「音楽の計画」は言わずと知れたYMO/坂本龍一氏/ピーター・バラカン氏の曲。面白いカバーとかないかなとiTunes Storeで3ヶ月に一度ぐらいは思わず検索してしまう大好きな曲のひとつ。ただ昔の彼女に言わせると「私の音楽の趣味・嗜好はかなり変」らしいので、そこは勘案ヨロシク。坂本氏+トーマス・ドルビー氏の"Exhibition"は実につまらない曲だけど、坂本氏のやったことは面白がれる得な嗜好なのですよ。いずれにしてもサザンは歌謡曲だよねぇ。
8月発売なので完全に「遅ぇーよ」ってタイミングだが、石山正明氏のカバーが実にツボ、ここ2日のPC作業中のBGMは完全にこの曲のみ。"What's the plan?"のところのヴォイスのメロディーラインの変更と曲のラストの余りにあっさりした処理は個人的にはちょっと不満があるが、それら以外は本当にツボ。まさにMusak的な使い方で申し訳なく思いつつも、本家YMOが自曲のそのような評価や側面を面白がったり、逆手に取ろうとした節があるのも事実かと思う。
曲はほぼ完全にグレー、周囲は半透明の白で覆われているため視界は明るい灰色でほぼ飽和。昔から音楽は視覚化しても認識しているのだが、波形が色に、さらに非整数倍音の量が色の透明度や輝き具合に、整数倍音の量が色の鮮やかさに変換されているみたい、というのが大昔にシンセをいじっていたころの経験則。残念ながら音程は視覚化できないが、シンセの音色編集には実に直観的で便利な脳の機能、歳を重ねるにつれて空間分解能が下がってきているのはちと残念ではあるが。グレーということはまず整数倍音の割合が多めということのよう。ベル系の音も重ねられているが、非整数倍音が多めのため透明度が高くて輝きのフレアもか細いため、ベースの若干緑がかったグレーの上に色を重ねるに至っていない感じ。
アルバム「Ymo Rewake」が本家に全く肉薄できていなくて(え、そんなこと目指してないって?なら聞く価値もないでしょう。)ガックリだったが、これでかなり救われましたよ。
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