2026/03/08

beyerdynamic DT 270 PRO

 真面目な話、部屋に転がっている有線ヘッドホンの数が増えすぎている。まぁそんなこともあってイヤホンはともかくヘッドフォンを増やすのはもう止めようと心に決めて久しかった。が、beyerdynamic社のヘッドホンは1本も持っていないなぁ等と思っていた最中、DT 270 PROが出た。レビューの評判も悪くなく、価格は約¥2万円とモニターユースには良い塩梅だ。私自身はやらかしてるけど、モニターユースに¥5万以上もかけるのはやっぱりブルジョアちっくに過ぎる。

 結論から言うと音は良い、軽いのも良い点で使用頻度は高くなりそうだ。もちろん上記のような値段と用途での話だ。が、ほどほどにエージングした段階で言わせてもらうならば、より良い音で鳴らしたいならアンプにパワーが必要だし、音量も必要だ。なおバランス接続はできない。また側圧が強いとのレビューもあるが、小柄な私の場合は明らかに緩いレベルだ。

 出先でのスマホやタブレットをソースとした使用を考えると、USB接続でFIIO BTR-17のデスクトップモードが最低レベル、ifi GRYPHONでもちょっと辛くてボリュームがターボ(出力100%越え)に噛みこむ。持ち運び優先の小型DACではまともに鳴らせない。BTR-17のデスクトップモードのON/OFFでここまで音が変わるイヤホン、ヘッドホンは始めてだ。パワーをぶち込まないと、とにかく低音が締まらない。高音側は出ていて、無駄に持ち上がっている周波数帯が無いか、周波数の増大に対する再生周波数特性の減衰スロープが緩めなのかもしれない。意図的に高周波数の気持ち悪い音(黒板を爪で擦った時の音に近い)を使った音源を聴いてみたら、微かだが久しぶりにその気持ち悪い音が聴こえた(音源を作ったのは耳がまだ衰えていない20年前。もちろん悪意を込めて作った音源だが、シンセの音作り、ミキシングやマスタリングの過程で散々報い?は受けている)。

 箱出しでの音の印象は悪かった。aptX-Lossless+BTR-17と言う構成の影響もあっただろうが、どうにもハウジング内でのドライバの座りが悪い感じがあった。4時間程のエージング(ただのシャッフリング再生だ)を経て今は起こさなくなったが、最初期にはバスドラの音に合わせてハウジングがビビり、軽く開いた手を当てるとビビりに合わせてハウジングのどこかで局所的に息を吸ったり吐いたりするような空気の流れが感じられた。壊れる可能性もあるので全くオススメはできないのだが、このような状況ではドラムンベースといったバスドラやスネアがカンカンと聞こえるぐらい輪郭がはっきりした曲を高出力でぶち込んでやるに限る。ピアノ曲や初期のPSYS(知ってる?)の曲でも良い。もちろん、耳がやられるのでこの時はヘッドホンで音は聴いてはいけない(といった音量でなければならない)。

 アレだ、机の天板に置いたヘッドホンがビリビリしているのが視覚的に分かる最低レベルの音量をぶち込んでやる感じだ。今回の様にうまく行けば、ビリビリと常に振動するのではなく、音に合わせて(微かに)跳ねる感じになる。要はハウジングが無駄にビリビリしていては、本来の音以外の音も鳴っているでしょっていう考えがベースにある。

 繰り返すけど、大音響を使ったエージングは自己責任でドーゾ。←免責事項

 音量が要るよって段階で明確なのだが、こいつは自室専用に決定だ。音漏れを考えれば出先への持ち出しは無理だわねぇ。