”グーグルマップで見られる「なんか火災の後の様にも見える」クラカタウ・ポスコ・スチール建物群の衛星写真は何時のものなの?”
だよ。
まずはグーグルマップの衛星画像。クラカタウ・ポスコのマークがある辺りの建物が煤けているようにも見える。まぁ「茶色い」のは間違いないよね。
次いで、クラカタウ・スチールの公式ウェブページで公開されている写真だ。(http://www.krakatausteel.com/index.php?page=content&cid=14)
むむ、公式ウェブページの写真でも結構「茶色い」ぞ。白い屋根も見えるけどね。
で、注目すべきは右下の「POSCO JV SITE」だ。実際のところ白い線の先端は住宅地にあり、そこが高炉の建設サイトとは思えない。少し想像力を働かせると、本当の建設サイトは住宅地と道を挟んだ左上側の海に面した緑地でないかとも思える。つまり線の先端から上に向かう縦線が消えているという可能性だ。グーグルマップの衛星写真では造成中っぽく見えるよね。
次は、おそらく建設サイトの完成予想図だ(http://firmanirmansyah.wordpress.com/2012/03/07/krakatau-posco-dan-bencana/)。
最後は建設中のサイトと思われる写真だ。(http://www.ayogitabisa.com/news/pembangunan-infrastruktur-kurangi-jumlah-pengangguran.html)
左上隅に見えるのは、完成予想図(?)に見られた「かまぼこ型の建物」では?その右手に見える水色の建物群もそれっぽいものが完成予想図(?)に描かれている。
とすると、現在のグーグルマップの衛星写真には、問題の高炉は写ってないってことになるんじゃない?
断言はしないけど、現在の「グーグルマップの衛星写真」を「高炉爆発の証拠」とみなすのは無理があるんじゃないかと思う。グーグルマップの衛星写真はあくまで過去のもので、2~3年前の写真である事も珍しくないんだから。
メシウマネタになり得るとは言え、裏取りはちゃんとしないとただのガセにしかならないのも事実。うっかりすると○○新聞のねつ造記事といい勝負になりかねない。お互い、心してかかりましょう。
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