さて、アップデート1.6やラストスタンドなどの評判はどうなのか?主に公式フォーラムなどを斜め読みしてきた範囲で触れておこう。
まずゲーム関連の海外ウェブ媒体での記事やレビューだが、公式の発表の引用と映画化の話ぐらいしかない。
評判や踏み込んだ内容の記事もレビューも無く、提灯記事すら見られない。Forbsなどでゲームの方向性について示唆に富むコラムも幾つも投稿しているPaul Tassi氏すらも、最新の投稿は開発会社Massiveがアバターフランチャイズのゲーム開発担当になることに対するものだ。この傾向はリリースから1年経とうかというゲームに対しては普通のことなのだろうが、裏を返せばディビジョンも結局普通のゲームでしかなかったという解釈でOK?
公式などのフォーラムでのメンバーの反応は極めて薄く、評判は良くも無く悪くも無い。
多い(或いは声が大きいメンバーの)不満は、ほぼ「PvPリバランシングの名の下に成された装備、武器の仕様変更によってこれまでのビルドが無意味になった」というものだ。斯く言う私もアップデート1.6での従来ビルドの劣化具合には完全に萎えた。私のビルドはアップデート1.4での各種仕様変更を最大限利用したものだったから、アップデート1.4を「良し」としたプレイヤーの多くが同じ目にあっていることは想像に難くない。換言すれば、アップデート1.6の内容はアップデート1.4の否定を多く含んでいるとも言える。実際、「アップデート1.6は極めてアップデート1.3的」といったフォーラムへの投稿は少なくない。
では「PvEerのビルド劣化はPvPリバランスによるコラテラルダメージか?」かと言うとそうでもないようで、ビルド劣化についての不満はPvPerを自称するメンバーの投稿にも見られる。PvPリバランス自体が上手くいっているのかについてのフォーラムでの評価はフォーラムへの投稿数から見る限りはトントン、ただし投稿数自体は少なく、「俺のビルドが屑になった!」の声どころか周囲の雑踏音にも埋もれかねないレベルだ。
ちなみに公式フォーラムへの投稿「Is it worth coming back to The Division now after 1.6?/アップデート1.6後の今、ゲームに戻る価値ある?」 内の投票結果は・・・
・・・「価値無し」が圧勝中。
Steam経由でのPC版のプレイヤー数変化にもネガティブな傾向があって、一般的にウィークデーで最もプレイヤー数が多いのは金曜日なのだが、今週は木曜日よりも少ない。これはアップデート1.6以降に久しぶりにログイン、プレイしてみたプレイヤーの多くが残らなかった可能性を示唆しているように見える。
あと、個人的に気になっているのはプレイヤーの入れ替わり具合と使用言語の変化だ。
最近プレイしたことのある人なら気付いていると思うけど、昨今チャットで使用される文字は簡体漢字、ハングル、キリル文字が圧倒的に多い。つまり中華人民共和国、韓国、ロシアからのプレイヤーが多いということなのだろう。私が言いたいことはプレイヤーの属する文化や国民性がどうこうではなく(もちろん割れ大国ばっかじゃねーか、でもなく)、チャットやレビューがほぼ英語であったリリース直後とは(少なくともPC版では)もうプレイヤーが入れ替わってるだろうという事だ。最近のSteamのレビューもこれらの文字を使用したものが大部分を占めるようになっている。公式にしてもRedditにしてもフォーラムでの使用言語は英語だ。となれば、英語を使わない/使えないプレイヤーの声はこれらフォーラムには反映されない。つまり、英語のフォーラムを読んでいるだけでは、プレイヤーの多くが持つ実際の考えは分からなくなりつつあるのだろう。
さる公式フォーラムの投稿に曰く、
さる公式フォーラムの投稿に曰く、
(ヨーロッパからだけど)いつも中国のサーバーに接続されるんだ。ラグが酷くてプレイにならないよ。助けて!これネタなの?それとも投稿者は本気でそう信じているの?ってぐらいなんですよ。
1.3の時代に否定されたプレイスタイルをまた繰り返したのが1.6ですね
返信削除ほらこんなに難しくしてやったよクリアできるならしてみろみたいな思想が透けてみえます
ナーフも含めてプレイヤーに不自由を与えることが難易度調整という勘違いも甚だしいアップデートですね
アーマーに頼らないビルドの多様性といいながら今は蘇生サポートステーション一択となり
なにも楽しくありません
早急にアーマーの復活とプレイヤー側のスキル、火力のてこ入れをしない限りオンラインユーザーは減り続けていくでしょう
一年たってかえすがえすも開発者の無能っぷりが勿体ないゲームというおちでした
読むだに涙が禁じられません・・・そうなのさ、そうなのよって感じです。打っても響かない開発は、結局誰も幸せにできなかったようで。
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