2014/03/31

ポール・バーホーベン監督の「ブラックブック」からあれこれ

 最近リメイクされた「ロボコップ」や「スターシップ・トゥルーパーズ」などの作品で知られる映画監督、ポール・バーホーベン氏がハリウッドを去ってから久しい。

 バーホーベン監督の飄々とした作風は一筋縄でなく、ハリウッド的な分かり易さ、ストレートさとは基本的に肌が合わなかったのではないかと思う。職業監督ならば「白く撮れ」と言われれば白で、「黒く撮れ」と言われれば黒で撮るが、氏の場合は「確かに白で撮れと言ったが、これは本当に白なのか?」と言われるものを撮ってしまうというイメージだ。如何にも欧州風とも解釈されがちな作風ではあるが、ドライさ加減が半端じゃなく、やはりはみ出してしまっている様に思う。

 書籍"The making of STARSHIP TROOPERS"を読むと、そのドライさの原因の一端も見えてくる。

 氏はオランダ出身だが、氏が幼少期のオランダはナチス・ドイツ占領下にあった。そのため、道端に遺体が転がる様など、平均的な日本人ならば映画の中でしか目にしたことがない光景を幾つも目にしたという。「スターシップ・トゥルーパーズ」のバグ達に惨殺された民間人や兵士の描写や、「ロボコップ」における「人を銃で撃ちまくる」、いや「銃器で人の身体を破壊していく」描写などで感じられるドライ感は、氏が類似の光景を目撃したことがあるためかも知れない。死や「人が人の身体を破壊していく」様をウェットなものと捉えるのは単なる約束であり、送り手と受け手の共犯関係によって「実は今だって世界で起きてるかも知れない事を見て見ぬふりしている」だけなのかも、などと思いは跳ぶ。

 現実はそんなもんじゃない。常に白なんてない。常に黒なんてこともない。ならば、そう撮って何が悪い。そんな声が聞こえないか。

 映画「ブラックブック(Zwartboek)」(2006)は氏のオランダ帰国後の最初の作品だ。舞台はずばりナチス占領下のオランダ。登場人物はストーリーの進行とともにに白から黒へ、また黒から白へと目まぐるしく変わる。それは、登場人物の誰もが常にグレーなのに、その時その時に白か黒かの二分法でしか観客が登場人物を捉えていないことの裏返しなのかも知れない。氏の一筋縄でないところは、そのような二分法による判断を登場人物にも求めているところにある。容赦なく緊張感のあるフィルムだ。だが後味はすこぶる悪い。

 「人が人の身体を破壊していく」という行為の結果は、氏の作品にあっては時に寒々しく、祭の後のような寂しさすら帯びることがある。「人が人の身体を破壊していく」行為が常に「悪意」から生ずるものなんて認識で、今日を生きることが許されるものだろうか。その逆もしかりだ。

 氏は私と同様に「熱狂」を恐れているのかも知れない。他者の「熱狂」を警戒し、自らの「熱狂」を抑え込む。

 映画「スターシップ・トゥルーパーズ」は「わざとらしい熱狂」で始まり、やはり「わざとらしい熱狂」で終わる。だが、登場人物達は成長し、そのような「熱狂」に利用されるつつも、もう自らはその「熱狂」には加わらないだろう。原作者のハインライン氏も「熱狂」を恐れていたのではないか、「熱狂する庶民が大多数を占める状況での民主主義」を恐れたのではないか。「責任ある市民」は、決して「熱狂」には加わらないことが求められるということではないか。

2014/03/30

半島統一!?:遺憾ですとも流究極ファンタジー

 職場の喫煙所でのバカ話に過ぎないファンタジーですから、それも究極の。

前章
  • 張成沢氏などの粛清により、北朝鮮政府と中共との非公式外交ルート切断
  • 韓国政府、中共と接近
  • 中共外交、リアリティを完全に失う(韓国化)
  • 在韓米軍の撤退開始、米軍から韓国軍への戦時統制権委譲準備中
  • 米日露、韓国政府に強い不信感
  • 中露国境で中国人のロシア領への移動が急増
  • 北朝鮮政府の日本への接近
  • 横田基地-平壌空港間で米航空機の往来活発化
  • 日露関係が良い方向で深化し、ロシアが日本の脅威とはなくなる

2015年某月某日
1日目
  • 北朝鮮人民軍陸軍の南下が確認されるが、北朝鮮政府は沈黙
  • 韓国軍、(残っている)在韓米軍に警戒態勢発令
2日目
  • 北朝鮮政府は依然沈黙
  • 韓国軍「珍島犬1号」発令、一部陸軍部隊の北上開始
  • 米国、日本などの各国政府、現地国民の避難準備開始
  • 米国海軍、空母打撃軍の東シナ海展開開始
3日目
  • 北朝鮮人民軍陸軍の大規模南下、中距離ミサイルの発射準備が米国などに確認されるが、北朝鮮政府は依然沈黙
  • 在韓米軍、在日米軍による在韓米国人、日本人などの外国人避難開始。仁川及び金海空港-横田基地及び福岡空港間に避難航路確立
  • 人民解放軍陸軍の中朝国境移動、ロシア陸軍の中露国境への移動本格化
  • 国連安全保障会議緊急開催、対北朝鮮非難決議
4日目
  • 韓国内の外国人の避難がほぼ完了、在韓米軍仁川空港周辺に展開完了
  • 北朝鮮から平壌での会談要請、韓国代表団及び駐韓米国大使平壌入り準備開始
  • 中共政府、北朝鮮政府に対話呼びかけ、が、無視される
  • 軍事境界線南北で双方の部隊展開が完了
  • 国連安全保障会議、対北朝鮮制裁を議論
  • 平壌で軍事クーデター、人民軍が実権掌握
5日目
  • 韓国代表団及び駐韓米国大使が米軍機で平壌入りするが、迎賓館で軟禁状態に
  • 韓国で戒厳令・夜間外出禁止令発令、憲法停止、戒厳司令部発足。夕刻よりソウル内に戒厳軍の展開開始
  • 地下トンネルを通って韓国軍装備偽装北朝鮮軍約2,000名が深夜にソウルに侵入
  • 主要政府機関、報道機関の警備にあたっていた戒厳軍に戒厳司令部から軍事境界線付近への移動命令発令、警護任務を別部隊(偽装北朝鮮軍)に引き継ぎ
6日目
  • 未明、戒厳軍司令部が「新維新体制確立」と「南北再休戦」を宣言、韓国全軍に交戦禁止命令
  • 平壌周辺及び北部の北朝鮮人民軍の中朝国境への大規模移動開始
  • 正午、韓国軍・北朝鮮軍による統合軍令部発足を宣言、在韓米軍に休戦監視を依頼、中共に「国境侵犯に対しては断固たる処置をとる」旨通告
  • 一部韓国陸軍と在韓米軍で小競り合い頻発
  • 米国国務長官を中心とする米国外交団、空母打撃軍から仁川空港入り
  • 午後、日露などの外交団、仁川空港入り、夕刻に平壌向け発
  • 中朝国境で中共人民解放軍と北朝鮮人民軍間で小競り合い
  • トンネルよりソウルに侵入した北朝鮮人民軍約10,000人、仁川空港付近に展開中の在韓米軍に合流
  • 国連安全保障会議、米英露代表出席せず機能不全状態
7日目
  • 未明、北朝鮮中距離弾道ミサイルを1発発射、中露国境のロシア側に着弾、弾頭はダミー、飛距離は北京まで相当
  • 中共人民解放軍、全軍に交戦禁止命令
  • 正午、北朝鮮政府、韓国新維新政府共同で朝鮮半島統一を宣言、併せて米露日などとの国交正常化のための基本条約が午前中に締結されたことも公表
  • 正午過ぎ、関連国が統一朝鮮国家の公表内容を認める声明を公表
  • 国連安全保障会議、米英露代表から状況説明
10日目
  • 在韓米軍の一部が北朝鮮人民軍とともに北上、中朝国境展開本格開始
  • 露強襲揚陸艦北朝鮮着、米海軍の上空援護の下で陸上部隊展開開始
  • 統一朝鮮政府、ソウルに公式発足
12日目
  • 統一朝鮮政府が朝鮮半島非核化宣言
  • 日本外交団ソウル入り、拉致問題解決などの交渉本格化
結果
  • 朝鮮半島統一国家成立、死傷者200名以下、民間人死者は自殺のみ
  • 新維新政府軍政開始、経済状況を考慮しつつ6~10年後の民主制移行を宣言
  • 日米、対中共の緩衝地域確保
  • 中共内政情さらに不安定化、民主化運動・分離独立運動激化
  • 米、朝鮮半島非核化達成、統一政府との国交正常化、リアリティに基づく統一国家経済への支援開始
  • 日、拉致問題完全解決、統一政府との国交正常化、リアリティに基づく統一国家経済への支援開始
  • 露、旧北朝鮮地域内に不凍港確保(貸与)、リアリティに基づくエネルギー支援など開始、天然ガスパイプラインがプサンまで到達
  • 環太平洋防衛機構発足

