の酸欠というのは当人がそれと気づくことなく一瞬で昏倒してしてしまうものらしい。人間の五感では酸欠を事前に察知できないから、「2次災害も含んでの3人」という可能性もある。目の前で人が倒れれば、思わず駆け寄ってしまうのが人情というものだ。

 さて、事故を受けて新古里3号及び4号の運転開始に向けた作業は停止されている。亡くなられた3人の方々には申し訳ないのだが、本件は「韓国の抱える時限爆弾の一つ」の針を大きく進めた可能性がある。

 新古里3号は韓国の最新型原子炉APR1400だ。この原子炉は韓国が受注、建設を進めているアラブ首長国連邦の原子炉と同形式である。問題はAPR1400に運転実績が無い事だ。新古里3号が初号機なのだが、当初予定の2013年中の運転開始ができないまま、未だ運転開始準備中なのである。

 アラブ首長国連邦は運転実績の無い原子炉を建設することを選択した訳だが、当然ながら新型原子炉の世界初運転、うっかりすると実験、をする事なぞ望む筈もない。従って、受注した韓国企業及び韓国との契約にあたって至極真っ当な事項を含めた。ざっくりと書くと、アラブ首長国連邦のAPR1400の運転開始に先立って同形式の運転実績を作る事、それができない場合は実績ができるまで賠償金を払い続ける事、である。では何時までに新古里3号或いは他のAPR1400を運転開始まで持っていけば賠償金を払わずに済むかというと、なんと今年の秋らしい。裏取りはできていないのだが、賠償金は毎月建設費の1%との話も聞く。本当なら洒落にならない額だ。

 原子力発電所建設のような大型プロジェクトでは経済的リスクをヘッジするために保険をかけるものである。が、当初プロジェクトに参加予定だった東芝が余りの安値受注に驚いて手を引いこともあり、ロイズが保険を引き受けなかったと聞く。そのため賠償金発生となれば韓国が引き受けなければならない。実績作りを意図したと思われる赤字必至の安値受注自体も裏目に出ているようだ。業界内でアラブ首長国連邦事案の受注額が既に知れわたっている(韓国の契約履行状況に不満を持ったアラブ首長国連邦が意図的にリークしたとされる)ため、もはやそれより高い価格では世界中で応札もさせてもらえない状態に韓国は追い込まれている。

 先にも触れた通り、受注段階での新古里3号の運転開始は2013年だった。韓国は十分余裕があると思っていたに違いない。が、信号ケーブルや多くの部品の性能未達、検査成績書偽造などのため未だ運転開始に辿り着けていないというのが実態だ。これも裏取りできていないのだが、近隣住民の反対運動で送電用の鉄塔が未だ作られていないとの話も聞く。これが本当なら新古里3号自体が完成しても商用運転には入れない。すなわち運転実績は作れない。

 さて、この爆弾は爆発しちゃうんだろうか?

2015/01/05

2015年!

 目出度いかどうかはさておき、年が明けました。仕事が立て込んでしまい、いまいち年末年始感の無い日々を過ごしました。来年の今頃はゆっくりできれば良いなぁ、などと思っている今日この頃です。

 さて、2013年~2014年前半は個人的には色々と面白いことが多く、色々新たに学ぶことが多い時期でした。学んだ、と言う事が実感できる瞬間の一つは、対象の反応が読めるようになった時。しかし対象の反応が読めるようになると、これが何とも面白くなくなってしまうもの。2014年後半はまさにそういう状態にあって、全く意外性の無い反応(要は滑ってばかりいる)に対象への興味も失われてしまいます。本年は予想+アルファな、斜め上な事項も発生しそうですが、さて?

 どっこい生きてる。本年もちびちび書いていきますので今後ともよろしくお願いいたします。

2014/12/22

あのキャスターもあかん。

 朝日新聞絡みで、某報ステの某キャスター曰く、「人間は間違いを犯すものとして...」

 問題をすり替えてはいけない。

 嘘をつき、嘘を指摘した人々を報道機関としての力を使って非難してきたことは、犯罪或いは暴力に他ならない。朝日新聞が言う「普遍的な人権問題」と言ってもよい。

 捏造と過誤とは全く別物だ。

Megpoid English、YMOの「シムーン」カバー、再び

 基本的にボーカルのミックス違い。先のバージョンはPiapro Studio(ボーカロイドエディタみたいなDAW用のプラグイン)の出力をエフェクトに通したものでしたが、今回のバージョンはCubaseのVari Audio機能を使ってピッチや発声タイミングをかなりいじってます。出来はもう一息。

2014/12/19

理研、あかんのとちゃう?

