2015/03/14

PCをアップデートするよ!

 これでも8年前まではPCは自作していた。コンバット・フライトシミュレータとかやっていたから、今で言うところのゲーミングPCでも上のレベルの性能を追求した。CPUのオーバークロックは当たり前、CPUを買うにも製造番号(同じCPUでも製造工場によってオーバークロック耐性が違っていたりしたから)までチェックしていた。

 が、歳をとってゲームをしなくなり、また自作することによるコストメリットも薄れて来たあたりで「DELLで良いや」って感じになってしまった。今使っているPCはDELLのデスクトップで、7年間以上トラブルらしいトラブルもないまま現在に至っている。欠点と言えばハードディスクのデータ転送速度が元々低かったことで、メモリ増設である程度はカバーできたもののボトルネックであることには変わりない。ちなみになぜDELLかと言うと、「DELLは10年後もPCビジネスをやっている」という根拠無き直観に基づくもので、少なくとも8年は直観通りだったということだ。

 さて、車もそうだったのだが、それなりに高価な買い物は私の場合はほぼ間違いなく「半ば衝動買い」である。「半ば」という意味は、「欲しいっ!」という衝動には一切応じないが、「買うなら今だ!」と言う自分の直観(ゴーストの囁き?)には素直と言う事だ。まず「欲しいっ!」があって、それをいったん忘れて、然るべき時期が来れば虫の知らせのように「買うなら今だ!」という精神状態が突如やって来る。大抵は3~4年忘れている。

 今回のPC購入の決断も、と言うか決断すらしたのかも怪しい。会社で仕事中にふと「さぁ、PCを更新しよう」と思い、退勤後に自宅でDELLのサイトにアクセス、15分ほどで購入手続きを終えてしまった。今頃は太平洋上を日本に向かっている筈である。購入モデルの選定では、SSDドライブを使うかどうかと搭載メモリサイズの2点だけはちょっと悩んだが、それも本当にちょっとだけ。何故ちょっとかと言うと、事前に何も調べていないんだからそもそも判断基準が無い訳で、悩むこと自体が無理なのである。

 こんな調子なのだが、後で色々調べてみたらなかなか自分のニーズにマッチした構成になっているのがある意味恐ろしい。と言うか、私の人生は万事そういう感じなのである。ちなみに購入モデルは何かのキャンペーン対象品で(在庫処分扱いとは別。おそらくホビーユースには値段が高く、プロユースには性能が不足、かつDELL内のゲーミングPCブランドAlienwareとも構成が被るので売りにくい商品なのではないかと邪推)、CPU価格以上の値引きというオマケ付きだ。

 新規PCへの要求は、まず(ホビーユースの範疇で)長整数及び倍精度浮動小数点演算速度が高いCPUを搭載し、周辺機器がその足を引っ張らないことである。この要求は主に2つのニーズに対応している。

 一つめのニーズは、DAWであるCubase使用時の私へのストレスを下げること。

 使った事の無い人には分からないと思うけど、DAW起動中は常にCPUに一定以上の負荷がかかっている。音楽製作ツールであるDAWはリアルタイム音響生成・合成処理が基本で、アプリ操作者の操作に即座に反応する必要がある。リアルタイム処理という点ではソフトウェアシンセサイザーも同じで、それなりにつくり込んだデータをCubaseにロードしただけでCPU使用率60%は当たり前となる。CPU負荷を下げるため、これ以上は編集しない演奏データはフリーズ(演奏結果を音声データとしてディスクに書き出し、以降はリアルタイムの音声合成処理はせずに書き出した音声データを再生する)するのだが、ここでハードディスクのデータ転送速度が低いことが現行PCではボトルネックになっている。CPU使用率或いはディスクアクセス負荷の何れかが再生中に一瞬でも100%となると、ほぼ半々の確率でCubaseはクラッシュするし、場合によってはハードディスク上のデータまで破壊する。

 Cubase設計者も馬鹿ではないので、ハードディスクからの音声データ読み出しは巧みにスケジューリングされている。しかし、例えばPiapro Studio(ボーカロイド・エディターの一種)といったプラグインがどのタイミングでディスクからデータを読み出すかまではCubaseは知ることができない。故に、Piapro Studio上でボーカロイドデータにブレス音(息継ぎ音。ボイスバンクと呼ばれるボーカロイドの音声ライブラリには含まれず、独立した音声データファイルとして提供される)を追加した途端、クラッシュが頻発するといった状態になり得る。また、フリーズデータが大きくなれば、いずれリアルタイム処理に必要なデータ転送速度がハードディスクの最大データ転送速度を越えてしまうのも必然だ。