モデル feat. Megpoid Wisper WIP

 久しぶりにDAW(Cubase7.5)を触る。何曲か煮詰まっているので、新規に"Kraftwerk"の"Das Modell"を組んでみると、あっさり2時間ほどで当初のイメージ通りのバックトラックが出来てしまった。"Das Modell"は20年以上前に散々弾いた事のある曲だし、元々音数が少ないところでさらに減らしたから当然と言えば当然。

 ボーカルは"Megpoid Whisper"にお願いし、歌詞は空でも歌えるヒカシュー版だ。何故かというと、英語歌詞中の仏語「レミーマルタン」の入力が面倒臭そうだったから。

 エフェクトはかなり使っているけど、原音は"Piapro Studio"からの出力そのままだ。1ヶ所フォルマントが不自然(声が裏返るような状態)だったので"Cubase"添付の"Pitch Correct"で補正した。コンプレッサにはやはり"Cubase"添付の"Multi-Band Compressor"を使った。"Multi-Band Compressor"のプリセット設定"Backing Vocals Clear"はもこもこした音質になりがちなボーカロイド音声をしゃきっとさせるには有効で、SONiKAにはてきめんに効く。

 なお、パーカッション音(Z3TA+2でホワイトノイズをいじったもの)は中央に定位させてある音だけが本物で、左右で聞こえる音は全てディレイで飛ばしたものだ。バスドラの代わりにサブベース的にピュアなサイン波(やはりZ3TA+2)を使っている。

 最終版では、ボーカル音声はより「電話っぽい」方向に寄せるつもりだよ。

2014/03/29

アジアワッチ、再び:補足

 ちょっと思い出したので補足。

 私の「いや韓」の根っこは2000年ごろに遡る。「韓流」なんて言葉も無かった時代である。

 1990年代後半は邦画の低迷をしり目に韓国映画に佳作、秀作が多かった時代だ。だが、映画製作に国が資金と口を出し始めた時点から迷走が始まる。リアリズムをファンタジーが駆逐するのである。映画「ユリョン(幽霊)」(1999)はそんな時代の幕開けを告げた映画と言える。

 予告編の冒頭、「21世紀 すべての韓国映画はここから始まる」と表示される、そうだ、私の「いや韓」はこの映画から始まったのだ。「恨(ハン)」と「ファンタジー」の結合は既に完成されている。劇中で「歴史、歴史」と繰り返されるが、その中身には一切立ち入らない。いや、立ち入ったら都合のいい夢から目が覚めてしまうからだろう。

 この映画を観た直後に仕事で韓国に行った際、反日機運があることをふと感じさせられる場面に複数回遭遇することになる。こちらが日本人と分かった瞬間に相手の対応が無愛想となる、といった類の話ではあったのだが(韓国語の挨拶だけは覚えて行ったので、先に韓国語で挨拶すると多くの人に韓国人か在日同胞と思われた模様。何で下手な英語でしゃべるんだ、と聞かれて実は…という展開)。

 映画の中身もさることながら、こんな映画が作られることの「異常さ」が衝撃だった。タダなら観よう。

アジアワッチ、再び

 朝鮮日報のコラム「不吉な亡国の予感=韓国」の寸止め感というか、「もしかしたらこれが限界?」感というかは何とも言い難い。韓国の現状と大韓帝国末期の状況が似ていて、かつ現状の方が状況は酷い、というのが論旨だが、書かれている中身は端から見ている分には極当たり前のことが当たり障りなく書いてあるだけだ。

 グダグダ色々書いてあるが、その内容は「事大主義+外部勢力に頼った政府内(宮中内)での足の引っ張り合い」という表現に集約可能な李氏朝鮮時代から面々と繰り広げられ続けている日常に過ぎない。違いと言えば、権力抗争で敗れた側が七親等に渡って殺されることがない、ということぐらいじゃないかとすら思える。

 倉山満氏は「朝鮮半島の国家は軍政の時だけ正気」といった趣旨の発言をしているが、大根切りの(ざっくりとした)表現としては十分に頷けるものだ。

 韓国の第一共和国時代は日本人漁民を殺害した上で竹島の不法占領などと「反日」ではあったが、朝鮮戦争もあり同時に「反共」でもあった。「反共」故に中共の属国という立場は取れず、米国へと擦り寄ることになる。

 かつてとある韓国人が「北朝鮮の金日正将軍の写真を初めて見たとき、角が生えていないので驚いた」などと述べたという記述をどこかで読んだことがあるが、これはこの時代の韓国の教科書で「北朝鮮の指導者が鬼の姿で描かれていた」ことに原因がある。ちなみに、鬼の姿が描かれた韓国の教科書はTVや書籍で見たことがある。かつての日本の「鬼畜米英」という言葉と一脈通じるところはあるが、ヴィジュアル的にはナチのユダヤ迫害プロパガンダを彷彿させる。

 第三共和国(朴正煕大統領)~第五共和国(全斗煥大統領)時代が、ざっくりと軍政の時代となる。「反共」を維持しつつ、実利優先の対日、対米姿勢で経済発展に成功する。が、光州事件などを転機として、形態として民主制へと移行せざるを得なくなる。

 第六共和国時代(盧泰愚大統領~現在)は、初期においては現実的な対日姿勢を維持するが、盧武鉉大統領以降で完全に訳が分からなくなる。「反共」は「反日」に取って変わり、「反米」すらも時折唱えられるようになる。

