2015/10/20

WE TRUST JJ

 「JJ、俺達はあんたを信頼しているぜ」

海外のスターウォーズファンが着ていたTシャツのプリントだ。JJは「フォースの覚醒」の監督、JJ エイブラムスを指すことは言うまでもない。

 さて、予告編の第二弾が公開された。世代的に「期待するな」というのが無理な話だ。

 スターウォーズ・エピソード1~3はある意味とっても不幸、とてつもないハンデを背負っての制作だった筈だ。エピソード4~6の前日譚であるから、ヨーダなどの例外を除けば「おなじみに顔ぶれ」は出ることができない。加えて、シリーズのラストは誰もが知っていた、「ダースベーダーの誕生」だ。二分法における正邪の正、ジェダイは邪たる帝国と皇帝に敗れるのだ。このような縛りの下では、観客にカタルシスを与えることは根本的に困難と言える。残念がらエピソード1~3は最後までこの縛りを克服できなかったと思う。

 対して、これからのエピソードにはこの種の縛りはほとんど無い。 それだけでも期待してしまう。ほんの二、三カ月前までは「JJかぁ~」と斜に構えていたのだが、今は根拠も無いままワクワク感が抑えられない(とは言え、予告編は「JJ風カット、カメラワーク」がテンコ盛りで、正直間口の狭い監督だなぁとは思う)。「おなじみの顔ぶれの今」と「劇中の時間経過」がシンクロしたとき、それだけでもちょっとした魔法が生まれるかもね。

 実際、このカットにはグッとくるんだよなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