 上記のブレス音の件は原因究明まで時間がかかったが、色々と得るものもあった。代表的な知見は、「Piapro Studioではトラックにブレスが含まれている場合、トラックがミュート状態でもハードディスク上のブレス音データ読み出し処理をする」だ。Piapro Studioを使っていて、急にホストDAWのクラッシュが増えたり、再生時のノイズが増えたりした場合、Piapro Studio上でのブレスの使用を疑う価値がある。少なくともCubaseの場合は、ブレス音は音声ファイル自体をオーディオトラック上に置くか、Groove Agentなどのサンプラーのパッドに割り当てて使うか(大抵の場合、音声データはメモリ上にロードされる)の何れかにした方がクラッシュの防止という観点からは良い様だ。

 もう一つは、3DCGアプリであるLightwave3Dのレンダリング時間の短縮だ。レンダリングというのは、モデルを配置、照明やカメラを設定した後の「画を計算して得るプロセス」である。これはCPUの演算速度がダイレクトにモノを言う。

 現行PCのCPUはIntel Core2 Quad 2.66GHz(4スレッド=4並行処理)、現在太平洋上の新規PCのCPUはIntel Core i7 3.6GHz(4コア、8スレッド)だ。ネット上を調べると、同じデータを様々なPCやMacでレンダリングした際のレンダリング時間を互いに報告しあっている海外スレッドがあった。報告者の何人かはメールやメッセージをやり取りしたことのある人間で、カナダのVFX業界のフリーランサー達だ。さすがに飯のタネだけあって、彼らの使っているPC、と言うかWS(ワークステーション)の仕様は凄くて、8コアCPU×2=16コアはもはやお約束だ。しかも十中八九DELLだ。

 さて、フリーランサー達のWSでレンダリング時間40分のデータ、現行PCと購入PCで予測されるレンダリング時間はどうだったろうか?公平を期すためにOSはWindows 7 64-bit、メモリは16GB(新規PCのメモリ搭載量は32GB)のPCに絞って報告されているデータを集計してみた。結果は、現行PC相当の仕様のマシンで9時間~11時間30分、新規PC相当の仕様のマシンで2時間~2時間40分となった。ざっくり、1/3以下のレンダリング時間短縮が見込めるということだ。この差は実は大きい。

 もしあなたがサラリーマンなら、1日8時間程度は会社に居るだろう。現行PCで24時間かかるレンダリングを実施する場合、現行PCでは翌日にならないと結果が分からないが、新規PCなら出社時にレンダリングを開始すれば退社時に結果が確認できる。結果も見てミスを発見しても、細かなミスならば退社までにデータを手直しして再レンダリングしてしまえば、翌日の出社時には望む結果が得られているだろう。レンダリング時間の短縮はユーザーのワークフローの自由度向上に効くが、やはり1/2以下ぐらいまでは短縮されないと「劇的な効果」は得られない。

 Lightwave3Dではレンダリングに割り当てるスレッド数を制限できる。だからスレッド数は全スレッド数の半分しか割り当てないと言う様な使い方ができる。これまではレンダリングには全スレッドを割り当てていたのでレンダリング中はメールチェックぐらいしかできなかったが、新規PCではレンダリング時間を従来以下としつつ、レンダリングしながらも現行PCのフルパワー状態以上のCPUパワーが享受できると見る事ができよう。やっぱり両者の差は大きい。

 加えて、新規PCのCPUは十分な能力のグラフィックチップを内蔵している。

 3DCGのレンダリング処理は並列化処理に向いているので、やはり並列化処理に特化したグラフィックチップ(GPU)によるレンダリング演算はプロユースでは既に一般化しつつある。Lightwave3Dデータに対応したGPUレンダラーも既に存在し、レンダリング時間がCPUのみの場合の1/30以下という結果も得られている。つまり、Lightwave3Dが本格的にGPUレンダリングをサポートするようになれば、画面表示はCPUのグラフィックチップに任せ、「レンダリング演算専用のグラフィックカード(或いは一昔前のTeslaのような並列演算専用カード)」を挿す、なんて贅沢も可能となるんじゃないかなぁ…と思う。