 米国は韓国頭越しの中共及び北朝鮮との現実的な対話を模索し、日本は韓国の上から下までの国家を挙げた嘘付きぶりにうんざりし、ロシアは韓国の一種の異常さに立腹し、中共は使い捨て可能な「反日の手段」を手に入れた一方、シナや台湾、ASEAN諸国の住人は韓国人の現在の有様に軽蔑を隠さない…これが私の現状認識だ。

 なお、中共は銅像から「格上げ」して「安重根義士記念館」をハルビン駅の一部を改装して設けた。が、これはむしろ「格下げ」ではないかというのが私の読みだ。用が無くなれば元の貴賓室に戻せば良いだけの話だからだ。

 「亡国の予感」には私も同意する。が、それは「不吉」なものではなく、日本との合邦時と同様に自らが選んだ道だ。

 それで何か不都合があったとしても、日本ではそれを単に「自業自得」とか「因果応報」と言う。

2014/03/27

今夜もびっくり

 とあるニュース番組のコメンテータ曰く、「普遍的な価値観を共有している国同士」。

 完全に意味不明。具合的にどういう価値観を共有しているの?

2014/03/26

アジアワッチ

 もともと政治的な話はしないつもりで始めた本ブログだが、やっぱりそうもいかないご時世のようだ。やはり触れずには済ませられない遺憾な事が余りに多い。ま、おそらくシリーズ化すると思われマス。
  • 台湾立法院(日本の国会に相当)を学生達が占拠、警察により強制排除
    原因は、中共との経済・貿易協定。ちょっとでも想像力が有れば、協定が中共にとって一方的に有利な内容であり、一種のトロイの木馬であることはすぐ分かる。中共からは投資だけじゃなくて人も来る。台湾を実質的に自国の一地域化する中共の意図が見え過ぎていて怖い。
    台湾の国民の大部分は、先祖代々の現地民(内省人)達と大陸から中華民国政府とともに渡ってきた移住者(外省人)達から構成されており、両者の対中共姿勢の大きな違いは台湾立法院で乱闘騒ぎが絶えない理由のひとつとなっている。当然ながら、現在の台湾が日本領だった時代には、中華民国政府はまだ大陸にあった。台湾は親日国とされるが、これは内省人を中心としたものと考えて良いだろう。中華民国はかつて大陸で日本帝国軍と戦っていた訳だからね。
    台湾が何処へ行こうとしているのか、暫くは目を離せない。

  • 韓国、ロシアから経済制裁?!
    こんなことができるなんて、やはり韓国だ。悪い意味で「奇跡の存在」と容赦なく無慈悲に呼ばせてもらおう。やろうと思っても普通できない、底抜け具合が半端無い。
    口は災いの元。クリミア半島情勢に関して対ロシア経済制裁の可能性を韓国政府が公式に述べたところ、ロシア側から経済協力協議などを一方的にキャンセルされたそうだ。
    また爆撃機が来るかもよ。

  • 安重根義士?!
    中共と韓国がノリノリだが、彼らの主張内容は学術的検証には全く耐えられない。当時から彼はテロリストでしかない。
    安重根氏の思想は、支離滅裂ではあるが「西洋列強に伍するためには日朝中による汎アジア連合が必要」とするものであり、反日ではない。そもそも伊藤博文氏の暗殺の理由の一つは、伊藤氏を「日本皇室に仇為す君側の奸」と見做した”事実無根の勘違い”にあり、彼が日本皇室に汎アジア連合形成の求心力となることを期待していた節もあるのだ。
    実は「理想に燃える青年を嘘で煽ったコミンテルンの陰謀」とか?
    共産主義なんてもはやお題目に過ぎない実利優先のリアリスト中共…のはずだったのだが、なにこのリアリティの欠如は!
 あっ!中共は今そんなに何かヤバいってことですか!?

2014/03/25

もう駄目だ、この新聞社

 二重三重四重に酷いなこの話は、結局削除したらしいからもう一重ねか。

 とどいてますよ、底抜けの駄目さ加減がさ。

2014/03/24

一国の国家元首への他国からの根拠なき中傷は…

 一国の国家元首への他国からの根拠なき中傷は、かつては十分に戦争の理由になった。欧州の歴史をひも解いてみよう。

 まぁ、「日王」なる表現が出てくる段階で、歴史、世界情勢への理解が全くなっていないのが明確なのだが、韓国・議政府市の市議会はとにかくもそれも辞さぬらしい。教育ってのが怖いのか、それとも「日王」という表現でシナの御威光を使って恥しめているつもりなのか。どっちにしたって主体ってものが感じられない。後者ならどうやら「中共の属国気取り」と言うことになる。

 このような海外動向をマスコミはちゃんと報道しなきゃいけない。判断を読者や視聴者へ委ねなければならない。少なくとも報道機関を名乗るならば、「知る権利」を御旗に自分達の特権を守ろうとするならば、だ。CMで「これは良い記事だ」とか、観て絶句した。

 新聞購読率や視聴率の低下の原因と各報道機関が真面目に向き合っているのかははなはだ疑問だ。一部の歴史ある報道機関は、戦前の有様の総括すらまだできていないように見える。自助能力の無い組織は本来は滅びるべきなのに、製造業はそういう戦いの中に常に置かれているというのに、なんとも気楽なものだ。

 報道しても「日王」をヘラっと「天皇陛下」と日本語訳して補足説明なし、といのも微妙に大問題。所謂今日的な中華思想の基づけば、「皇帝」はシナ皇帝のみ、属国の元首は格下なので「皇」は使えなくて「王」となる。このような文脈からは、「日王」という表現に「格下」感を込めてある可能性は否定できず、徳家康ならば十分宣戦布告や国交断交の理由(「国家安康」のアレですよ)にしてしまっちゃうだろう。

 まぁ、「日王」なる表現を使った時点で「中華思想」の枠組みを認めているのだから、「我が国はシナの属国です」と言っているに等しい。

 ウィキペディアによると新潟県新発田市が友好都市らしいが、やんわりと諭してくれないか…あ、2005年に竹島を理由に議政府市側から断交ですか、そうですか。

2014/03/23

FIAT 500 Twinairのこの冬の燃費は…

 本ブログのアクセス解析の「検索キーワード」にも頻出するTwinairエンジンの燃費について、ざっくり冬場の4ヶ月間でどうだったかの簡単なまとめです。
  • 乗り出しから走行距離約1,500kmまでの平均燃費は15.7km/?。
  • 用途は主に通勤(方道8km)で、朝は若干の渋滞あり、帰りは割と道が空いた状態。緩く長い坂道多し。
  • FIAT PANDA 1.2FIREの燃費が冬場は16.2km/?程度だったこ事を思うと、必ずしも良い数字ではない。
  • 他の条件として、スタート&ストップはオン、エコモードは基本的にオフ。
  • Dualogicは渋滞時以外はマニュアルモードのまま。
  • エアコンは使わない。風好きなので、真冬でも窓全開ということもある。
エコモードの有難みはあまり感じない。ただし、これは好みの運転方法にも依存しているだろう。私は発進してからどんどこシフトアップして、できるだけ早く周囲の車の速度に合わせ、後はアクセルだけで微調整、上り坂だろうが下り坂だろうが同じ速度で走るのが好きだ。上り坂の入口前などではトルクが必要ならマニュアルでシフトダウンするし、下り坂などでエンブレを使うのも大好きだ。前方車間は取る方なので、普通に車が流れている状態ではブレーキは後方車両への注意喚起(カーブを抜けた後の信号が赤に変わるから止まるよ、とか)以外の目的では不要だ。実際のところ、PANDA 1.2FIREではこのような運転法が最も燃費が良いというオマケが付いた。