 某再現実験の責任者が変なコメントを出していてびっくり。以前に書いた通り、STAP細胞の件は最初っから全く科学的じゃなかった。最後になっても科学的じゃなかった、と当事者たる理研から出たのは本当に想定外だが、自業自得とも言える。また、理研やTVでコメントしている研究者の発言の多くには甘えが強く感じられて不快だ。研究開発の世界は元々からして食うか食われるかの超競争社会、名ばかり研究者を「科学に立脚した上で研究者としては潰す」こと自体は悪ではない。未熟は悪しとは思わないが、未熟を何かの理由にすることなんて類の低レベルの甘えは科学者には許されるべきではないんじゃないの?あんなコメントをわざわざ言うなんて研究者としても管理者としても失格、甘えるにも程があると思うよ。

 特許、論文、記者会見と勝者としての「競争社会の掟」を最大限利用しながら、今度は「そんな掟なんか知らん」とは虫が良すぎ。

2014/12/18

安定のクラカタウポスコ:補足

 今回の爆発は転炉(コンバータ)だそうです。つまり、高炉と転炉の配置はこんな感じということかな?
 高炉とは鉄鉱石やなどを上端から放りこみ、「鉄(Iron)」を分離するためのもの。鉄鉱石などを高炉の上端に運ぶための長いベルトコンベアらしきものが見えますね。転炉とは鉄に混入している炭素を除去して「鋼(Steel)」とするためのもの。炭素を除去するために酸素を炉内に吹き込みますが、通常は水が入る要素はありません。爆発原因が水と銑鉄との接触との事ですが、何故水が混入するのか全く理解できません。

 ちなみに、酸素を吹き込むだけで鉄中の炭素を二酸化炭素の形で簡単に除去できるそうです。また酸素と炭素の結合時の反応熱が大きいため、転炉では特段の加熱は必要ないらしいです。良くできてます。さらに言うと、仕事で関わった事があるので知っているのですが、吹き込む酸素は大気中から精製します。原理は面倒くさいので省略しますが、液体窒素と液体酸素の僅かな沸点の違いを利用するこれまた良くできた方法を用います。

2014/12/16

安定のクラカタウポスコ

 韓国とインドネシアのジョイント会社、クラカタウポスコ製鉄所で15日にまた爆発が起きた模様。なかなか豪快な爆発で、建物の屋根とか陥没してそうな勢い。
Googleさんで調べてみると、場所はここかなって感じ。さて如何でしょう。
  鉄鋼は中共国内の生産力だけで世界需要を賄えるとされる昨今、まともに稼働してもそうそう儲からない筈なんだよなぁ。

2014/12/14

衆議院議員選挙です。

 先ほど投票を済ませてきました。昨今の国政レベル選挙は隠れ争点、厳密にはマスコミが基本的に報じない事案、もあるので、たかが一票、されど一票の重みは以前より増している気がします。

 間接民主主義政体はしょせん「相対的に成功してきた」政体のひとつに過ぎませんが、日本の「国体」や歴史的文化とも相性が良いと思います。権利は有難いものとしてきっちり行使しましょう。ついでに責任についてもちょっと思いを馳せましょう。完全な私見ですが、日本がヤバくなる兆候の一つは「相互監視が始まった時」、責任の名の下に投票と言う権利行使を事実上強要されるようになった時と考えています。もう一つは政党側が野合によって巨大化、均質化した時。この場合は実質的に投票者の選択肢は無くなり、権利自体が有名無実化します。これらの観点からは、現在の国民の選挙行動を取り巻く状況は極めて健全と言えます。

 あと、間違っても権利は「果たす」ものではありませんよ、某報ステのキャスターさん。思いっきりあきれさせて頂きました、本当に言葉をちゃんと使えない人ですね。

 さて、この2週間にも色々ありましたが、このタイムラグを最も有効に使うことになるのは誰でしょうかねぇ。

2014/12/13

トヨタ車のデザインって

イマイチって言うか何と言うか。MIRAIのデザインである意味びっくりしたのが面処理の醜さ、特にフロントから引っ張ってきた面がリアに繋がるところの面分割の処理の醜さ、デザイナーが何がやりたいんだか全く分からないというかその部分の「デザインされてない」感がハンパ無い。リアデザインのつまらなさが更に残念感を煽ります。

 そしてここが重要なところ、「どっかで上手く処理しているデザインを観た事があるぞ」感もあったこと。MIRAIのデザインに新規性は全く感じられないどころか、既にもっと良い面処理をしたデザインの車があったじゃないか、ということ。

 じゃ、「あまりの上手さに私が感心したデザイン処理」を備えた車とは...つい先ほど何の脈絡も無く思い出しました。

 ずばりランボルギーニ・ウラカンとその先行デザイン群です。「その会社の車と一目で分かる特徴」をきっちり残し続けながら常に「その時のデザイン」を提示する...この点に関してはランボルギーニにブレは無いように思います。 ソリッドカラーで成り立つデザインってのは実はとっても難しい筈なのですが、ランボルギーニはそれを常に成功させ続けてきたとも思います。

 あらためてランボルギーニ車のデザインを一望(ネットは便利)したあとでトヨタ車やホンダ車の最近のデザインを見てみると...


こっちはおまけ。