 ちなみに新規PCのデリバリー予定は1週間後だ。来週の土日は新規PCの環境整備で潰れそうっすなぁ。

「平昌五輪共催」事案、報道まとめ

 国内都市とか、海外の都市とかは問わず、「平昌五輪共催」の声は今も挙がっている様で、本件は「真っ当な国なら」十分に事案と呼ぶに相応しいと言えよう。時の政権が潰れても驚かない(米国なら州)。

 「誰か経緯をまとめてよ」と思ったが、例え有ってもそこに辿り着ける保証がないのがネットの世界。ならば仕方ない、手抜きしつつ自分なりに経緯を見えるようにしておこうと思い立った。「手抜きしつつ」がポイントで、特定のメディアに絞って関連報道を時系列に並べてみようってだけなんだけどね。

 で、そのメディアの選定なのだが、韓国報道機関はまず無し。次いで日本だが、韓国報道機関よりも馬鹿っぷりが目立つ朝日新聞やここ5年ほどで経済音痴っぷりが弾けている東洋経済はもう考慮の必要が無いことはさておき、日本の報道機関では記事のカテゴリ分けが細かい事が多くて全体を一気に見渡すのが難しい。という訳で、カテゴリが「オリンピック」とざっくりとしたレコードチャイナから関連記事の見出しと報道日時をチョイスしてみた。

 では、過去に遡っていこう。 一応コメントを付けてあるけど、読めば分かる通りほとんど意味はない。同じことを何度も何度も何度も何度も言っていることが良く分かる。「ルーピー」とは良く言ったものだ。
  1. 2015年3月13日(金) 16時54分
    平昌五輪、やまない分散開催の声=「政府はどうしてそんなに強情なんだ?」「日本に助けを…」―韓国ネット
     金、金、金ですか。「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  2. 2015年3月12日(木) 16時24分
    「このままでは国が破綻する!」韓国市民団体が平昌五輪の分散開催を請願=韓国ネット「どう頑張っても赤字になる」「もう心配するのも疲れた…」
     金、金、金ですか。
  3. 2015年3月12日(木) 12時26分
    韓国平昌五輪、単独開催なら毎年18億円の赤字=韓国人は「日本との共催希望」、日本人は「日韓W杯の悪夢はもうたくさん」と冷ややか―中国メディア
     金、金、金ですか。「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  4. 2015年3月10日(火)
    13時31分 平昌五輪の分散開催「あり得ない」、組織委員長が発言=韓国ネット「しょうもないプライドのせいで…」、日本ネット「選手の安全は考えないのか」
     金、金、金ですか。一番可哀想なのはアスリートだと思うんだけどね。
  5. 2015年3月8日(日) 0時40分
    「平昌五輪を開催しても経済は成長しない」韓国の研究報告に、韓国ネット「日本と共催するのが現実的」、日本ネット「単独開催してください」
     金、金、金ですか。「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  6. 2015年3月6日(金) 13時6分
    韓国首相、平昌五輪の準備は「非常に緊迫した状況」=韓国ネット「誰が責任を取る?」「日韓五輪になってしまう…」
     あれ、ヨナニョンに責任取らせるんじゃなかったっけ?(~ニョンという表現の意味は私は知らないので念の為) それに「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  7. 2015年2月27日(金) 5時56分
    平昌五輪でも使用される競技場に安全面の問題、スキージャンプ競技が中止に=韓国ネット「怖すぎる…」「平昌五輪の半分は長野県でやろう」
     「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  8. 2015年2月23日(月) 15時11分
    韓国、平昌五輪の開催予算が1年で5倍に急騰!=「お金も能力も時間もない」「プライドを捨て分散開催にしよう」―韓国ネット
    金、金、金ですか。「金がなくても日韓共催にはしない!」って、No.13で既に終ってますがな。
  9. 2015年1月22日(木)
    0時57分 平昌五輪の分散開催はない!組織委「これ以上論議が起こらないことを望む」=韓国ネット「頼むから日本と共催して」「キム・ヨナに責任を取ってもらおう」
    組織委、「これ以上論議が起こらないことを望む」
  10. 2015年1月17日(土) 10時35分
    平昌冬季五輪、当初の計画通りに開催「分散開催なし」=IOC発表―米メディア
    「分散開催なし」=IOC発表
  11. 2015年1月10日(土) 12時18分
    韓国大統領府、平昌五輪の分散開催を改めて否定―中国メディア
    韓国大統領府、分散開催を改めて否定
  12. 2014年12月12日(金) 21時45分
    平昌五輪の日本分散はなし、韓国が改めて強調「遅すぎた提案だ」―中国メディア
    韓国、平昌五輪の日本分散はなし
  13. 2014年12月11日(木) 12時5分
    「金がなくても日韓共催にはしない!」韓国五輪関係者発言をからかう日本人―中国メディア
  14. 2014年12月10日(水) 1時34分
    平昌五輪組織委、「日本との共催、受け入れがたい」「共催強行なら五輪開催自体を辞退」―韓国紙
    組織委、「日本との共催、受け入れがたい」「共催強行なら五輪開催自体を辞退」
    誰も駄洒落なんか求めてませんから。やるならせめて「~自体を辞退する事態」ぐらいまではヨロシク。
  15. 2014年12月8日(月) 12時41分
    平昌五輪の一部競技、日本開催か=IOCが韓国に打診―中国メディア
     おそらくこの時点でIOCはまだ韓国と言う国とその国民を理解していなかったとしか思えない。
  16. 2014年12月1日(月) 15時33分
    韓国・平昌冬季五輪が日韓共催に?!IOC会長の提言が波紋招く―中国メディア
     そもそもの始まり。おそらくこの時点でIOC会長はまだ韓国と言う国とその国民を理解していなかったとしか思えない。