 エコモードではTwinairエンジンとてトルクが細いので、加速時には踏み込まざるを得ない。結果、瞬時燃費を見る限り、発進から定速に持っていくまでの燃費はエコモードの方が明らかに悪い。また、坂が多いのもトルクの細いエコモードと私の好きな運転方法との組み合わせには酷だ。

 PANDA 1.2FIREの夏場の燃費は冬場+1.5km/?だった。Twinairはどうなんだろうねぇ。

2014/03/21

淡々と

 MoFA。「モファ」って読んじゃうとちょっと間抜けな響きですが、これは外務省(Ministry of Foreign Affairs)のこと。外務省はYoutubeにチャンネルを持ち、最近は積極的に動画をアップロードしています。「淡々と事実を(できる限り実証主義で)」、それで良いと個人的には思います。

 隣国なんて歴史的背景などから仲が悪いのがデフォルト、それをどう乗り越えるかに国の品格と言うか真価が問われると思いますよ。戦争した過去があっても仲良くやれる国々もあれば、戦争をしたこともないのに仲が良くない国々もあります。

 「隣国なんだから仲良くするのは当たり前」なんてのはリアリティの無いお花畑発言でしかありませんよ、なんかねぇ。

グーグルマップはタイムマシン - クラカタウ・ポスコ高炉爆発は本当か?

 「高炉爆発は本当か?」という問いには報道が無さ過ぎて判断できない。が、ちょっとした事実を発見したので紹介しておこうと思う。着目ポイントは、

”グーグルマップで見られる「なんか火災の後の様にも見える」クラカタウ・ポスコ・スチール建物群の衛星写真は何時のものなの?”

だよ。

 まずはグーグルマップの衛星画像。クラカタウ・ポスコのマークがある辺りの建物が煤けているようにも見える。まぁ「茶色い」のは間違いないよね。

 次いで、クラカタウ・スチールの公式ウェブページで公開されている写真だ。(http://www.krakatausteel.com/index.php?page=content&cid=14

むむ、公式ウェブページの写真でも結構「茶色い」ぞ。白い屋根も見えるけどね。

 で、注目すべきは右下の「POSCO JV SITE」だ。実際のところ白い線の先端は住宅地にあり、そこが高炉の建設サイトとは思えない。少し想像力を働かせると、本当の建設サイトは住宅地と道を挟んだ左上側の海に面した緑地でないかとも思える。つまり線の先端から上に向かう縦線が消えているという可能性だ。グーグルマップの衛星写真では造成中っぽく見えるよね。

 次は、おそらく建設サイトの完成予想図だ(http://firmanirmansyah.wordpress.com/2012/03/07/krakatau-posco-dan-bencana/)。
明らかに建設サイトは海に面している。左上方に見えるのがグーグルマップで見られる「茶色い」建物群っぽい。ならばグーグルマップの衛星写真で造成中に見える場所が、高炉の建設サイトという可能性が高い。海沿いに「かまぼこ型の建物」が2列見えるね。

 最後は建設中のサイトと思われる写真だ。(http://www.ayogitabisa.com/news/pembangunan-infrastruktur-kurangi-jumlah-pengangguran.html

左上隅に見えるのは、完成予想図(?)に見られた「かまぼこ型の建物」では?その右手に見える水色の建物群もそれっぽいものが完成予想図(?)に描かれている。

 とすると、現在のグーグルマップの衛星写真には、問題の高炉は写ってないってことになるんじゃない?

 断言はしないけど、現在の「グーグルマップの衛星写真」を「高炉爆発の証拠」とみなすのは無理があるんじゃないかと思う。グーグルマップの衛星写真はあくまで過去のもので、2~3年前の写真である事も珍しくないんだから。

 メシウマネタになり得るとは言え、裏取りはちゃんとしないとただのガセにしかならないのも事実。うっかりすると○○新聞のねつ造記事といい勝負になりかねない。お互い、心してかかりましょう。

シャーロック、三度!

 とあるニュースサイトの記事で「NHKでも5月に韓国ドラマ枠が無くなり、イギリスのドラマが放送される」という記述を発見。前段はどうでもよくて、問題は後段。もしや…と思ってNHKサイトを覗いてみると…

 祝!「シャーロック3」放送!

先行して4月には「シャーロック」「シャーロック2」も再放送される模様。イントゥ・ダークネスなシャーロックと思いがけない冒険なワトソンが帰って来るよ!

 未見の方は是非!

2014/03/18

フィアット「ツインエアエンジン」インプレッション- スタート&ストップのジャム

 FIAT500 Twinairには、エンジンのオートストップ&スタート機能がある。信号で停止などすると、自動的にエンジンが停止、ブレーキから足を離したりDualogic操作でエンジンが再スタートするという、最近の車では当たり前のように付いているアレだ。

 今日、初めてスタート&ストップ機能がジャムった。ブレーキを外してもシフトレバーを動かしてもエンジンが再始動しなかったのだ。結局キー操作でエンジンをかけ直すことになった。まぁ、想定外だったのでエンジンかけ直しまでに少し時間がかかったのだが、そういう状態で後ろからクラクション鳴らし続けられても逆効果だよね。気持ちはと~っても良く分かるけれども。

 FIAT Panda(2004)にはスタート&ストップ機能は付いていなかったが、何かのはずみでエンジンがかけられなくなることがあった。そんな時は慌てず騒がず、颯爽と車外に出て、車を前にちょっと押そう。或いはサイドブレーキがかかった状態で、前後に揺すってやろう。イメージとしてはちょっとタイヤを転がしてやればいいということだ。嘘のようにエンジンがかかるようになる。

 実は昔から私は「バグ引き」体質だ。プログラムのバグが悪さをするような入力データを高確率で作っちゃうのだ。間違った入力データを作っちゃう、という意味ではない。ピンポイントでバグが顕在化するマズい数字を入力してしまい、他の人がそのプログラムで経験したことがない無限ループ状態を引き起こしたりするという意味だ。そのような経験が多いせいで「バグの原因となり易いマズいソースコードの書き方」のサンプルが頭に詰まっているし、そういう辺りは勘が効くようになった。おかげでプログラムのデバッグの早さには定評がある。

 上述のPandaでのトラブル対策も実は直観によるもので、いきなり車をゆっさゆっさとしてみたことで解決した。この種のトラブルは大抵の場合「何かがピンポイントでマズい」。だから、ちょっとでも状態を変えてやればいい、という訳だ。

 まだApple Macintoshが本体+ディスプレイで100万円ぐらいしていたころ、友人が卒論作成に使っていた研究室のMacのHDが起動しなくなったそうだ。呼ばれたCanon販売(当時はCanonがMacを販売していた)の営業マンは事もあろうにいきなり本体を殴りつけ、それを見ていた友人は「もう卒論は間に合わない…」と観念したという。ところが、その直後にHDが起動して、なんとか難を逃れたそうだ。件の営業マンによると「45度上方からチョップを入れるのがコツ、グーは駄目」なのだそうで、友人は卒業までに2回ほどそれを自分でやったとかやらなかったとか。似たような経験は自分にもある。

 まぁ、500にしてもPandaにしてもMacにしても、たま~にジャムる分には可愛い。たま~に、で宜しくお願いしゃス。

2014/03/16

朴槿恵大統領は現代の閔妃?

 誰がそもそもそう呼び始めたが全く知らないが、「朴大統領は現代の閔妃」なる表現にネット上で出会う。おそらく中米を両天秤にかけるような外交姿勢を揶揄したものと思われる。

 詳しくはウィキペディアを参照願いたいが、李氏朝鮮の君主(のち、大韓帝国皇帝)の何某の妻にして、親清(実質的には傀儡)である義父大院君との宮中権力争いの過程で「事大主義」を体現した人物である。具体的には、日清戦争の結果をみて日本にいったん擦り寄るが、三国干渉の日本の反応をみるやあっさりと親ロシア帝国へと姿勢を変える。

 ロシア帝国は強国であり、日本としては怖い。当時の日本の安全保障方針は、ロシア帝国の南進を朝鮮半島の北緯39度以北に抑えることであった。これは現在の軍事境界線である北緯38度の間違いではない。北緯39度であればソウルからの距離もある程度確保でき、朝鮮半島の狭隘部(東西方向が狭い部分)を境界とできることになるからだ。北緯38度と較べて防衛上格段に有利なのである。が、当然ながらロシア帝国はそのような日本の要求など一顧だにしない。ちなみに、日本の敗戦後に朝鮮半島は南北に分断されるが、「北緯38度で分割する」という米国のリアリティの欠如にソ連は笑いを抑えられなかったろう。

 結局、閔妃の親ロシア帝国への姿勢転換が日露戦争勃発の種を蒔くことになる。

 究極的に、「事大主義」とは「どこの属国となるか」という選択に過ぎない。本エントリで李氏朝鮮という国にほぼ触れないことには意味がある。朝鮮半島の政権が事大主義をとった時点で、その政権は当事者能力を捨てるということなのである。「朴大統領は現代の閔妃」という表現の含意は、韓国に関する問題は韓国抜きでしか解決できないということだ。これは韓国という国に対して大変失礼な言説ではあるが、歴史に照らせば至ることが避けられないひとつの帰結なのだ。

 「あなたは何が望みなの?どうしたいの?」は社会人になれば、社会的に大人になれば常にさらされ続ける問いかけである。主体性は大人なら持つことが当たり前のように求められる。旗色をはっきりさせること、はっきりさせることをできる人は、それが社会的に許容できる主義主張である限り尊重される。日本人は主体性に乏しいとの言説が昔からあるが、それは1/3程度は正しい。だが、「他者と違わないこと」を尊ばせるというヘンテコな教育が為された時代にあっても、主体的に「他者と違わないこと」を選んだ人達も多い。そういう人達はそれでも頭ひとつ以上抜けていく。所詮今日までの枠組みは、明日には古くなり、見直されるべき枠組みに過ぎないからだ。

 「他者と違わないこと」は実は大変だ。周囲の他者が皆ひとつ上のステップに進んだ時、自らもステップを上げなければならない。つまり、「他者と違わないこと」は時に切磋琢磨を個々人に要求する。日本の一種の特殊性、「空気を読むことにより」いつの間にか行動のベクトルが揃い、凄い力を発揮することがあるという状況は、上手く回っている限りは強み以外の何物でもない。全体のレベルが一緒に上がるのである。

 もちろん、その際には「誰々が~」なんて言い訳は通用しない厳しさも伴う。手に職をつける、道を究める或いは一芸に秀でるといった「日本的オンリー・ワン」の思想は、「他者と違っていてもいい」という意味ではなく、「他者と違わないこと」以外にも価値があることを他者に認識させるという一種の力技だ。新流派のひとつも興せなければ、「日本的オンリー・ワン」の尺度では撥ねられてしまう。単に「オンリー・ワン」のみで是とする言説はつまらない。「他者と違わないこと」だけにも既に汲々としている我々凡人は、「他者と違うことを是と知らしめる」ために如何なるパワーが必要かを皆当たり前に知っているのである。ダイバーシティ(多様性)の許容が叫ばれる今日にあっては、まず主体性が伴っていることが前提だ。主体性のないままでは、まさに悪い意味での「ガキ」のままでは、他者から尊重される対象ともなれないのである。一目置く人がいる、という感性の持ち主は、やがて他者から一目置かれる人となり得るだろう。つまりはそういうことだ。

 閑話休題。

 はたして「朴大統領は現代の閔妃」となってしまうのか。

 もしそうなれば、韓国は歴史を知らず、発展を知らず、恥を知らず、独立を知らず、主体性を持たず、愚民のみを育て、棄民を生み、恩を忘れ世界に仇のみ為す存在となる。

 日本も含めて、みんな今一度歴史をじっくり振り返った方がいい。

映画「宇宙兄弟」をTVで初めて観ましたよ。

 TV画面ながら映画のマジックの一部なりともを体験、撮影の上手さが光る幸せな作品。

 画面の締り具合はまさに映画のそれ。ストーリーのシリアスさをきっちりと支えるだけでなく、ストーリーに映画的リアリティを与える重要な要素だ。

 照明も上手いなぁ~と思って観ていたが、2ヶ所ほど「あれっ?」ってなっちゃったのはちと残念。映画のマジック(嘘)にどうしても気付かずにはいられない瞬間だ。詳しくは触れないけど、あのカット(映画的嘘)の次にあの影は.ないよなぁ…ってのがひとつ。3DCGをやってる人はすぐに分かると思うよ。実現が大変なのは承知なんだけど、多少画面が暗くなっても良いからそこは影のエッジがぼけてなくちゃ、映画では一度ついた嘘はつき切らないとね。

 あと、「燃料搭載量=最高速度」という観点からは月ロケットであの小ささはないよなぁ、月到着まで何日かかることやら…これは、元宇宙オタクのグチですね。打ち上げ直後の加速は確かに結構大きいようにも見えたから、そこはそれって感じですかね。

ドイツのチャレンジとウクライナ - 続:ウクライナ抜き

 ドイツエネルギー事情について、公開資料ベースで調べてみた。明らかになったのは、2013年の二酸化炭素排出量が2012年より10%以上増えていることだ。原因のひとつめは原子力発電シェア低下、ふたつめは石炭火力発電のシェア拡大である。

 この石炭火力シェアの拡大は、ロシアに頼らざるを得ない天然ガスや石油による発電シェアの縮小の裏返しとも言える。一時期は40%を超えていたドイツ発電シェアに占めるロシア産燃料の比率は、2013年には30%弱まで下がっている。