2015/03/13

それは気がつかなかった!!

 某巨大ネット掲示板のまとめ記事に爆笑。そうか、そういうことか!!
「日本は謝罪していない」と韓国人が怒る意味がやっと分かった

犬肉をプレゼントして、断食して、太鼓を叩いて踊り狂う これを日本人がまだやっていないからだ

国会の前で踊ってた在日たちにやってもらおう・・・ 日本人には無理だ
 絶対無理。

2015/03/12

SAN値、ピンチ!

 さて、駐韓米大使の災難後の韓国内での騒動が完全に意味不明。韓国の新聞記事も内容がめちゃくちゃ、大統領の言行もかなり変・・・っつーか、全部ひっくるめて普通じゃない。

 米大使もさすがに理性、正気が保てないのではなかろうか。

 まさに「SAN値、ピンチ!」では?

2015/03/11

メルケル独首相、来日

 実はドイツに対する印象はすこぶる悪い。勢い任せのエネルギー政策の筋の悪さとか、通貨ユーロに対する態度とか色々と気に食わない。Siemensも商売のやり方も気に入らない。Miniブランドの扱いも気に入らない。

 加えて個人的な経験もある。かつて「商用利用禁止」で公開した3Dモデルをとあるドイツ人が販売しようとしていたのをコミュニティメンバーが教えてくれ、私に味方した多数のコミュニティメンバーの圧力も借りてネット上の件のドイツ人の販売チャンネルを全て潰すということをやったことがある。要は、多数のサイトに対して私が「著作権の侵害の通知」や「権利保有者からの販売差し止めの請求」をメールしたということだ。著作権がらみとなると、真っ当な仲介業者の反応は速く、徹底している。「ウチでの販売数は0である」という書類のpdfを送って来た業者すらあったくらいだ。

 ここまでなら別にドイツ人だろうが関係なかったのだが、当人とのメールのやり取りで「日本人だろ?(先の大戦では)仲間だったじゃないか」と書いてきた時点で完全にキレてしまった。「それは件の話とは全く関係ない」ところに物凄く腹が立った訳だ。実のところ、冷静になれば「仲間扱い」に対して余計に腹を立てていたかも知れない。ナチスドイツは日本と交戦状態にあった中華民国(当時は国民政府)に武器輸出していたし、第一次世界大戦では敵であった。三国干渉はもとより、日露戦争に至る流れの中で当時のドイツの振る舞いは日本を利用する気満々だったようにしか見えない。