 石炭火力の燃料としてのコスト競争力は依然高い。特に不純物の少ない良質な石炭のニーズは今も高い。北朝鮮の中共への主要輸出品が良質な石炭であることは有名だ。

 反面、良質な石炭とはすなわち純度の高い炭素ということであり、酸化反応である燃焼によって発生するのは炭素酸化物ということになる。つまり、燃やした分だけきっちりと炭酸ガスが発生する訳だ。石炭の発生エネルギーあたりの炭酸ガス排出量は、ざっくり天然ガスの倍である。ただし、天然ガスが同じ地球温暖化ガスであるメタンを含む事を考えると、地球温暖化に対する影響を単に炭酸ガス量だけで判断し、石炭を一方的に悪者にすべきではない。

 シェールガス革命などと言うが、革命とは採掘技術の発達によってコスト競争力を得たということに過ぎない。シェールガスの採掘、燃焼にはメタン排出が避けられず、地球温暖化、広くは地球気候変動はのインパクトはむしろ石炭よりも大きい可能性が指摘されている。

 それでもドイツのチャレンジは続く。

 太陽電池の価格は中国製品の登場で一度は低下したものの、続いて起こったことは太陽電池メーカーの過激なまでの淘汰であり、ついに今月には中国太陽電池メーカーが債務不履行(デフォルト)を起こすに至る。鉄鋼、レアメタルもそうだが、中共企業は市場を散々に荒らしておいて結局自滅もするという困った振る舞いが多い。

 一技術屋の判断として、現行の太陽電池技術の延長上には薔薇色の未来はない。発電効率が少なくとも4倍になるような技術的な跳躍が必要だ。これが実現できれば、本当の「革命」までもう一歩だろう。蓄電池技術も未だ「革命」には届かない。

 意外なところから両方の革命を一気に為し得るような大発見とか出てきたりして…ちょっとこれはファンタジーかもね。

2014/03/15

ボールは韓国

 ナイキはKリーグにボールを提供しないが、ボールは今完全に韓国側にある。

 日本は韓国に会談のために人を送り、「河野談話」をモラトリアム状態とし、どこに一線があるかを明確にしたやに見ゆる。朝鮮日報は「土産も持たずに首脳会談をねだる日本」と報じたが、この上から目線具合は実に気持ち悪い。

 最も韓国は日本に「友情」なんて求めていないようだし、それが分かった今となっては日本が「友人」として振る舞う必要はないと信じる。まぁ技術情報は欲しいんだろうが、不当な手段で入手したとなればそれなりの報いを受けるのは当然だ。

 で、ある人に言わせると「河野談話」は示談書(和解契約書)みたいなものなのだという。個人的には納得できる解釈であり、この観点からは談話の表現に韓国の筆が入っているのも当然かと思う。

 問題の本質は、韓国政府が「和解内容」を(日本から見て明らかに)反故にしたことにある。「河野談話」の見直しの機運は、和解の反故とはやや別の文脈、韓国政府がそれを「利用」し始めたところに起因する。ここは明確に、論理的に、「分かる人には分かるよう」に分けて考えておく必要がある。

 これら一連の不愉快な展開から得られる教訓は何だろうか。

 「小中華思想」だの「儒教社会」だの相手の側に原因を帰するのは簡単だが、それこそ相手と同レベルに落ちるのは恥知らずにも程がある。大事な点は、「河野談話」に関して報道などでさっぱり語られないとある点にあるのではないかと思うのだ。

 それは、「河野談話」に対して、当時の韓国政府が公式にどのような見解を表明したかだ。

 「河野談話」は一国の重要ポストに就いていた人間による国の見解表明であり、間違っても無かったことにはできない。それは今だって変わらない。当時の韓国政府の見解を知らない段階でこういうことを書くのは気が引けるが、当時の日本政府の失敗は、韓国政府に「和解内容」を公式に認める見解を表明させなかったことにあったのではないかと思う。もし、日本側の談話に対して、韓国側に

「謝罪は『河野談話』で終わった、賠償は日韓基本条約等で解決されている。これで韓日の新しい関係が始められる。」

と公式に宣言させておけば良かっただけだったんじゃないだろうか、ということだ。つまり「外交的失敗」が教訓ではないか、ということである。

 一連の韓国政府の主張は論理性に極めて乏しい。昨今の「纏声塵語」とどっこいどっこいの低レベルだ。加えてリアリズムもなく、実益性という観点からは中共のえげつないまでのそれとは雲泥の差を遥かに凌ぐ差がある。

 真偽は不明だが、ナイキ本社は「韓国人立ち入り禁止」だと聞いた。その原因が聞いた話の通りなら、ナイキがKリーグに関わろう筈もないことは至極当然の成り行きだ。

 ナイキはKリーグにボールを提供しないが、ボールは今完全に韓国側にある。それすらも直視しないのか、それともできないのか。河野談話見直しのモラトリアムを米国政府は歓迎するだろう。それは韓国政府にとって、米国政府から日本が研いだナイフを喉元に突き付けられたようなものである筈だ。もし米国の歓迎を自らの勝利と見做すならば、韓国政府はリアリズムを完全に欠く。

 「追いつめられた」、というのがおそらく今の韓国政府のリアリティだ。

 親書を受け取らないで返送するなど、最低限の外交プロトコルも守れない国であることを全世界にさらし続けている場合じゃないよ。いや、平和時の外交プロトコルではあり得ない対応ということは、実は交戦状態のつもり?

 日本政府による「河野談話見直しのモラトリアム」によって、「靖国カード」に続いて韓国政府は外交カードをまた一つ失ったと言えよう。むしろ日本側の外交カードになったと見做してよい…その筈なんだけどね。

2014/03/14

○声○語は本当に終わり?

 ここんとこは本当に、論理なし、品位なし、まるでテンプレままでオリジナリティもなし。

 原発がらみは突出して酷く、陳腐な視点と論旨の薄っぺらさ、さらにそれを変形しつつ反復し続ける様は「ダサい」という表現すら誉め言葉となろう、上から目線テンプレすらも超えていない。

 「決めつけ」「結論ありき」で書きながら、その出発点であり着地点でもある前提が借り物だったり薄っぺらかたりするから論理性なんて宿る筈もない、という状況なのではないか。論理性を宿らせられない段階で、書き手や編集者は前提が変だとは思わないのか。

 論理性という観点からは2199よりも酷い、と書けば、私がどのくらい酷いと思っているか伝わるだろうか。

 昔はけっこう唸らせられたものだが「○声○語」には。最近は、劣化というレベルではなく、大事な何かが失われている。まず品位がない。

 「書き写し」なんて時間の無駄、真似したら駄目になっちゃうよ。入試に出たら、合格してもその学校に行くのは止めよう。

 だらだら当てこするのではなく、刺せ。

2014/03/10

СОЧИ2014ですねぇ、再び

 ソチ2014パラリンピック絶賛開催中ですが、TVなんかの報道は薄い、薄いですねぇ。

 オリンピックもそうだったのですが、結果と進捗状況確認ならば公式ホームページを見れば分かる訳で良い時代になりました。TV報道については「薄い」、なんて苦言めいた事も書きましたが、真意としては駄目々々コメンテータの駄目々々発言を無くせば良いんですよ。コメンテータのための時間と金を「事実」の報道に当てて欲しいと思う訳です、バラエティじゃないんだから。

 とか言いながら、今日の某番組での”代理の”コメンテータは開口一番から切れが良くて笑ってしまいました、これは誉めてます。どーでも良いことしか言わない(言えない?)レギュラーコメンテータなんて切っちゃってずっと”代理”でいきませんか、是非。