 朝日新聞デジタルの記事「『中国偏重』のアジア外交修正か メルケル独首相訪日で」は冒頭だけでも十分に胡散臭い。
メルケル独首相が9日、7年ぶりに日本を訪れる。ウクライナ情勢での連携や、日独経済関係の強化が狙いで、メルケル氏自身が「極めて重要」と位置づける肝いりの訪日だ。ドイツの東アジア外交はこれまで「中国偏重」が目立っていた。バランスを欠けばリスクになるとみて、東アジア外交の軌道修正に乗り出す意味合いがありそうだ。 
 70~80年代に中共と実質的にビジネスをやっていたのはドイツ企業ぐらいだ。例えば、フォルクスワーゲンはかつて中共では全くと言って良いほどブランド力が無かった。原因は、中共でタクシーが普及した時代、タクシーが全てフォルクスワーゲンだったからである。当時から中共に進出していたドイツ企業と中国共産党との関係には未だ不透明感がぬぐえない。

 理由は様々だろうが、某巨大ネット掲示板でも朝日新聞の報道内容についてはネガティブな反応が意外に多い。本当に「乗り換え」するとしても、「乗り換え」自体が多くの日本人には不義理や利己主義的に見えよう、中途半端に「バランサー」的な振る舞いをしようものなら拒絶する者も少なくなかろう。「何故今か」という点も色々と突っ込みどころがあるし、朝日新聞記事中の「ウクライナ情勢での連携」に至っては全く意味不明だ。現在のウクライナ情勢の原因に関与しておきながら、ドイツは問題解決へのコミットをのらりくらりとかわし続けている。日中、日露関係への干渉が狙いなら、まぁ、朝日新聞がそう報じるのも分からなくはない。そういう意味でも、少なくとも「今」のタイミングで日本がドイツとどうこうすることに問題点は多数見出せても、利点は全く見出せない。

 今まで日本を相手にしてこなかった国が態度を変えてきたとすれば、そこには表に出せない思惑もあると見るのが当然だろう。「ドイツには警戒すべきで、安易に信用してはいけない」というのがとにかく持論だ。「中共への圧力になるとでも思ってるのかな」ぐらいの認識で、さらっとあしらうのが「今」はベストじゃないかと思う。

2015/03/08

VOCALOID™4 Editor for CUBASE、4.1.0アップデータで最低ライン確保か?

 VocaloidEditor for Cubase(V4EC)用のアップデータ(バージョン4.1.0)が公開されていたので、試しにV4ECを再インストールしてアップデータを当ててみた。先のエントリで「V4EC使えねぇ!」と明言した手前、この手の人柱の役割も果たしておかないと片手落ち、と言うものだろう。

 アップデートで「使えねぇ」理由のツートップが解消されたので、取り敢えず暫くインストールしたままにしておくつもりだ。「使えねぇ」理由ツートップとは以下の点だった。
  • インストールすると、V4ECを使用していなくてもダブルクリック操作にCubase 8が一切反応しなくなった。これは完全に解消されている。
  •  V4ECを使用している(インストゥルメントトラックで使う)と、再生開始がワンテンポ遅くなっていた。つまり、スペースキーを押しても直ぐに再生が開始されなかったと言う事だ。この点も解消されている。
Cubase上の操作の快適性をスポイルするようなものは問答無用に「使えねぇ」が、4.1.0アップデータの導入で取り敢えず最低ライン(本来は至極当たり前である筈)の仕様は満たしたようだ。使い心地は...これからね。

このタイミングでのこの種の会社の迷走はヤバい

 就職してから20うん年、良くも悪くも世間の変化に疎い方の会社で、組織のいじり方も非常に保守的だった。これは決して悪いことばかりでは無くて、その会社の「それまで上手く回ってきた仕組み」には敢えて手を突っ込まないという側面があった。「人」こそが「力」、という考え方だ。

 が、来年度からの私の属する組織のいじり方は、と言うか、いじるにあたっての組織上層部の態度が、相当マズい。具体的なメッセージも無く、公表された内容にもメッセージ性は一切感じられず、まるで言葉遊びのような気軽さで、論理性が全く見えない。はっきり言って組織上層部の発言に「知性」が全くない。組織で言えばより上層と言える経営者層からのメッセージとの整合性も全く取れている様に見えない。

 又聞きの又聞きなので正確さは欠くのだろうが、某企業の組織を真似ることにしたらしい。ならば二つの問題を指摘しておこう。ひとつ目は某企業の組織を真似るなら、あの部署のトップがお飾りではいけない。年俸数億¥払ってでも、一日18時間は働く人を置かなければならない。仏つくって魂入れず、では失敗が約束されている。 もうひとつは、真似るらしい某企業も本会計年度(海外企業なので1月から)から組織を改編しており、既にその組織形態に見切りを付けている。つまり、他社が現代に沿わないとして捨てた組織モデルを今になって導入するという事だ。その組織モデルでは、「人」も「買う物」である。少なくとも、組織モデルと給与モデルが全く整合していないし、給与モデルと連携している個人業績評価モデルとももちろん整合しない。