 さっき確認した時点では、金メダル1つ、銅メダル2つと日本のパラリンピックアスリート達も結果を残しているようで何よりです。メダル数トップはダントツでロシア、日本は5位で、現在色々と大変なウクライナが3位です。

2014/03/09

某国のイージスさんは怒っているのか、とか

 海外のサイトも含めて現在は40ぐらいのニュースサイトを常に巡回している。ヘッドラインだけ流し読みする場合も多いが、だいたい3日で一巡するペースで目を通している。それとは別に10ぐらいのYoutubeチャンネルも巡回している。その巡回先のひとつが「某国のイージス」さんのYoutubeチャンネルだ。

 今日、某国のイージスさんが「【お詫び】ご迷惑をお掛けして御免なさい」というタイトルの動画をアップした。この動画の内容やコメントに対しては色々思うところがあったので、その一部なりとも書いておこうと思う。

 かつてこのような言葉を本で読んだことがある。

 「最大級の怒りは抑制される。」

 「本当に怒っている人は他者からは怒っているように見えない」という意味だ。

 「心の底から怒っている時ほど人間というのは冷静に見える」ということで、一つの解釈は「怒ることに明確な理由があり、それが自覚され」かつ「自分の中の倫理規範に照らして、その怒りが妥当であると判断できた」状態での怒りは本物だが、そのような過程を経ているが故に外からは冷静に見えるというものだ。「カッとなって」なんて表現される怒りとは本質的に違うものだ。

 実は「本当に怒る」ことは難しい。

 「その怒りが妥当か?」という疑問を常に自分に問いかける癖をつけると、私の場合はまぁ90%ぐらいの怒りは消えてしまう。あくまで主観だが、某国のイージスさんの動画は全般的にこの種の「抑制され、厳選された怒り」に基づいているように思う。それに加えて自分の声で語られることが某国のイージスさんの動画をより魅力的なものにしていると思う。

 では「本当の怒り」はどのように表現されることになるのか?

 私の場合はほぼ「笑い」で表現される。文字通り笑ってしまうのだが、ここで止まってしまうのがおそらく私の限界かと思う。表現者たる者は、その怒りを例えば「『ユーモア』に昇華」し、「怒りの本質」を他者へ伝える。歴史的にも「本物の怒り」が「ユーモアの形」で表現された例には事欠かない。しかもその「ユーモアが内包する切っ先の鋭さは半端じゃない」ことが多いものだ。

 「風刺」とは本来そういうものだろう。余りの切っ先の鋭さを前にして笑うことしかできない、というのが本当の風刺じゃないか。「風刺」を「風刺」たらしめるには送り手と受け手の共犯関係が必要だ。送り手も受け手も「ユーモアの形で表現された怒りの背景を知っていなければならない」、「ユーモアの形に置き換えられた怒りの本質を理解していなければならない」。が、風刺にあっては「怒りの本質を決して口にしてはいけない」。

 ナチス台頭期のナチスに対する新聞風刺画の容赦の無さ、秘めた切っ先の鋭さには驚くものが多い。が、それらが風刺する先がどれだけ読者に伝わっていたかは心もとない。昨今の新聞やTVの風刺画のユーモアレベルの低さは、むしろナチスの「分かり易く、聞き手の耳に心地よいことを伝え、上げ足取りも辞さない」プロパガンダ手法に近い。共通項のひとつは「結論ありき」であり、それがどのような結果をもたらすかは現在進行形で体感できているだろう。私にとってはマスコミの
「風刺の形態をとった上げ足取り」は苦痛でしかなく、「世論操作」の意図を勘繰ってしまう。かつての幾つかの戦争が世論と新聞の強力な後押しによって引き起こされたという点は、多少なりとも歴史に興味のある人は否定しないだろう。

 某国のイージスさんの件の動画に戻ろう。これは「怒りそのもの」ではなく「怒りの本質を口にしている」という意味で「風刺」ではない。だが、「怒りの本質が語られる」が故に「抑制され、厳選された怒り」の内容、切っ先の向かう先は明確だ。一部コメントがその辺りの機微をすっ飛ばしてテンプレ的なのがとても、と~っても残念ではあるのだが、ここは某国のイージスさんの「おっとなー」ぶりを見習って欲しい。「レベルにばらつきがる状況下」では、揃えていくべきレベルは高い方であって低い方でない筈だ。そうやって皆で「おっとなー」になっていこうじゃないのさ。

 さて、「『ゴキブリ』の例えに対するKさんの反応」については、やはりいったん一歩引いて捉える必要がある。
  1. 単に上げ足取りである。日本において「ゴキブリが一匹いれば…」は単に「氷山の一角」と同じ意味の定型表現だ。しかも「氷山の一角」という表現であってもポジティブなニュアンスはない。これを知った上で「ゴキブリ」の部分にだけに反応したならば、それは確信犯的な上げ足取りに過ぎない。
  2. 「ゴキブリが一匹…」という定型表現があることを知らない。これは一種の文化の衝突だ。ただし、「ゴキブリに例えられることがネガティブな意味を持つ」文化に属していない人はそういう反応はしない筈だ。「ゴキブリって何?」では例えそのものが理解できないからだ。
  3. あはははははは、これは書いちゃいかんよなぁ。何も言い訳効かんもんなぁ。
敢えて「いったん一歩引いて捉える必要がある」と書いてそれをやってみる…これが私のユーモアレベルの限界なんだよなぁ…

2014/03/05

ドイツのチャレンジとウクライナ

 ウクライナ動向の進展が余りに早く、なかなか追いきれない。ここまではロシアの手際の良さ、準備万端ぶりが際立っている。これがエントリタイトルの「ウクライナ」の部分だ。「ドイツのチャレンジ」とは「脱原発と再生可能エネルギーの積極導入」のことだ。主観だが、敢えて「チャレンジ」と呼ばせて頂きたい。

 ウクライナに対するロシアの動きに対して、日本は相対的にソフトな対応をこれまで取ってきている。これは安倍内閣となってからロシアとの関係改善を積極的に進めてきた経緯を踏まえれば理解できる。だが、今回ばかりは日本よりもソフトな、と言うか非常に慎重な態度を取っている国がある。

 ドイツだ。


 今日はドイツに関して興味深い2つの報道があった。一つは上述の対ロシア姿勢についての記事、もう一つはドイツ国内企業の自家発電導入が急激に進んでいるという記事だ。企業が自家発電設備を持つ理由は、電気料金の大幅な値上がりにある。ドイツでは太陽光発電を中心に再生可能エネルギーの発電分野への導入を進めているが、「再生可能エネルギーの採算性確保」のための国からの支出が電気料金に上乗せされている。ついに「自家発電の方が経済的」というレベルまでドイツ国内の電気料金が上昇してしまったということなのだろう。

 で、これからは推定なのだが、企業が投資する自家発電設備の燃料は何だろうか?価格だけで判断すれば、「ロシアからパイプラインで供給されている天然ガス」以外は有り得ない。つまり、ドイツ国内企業の活動はどんどんロシア頼みになっていくということだ。ロシアは「パイプラインのバルブを閉める」だけでドイツに圧力がかけられるようになる、いや既になっていると言って良い。