 個人的には、近年、「経営者層からのメッセージ内容が明確で、メッセージ性も強くなってきて良いな」と思っていた矢先の事で、正直イラつくを越えて怒りすら感じてしまっている。本来最も理性的で有る筈の立場の人間が、「キーワードの意味を明示化すること無く」、「様々な物差しにそのキーワードをあてはめて良い悪いを語る」という滑り具合はもはや論評にも値しない。直ぐに周り人間がちゃんとさせてくれるだろうとも思っていたが、いつまで経っても状況は好転しない。私と組織トップの中間に位置するポストの人間も、下には「分からん」と言いながら上には何も言ってないんじゃないかと思わずにはいられない、見損なったぜ○○さん!

 正直、今の会社に入って、初めてこの会社に危機感を持った。優秀な若い人達から抜けて(転職して)行きそうで心底怖い。

地下鉄に乗るっ(萌voice)

 現在は北関東に住んでいるが、中学生までは関西文化圏を転々としたから、実のところあちらのなまりの「女声」にとことん弱い。はっきり書いてしまえば「初恋の女の子」を思い出すからだ。

 「遊びにい↗か↓へん↓?」「いつ↗も↓の↓とこやろ?」・・・もうあきまへん。

2015/03/07

無理やり論理的な問題として捉えてみよう

 さて、先月末の米国シャーマン国務次官の発言は、世界中の一国内だけに激しい波紋をもたらした。朝日新聞デジタルの記事では、シャーマン国務次官の発言について下記のように書かれている。
米国のシャーマン国務次官は27日、戦後70年の節目についてワシントンで講演し、「ナショナリスト的な感覚で敵をけなすことは、国の指導者にとって安っぽい称賛を浴びる容易な方法だが、それは感覚がまひするだけで、進歩は生まない」と語り、日中韓の指導者に自制を求めた。
まぁ、実に米国っぽい、多方面に目配せしつつツボを抑えた発言だと思う。が、さすが某国、反応が一味違う。読売新聞の記事「米次官発言は『日本が仕掛けた』…韓国与党幹部」によると…
【ソウル=豊浦潤一】シャーマン米国務次官が日韓の歴史問題をめぐる対立は韓国にも責任があるとの趣旨の発言をしたことに関連し、韓国の与党セヌリ党の羅卿●(ナギョンウォン)外交統一委員長は6日、ニュース専門テレビYTNに出演し、「日本が攻撃的な外交活動を仕掛けている」と発言した。
 シャーマン発言の背後には、日本のロビー活動があったと警戒感を示したものだ。
 韓国は、米大使襲撃事件で対米関係の修復が急務となる一方、「シャーマン発言をなかったことにしてはいけない」(野党国会議員)との声も根強い。羅氏は「(歴史問題で)実質的な結果が出るまで努力しなくてはいけない。日本は大変荒っぽい外交活動をしている。我々は防御が必要だ」と対抗心をむき出しにした。(●は王ヘンに媛の右のつくり)
 ふむ~。ここで「やっぱり某国は~」、「自己投影乙」といった反応は封じておいて、別の視点で二つの記事の関係を捉えてみよう。どういう事かと言うと、「某国の反応は、まさにシャーマン国務次官がやるなと言った反応ではないか?」という視点だ。

 これは相当に笑える論理構造と言える。わざとやってるとすれば、これはかなり通好みのギャグと言って良いだろう。ならば私は高く評価する。

 実際のところは、人の話を全然聞かない癖に身勝手な自己主張が強い、というはた迷惑な素が露わになっているだけなのだろうが。

出典不明だけどとっても分かり易い表

 表自体の出典は不明なのだが、数字自体は他のソースとも整合がとれている。とっても分かり分かり易いので貼っておこう。もちろん、これ以外にもソウルオリンピック開催時にも金の動きはあって、ODAも含めると日本が拠出したお金の全体額はもっと多い。

 ちなみに「日本がドイツの戦後賠償の有り方を見習う」と、一項目の「併合時のインフラ整備(にかかった費用の放棄)」はあり得ないからね。