 ドイツの総発電量は国内需給を賄うに足るレベルにある。が、価格が折り合わなければ企業は使ってくれない。さらに高くなれば買い手が付かず輸出もできない。この種のアンバランスの発生は予測されていたことであり、それ故に「チャレンジ」なのである。

 東欧諸国が原子力発電の導入を検討するのも、根底にはロシアへのエネルギー依存がある。ロシアの圧力にさらされ続けるのも、周辺国から高価格の電力を輸入するのも、エネルギーセキュリティや自国生産品の価格競争力確保の観点からは望ましくない。

 韓国が電力会社を実質的な破綻状態に追い込んででも電力価格を低く抑え続けているのは、やはり自国製品の価格競争力を維持するためだ。だが、これは国と国内企業がチキンレースをしているようなもので、内需拡大が無いまま輸出依存度の高い経済状態が続けば破綻は避けられない。

 ドイツは内需の維持、拡大のためにも企業の自家発電設備の導入が避けられない。高い電力料金に甘んじれば輸出競争力を失い、ひいては内需が縮小するからだ。故に、企業の自家発電設備の導入は基本的に正しい。が、企業が使わなくなることによる更なる電力価格の上昇があれば、それは一般家庭の家計を圧迫、内需を冷え込ませる要因ともなる。加えてロシアからの天然ガス依存度が上昇すれば、それだけ国としての主体性や経済政策の自由度が下がってしまう。

 現在のウクライナ周辺状況は予断を許さないが、その距離故もあって日本に居ては危機感を感じることはないだろう。が、経済やエネルギーセキュリティの観点から見ると、色々な国の対応の中に様々なサインが見え隠れしている気がする。

 では、戦争は起こり得るのか?

 経済の観点からはノーだ。どの国にとっても割が合わない、少なくとも現時点では、だ。

 ロシアの望まぬ形で誰かが天然ガスパイプラインに手を出したら?

 そうなったときはどう状況が転がるか分からない。

2014/03/03

インドネシアの製鉄所で爆発!?

 嫌韓だとか反韓だとかとは別の観点、つまり一技術屋としてびっくりした話。

 韓国・ポスコ社が現地法人との合弁で立ち上げた製鉄所がある。昨年末に炉の火入れ式を盛大に執り行ったものの、すぐにトラブルで操業停止に陥った、ということだった。原因は高炉の破損…ということで、報道を信じる限りは設計レベルの問題としか思えなかった。ポスコ自体からの公式のニュースリリースも無く、「実際のところどうだったんだろうね」という思いを持ったまま仕事に忙殺されていたのが実情だ。まぁ、ニュースリリースが無い時点でポスコは当事者能力が無いことが露呈したと言える。

 ちなみにポスコの株価は上記の報道を受ける形で急落していた。

 今日、久々の休日にいろいろとネット上をふらついていると、なんと先週辺りに件の製鉄所で爆発事故が発生していたことが判明。しかも、爆発の原因が水蒸気爆発ではないかという報道内容に絶句。これが事実なら、余りにレベルが低いっつーか一技術屋の想像を超える当事者の想像力の無さだ。

 具体的には、先のトラブルで高炉内に固まったまま残っていた鉄鉱石を再熔解させるため、高炉をまず作動させた。この時点で既に事故は約束されたようなものだ、エンジニアとしては常識を逸した判断としか言えない。次いで熔解した鉄鉱石が高炉内にあった水と接触、急激な水の沸騰で高炉の外壁が破壊されるような高圧力蒸気の発生を招いた、というものだ。

 水蒸気爆発は実はそう簡単には起きない。が、起きるとその威力は半端じゃない。だから、蒸気爆発発生の可能性がある場合、如何に起きる条件を回避するかに金や技術をつぎ込む必要がある。いや、そもそも水蒸気爆発が起きる可能性が想定されるようなことは、はなっから選択肢としてはいけない。割に合わないのだ。

 一度、製鉄所内のトラブル対策を受けおったことがある。対象は周辺機器だったのだが、何度か製鉄所にも立ち入る機会があり、製鉄設備の規模感は身体が覚えている。その際に製鉄会社の方に教えてもらったことのひとつが、「いったん動かした高炉は絶対止めない」ということだった。高炉を止めるのは二度と起動しないことが大前提で、止めた高炉の復旧は新規に作るよりたいてい高く付くとの話だったと記憶している。間違っても正規の停止手順、つまり再起動を前提とした対策を含めた停止手順を踏まない限り、再起動は有り得ないということだ。

 さて話をインドネシアの製鉄所に戻すと、爆発は2回発生し、貯蔵していた燃料であるコークス(石炭)にも引火、周辺設備もかなりのダメージを受けた模様のようである。手間や金を惜しんで危険行為に手を出し、更なる損失を出したとなると本当に笑えない。もし危険行為であることを認識していなかったとなれば、もはや底抜けの××としか言えない。報道を信じる限りは爆発や火災に伴う人的被害は無かったようだが、その限りにおいてのみ笑いモノになることはできるだろう。

 翻ってアラブ首長国連邦の原発は大丈夫なのか、事故時にはそのものズバリの水蒸気爆発のリスクもあるのだが。ちなみに別エントリに書いたことがあるトンデモ韓国製品はポスコの系列会社によるものだった。

 何れにしても製鉄所が操業できていない時点で相当な経済的損失がインドネシアで発生している筈である。アラブ首長国連邦の原発プロジェクトでは、損金が発生した場合の負担先は韓国政府、つまり韓国国民の税金だ。このプロジェクトではどうなってるんだい?

2014/03/01

ビットコインって分かってる?続

 TVでMt.GOXの報道。アンカーもコメンテーターもやはりビットコインを全く理解していない。

 先のエントリで触れたコメンテーターはそれでも「正論」は吐いた、ピント外れで説得力が全く無いにしてもだ。今日のコメンテーターは「こんな噂がある」とかもうどうでも良いことばかりしか言わず、挙句には「噂」を山車に固有名詞まで口にする始末。そんなにアレを悪者にしたいのか、と勘繰りたくもなる。きっと知識も興味もないんでしょう。

 このコメンテーター、一時期別の番組に頻?に出てたけど、ホントにしゃべる内容が空疎で説得力がなかった。「ウィキぐらい事前に読んどけよ!」って突っ込みたくなるようなレベルって書くと上手く伝わるかな、この感覚。「一般教養も無いままに聞きかじりレベルの知識を積み上げたって駄目でっせ」、という生きたサンプルにしか見えないということ。

 プルタルコス曰く、「知性とは、満たすべき器ではなく、常に灯し続けるべき炎である」(うろ覚え;汗)

 出自からしてオベンキョは良くできたんだろうけど、「分かってない」ってのは割と簡単に視聴者は気付くものだと思いますよ。こんなの持ち上げてた、或いは持ち上げてる人は「人を見る眼がない」、当然「報道なんて仕事をやっちゃいけない」んじゃないかと本気で思い始めてます。「報道番組こそ双方向性が必要、それをやるだけの覚悟や自信がないなら下らないバラエティでも作ってなさいよ」、と声をにして言っちゃいましょう。

 「噂」に「勝手に尾ひれを付け」て「公共の電波」で「根拠も無く他者を悪者呼ばわり」

一度やったらやめられないわな。